中顔面糸リフト– category –

注入・糸・レーザー中顔面糸リフト

中顔面の糸リフトは、溶ける糸を頬の皮下に通し、下がった組織を引き上げる治療です。頬の位置が下がって目の下から影が縦に延びている場合は、見え方の変化が期待できます。

一方、眼窩脂肪の突出や色素沈着そのものを治す方法ではありません。クマには色、袋状のふくらみ、段差や皮膚の薄さなどが重なるため、どの層が関わるかを診察で確かめ、限界やリスク、費用も含めて選ぶことが大切です。

とくに頬の下垂が影に関わるかが、適応を見極める軸になります。

中顔面の糸リフトが変えるのは頬の位置

頬の皮下に通したコグ付きの糸が中顔面をこめかみ側へ引き上げる位置を示した図

糸リフトは頬の組織を支え直す治療であり、目の下にある脂肪を取ったり足したりする方法ではありません。

皮下へ通した糸で下がった組織を支える

溶ける糸を中顔面の皮下へ通し、コグと呼ばれる返しなどを組織にかけて引き上げます。皮膚を切開しない方法ですが、針やカニューレを挿入する医療行為です。

目の下の色やふくらみは別に評価

目の下のクマには、色素や血管の透け、目袋のようなふくらみ、溝や頬側の影が重なる場合があります。糸リフトが関わるのは、主に頬の位置低下で影が縦へ伸びる部分です。

糸リフトが合うクマと合わないクマ

頬を軽く支えたときに影が和らぐ見え方は候補になりますが、クマの原因の中心が別の層にあれば合わない場合があります。

  • 頬の位置低下 … 目の下から頬へ続く影が縦に伸びて見える
  • 眼窩脂肪の突出 … 袋状のふくらみ自体は糸で小さくできない
  • 色素沈着や透け … 皮膚の色や薄さには別の評価が必要になる

年齢ではなく見え方と層で判断

若い方でも中顔面深層の位置関係が影に関わり、年齢が上でも皮膚切除を要しないことがあります。涙袋は眼輪筋による正常なふくらみであり、減らす対象にはしません。

目の下のクマに糸リフトを行う場合の効果と持続期間は、30代・40代であっても組織の状態で異なります。年齢だけで決めず、向くケースと向かないケースを診察で分ける必要があります。

中顔面の糸リフトは素材と形で違いが出る

糸の素材は吸収される速さに関わり、コグの形や太さ、入れる層も引き上げ方と仕上がりを左右します。

素材吸収の速さの目安確認したい点
PDO比較的早い製品ごとの差
PLLA中間的太さや構造
PCL比較的緩やか入れる層

素材名だけでは仕上がりを決められない

同じ素材でも製品によって性状が異なり、必要な本数も組織の厚みや動きで変わります。糸リフトの種類と特徴を確認するときは、素材名だけでなく形状や挿入層も含めて比べます。

糸リフトの効果は時間とともに変化

吸収される糸の変化と、支える力が時間とともに緩やかに低下する経過図

引き上げの変化は施術後から見られますが、糸が吸収されるため、同じ状態が固定して続くわけではありません。

続き方には個人差がある

持続する期間は素材や本数だけでなく、組織の重さ、皮膚の状態や表情の動きにも左右されます。繰り返すほど変化が固定されるとは限らず、再施術の時期は診察で検討します。

糸リフトの効果の持続期間には限界があり、短期の変化と長期の維持は分けて捉える必要があります。期待する範囲と再施術の負担を施術前に照らし合わせることが大切です。

中顔面の糸リフト後に起こる腫れと痛み

施術中は局所麻酔を基本とし、術後は腫れや内出血、痛み、つっぱり感が出ることがあります。

麻酔時と糸を通す場面の感覚

麻酔の注射では痛みを感じることがあり、糸を通す際には押される感覚や引っ張られる感覚が生じます。感じ方には差があるため、不安や痛みに弱いことを事前に伝えてください。

仕事や外出への復帰は余裕を持って判断

腫れや内出血は数日から2週間ほどで落ち着く場合がありますが、仕上がりの変化にはさらに時間を要します。仕事や外出へ戻る時期は症状と職種によって異なるため、予定に余裕を持たせます。

中顔面糸リフトのダウンタイム経過には幅があります。糸リフトで用いる麻酔の種類と術中の感覚、術後の痛みを確認し、自分の生活に合わせて休める日を決める必要があります。

糸リフトの凸凹や感染は経過を分けて対応

引きつりや腫れは経過を見て、赤みや熱感、糸の透けは早めに受診する判断を分けた図

軽い引きつりや腫れは経過とともに和らぐ場合がありますが、感染など早めの診察が必要な症状もあります。

  • 凸凹や引きつり … 糸が組織を不均一に引くと表面へ現れる
  • 左右差 … 腫れの差と固定位置の差を分けて確認する
  • 糸の触れや透け … 浅い層にある場合は診察が必要になる
  • 感染 … 赤みや熱感、膿などを伴う場合がある

強くなる症状は待たずに受診

腫れが強い、熱が出た、痛みが増すときはすぐに受診してください。糸が露出したり、皮膚の色が急に変わったりした場合も、自分で触って戻そうとせず施術した医療機関へ連絡します。

糸リフトの失敗例には、時間の経過を見られるものと処置を要するものがあります。症状が始まった時期と変化を記録しておくと、診察時に状態を伝えやすくなります。

糸リフトと脱脂・ハムラ法は目的が異なる

脱脂は脂肪を減らし、ハムラ法は脂肪を移し、糸リフトは頬を引き上げる違いの比較図

目の下のふくらみを減らす治療、脂肪を移す治療、頬を引き上げる治療は、扱う組織と目的が異なるものです。

ふくらみと段差を同じものにしない

脱脂は眼窩脂肪を減らして袋状のふくらみを小さくし、ハムラ法は脂肪を移動して目の下の段差を整えます。糸は頬側を引き上げるため、同じクマ治療でも届く層が違います。

組み合わせるかは診察で決定

複数の要素が重なる場合は同時に検討されることがあります。ただし、糸リフトと脱脂・ハムラ法の併用ができるかは、組織の状態や施術範囲を診察して決めます。

糸リフトと注入治療は動かすものが違う

糸は下がった組織の位置を引き上げ、注入治療は不足する量を補うため、凹みに見えても同じ選択にはなりません。

量の不足と位置の低下を分ける

脂肪注入やヒアルロン酸注入は、不足したボリュームを補う選択肢です。段差や頬の位置低下を量の不足だけで説明せず、どの層へどれだけ働きかけるかを比べます。

糸リフトの費用は本数と素材で変わる

糸リフトは自由診療であり、費用は糸の素材や本数、施術範囲、麻酔などにより医療機関ごとに異なります。

総額に含まれる内容をそろえて比較

カウンセリングでは、提示額に診察と麻酔の費用が含まれるかを確かめ、薬の処方や術後の診察で追加料金が生じる条件も確認します。追加の糸が必要になった場合の扱いや、再診時の費用も聞いておくと比較しやすくなります。

糸リフトの費用相場は、1本あたりの表示だけでは総額を判断できません。予定する本数と素材、追加費用の条件を書面で確認し、受けられる説明と術後対応も含めて検討します。

よくある質問

中顔面の糸リフトで目の下のクマは改善しますか?

頬の位置低下によって目の下から影が伸びている場合は、見え方が変化することがあります。眼窩脂肪の突出や色素沈着、皮膚の薄さが原因の中心なら、糸だけでは十分に変わらず、診察では原因となる層の見極めが必要です。複数の原因が重なる場合は、別の方法も検討します。

糸リフトの効果はどのくらい続きますか?

続く期間は糸の素材や本数、組織の重さ、皮膚の状態によって異なります。糸は体内で吸収されるため、引き上げの変化が同じまま固定されるわけではありません。生活習慣や表情の動きによる個人差もあるため、再施術の時期は経過を見て相談します。

中顔面の糸リフト後はいつから仕事に戻れますか?

腫れや内出血、つっぱり感の程度と職種によって復帰時期は変わります。人前に出る仕事や表情を大きく動かす仕事、腫れを隠せない職種では、数日多めに休むなど余裕を持った日程が必要です。施術前に休める期間と予定を医師へ伝えてください。

糸リフトと脱脂やハムラ法は同時に受けられますか?

同時に検討される場合はありますが、誰にでも組み合わせられるわけではありません。ふくらみ、段差や頬の位置のどれを変える必要があるか、施術する層と範囲が重ならないかを診察し、同時に行うかを決めます。腫れが強くなる組み合わせでは、時期を分ける判断も必要です。

糸リフトの費用は何で変わりますか?

費用は糸の素材と本数、施術範囲、麻酔や術後診察の扱いによって変わります。1本あたりの表示だけで比べず、予定する総本数と追加費用の条件、提示額に含まれる項目をカウンセリングで確認してください。保証や修正対応の範囲も、総額と併せて確かめます。

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