クマ治療は「色の種類」ではなく、影の原因(=どの層か)で選びます。
脱脂/裏ハムラ/裏ミッドを、適応と限界まで“目的別”に整理します。
ポノクリニック東京|Pono Clinic Tokyo
監修:芝 容平(院長)|院長紹介 最終更新:2026年2月4日
目の下のクマは、「色の種類」だけで決まるものではありません。多くの場合、目の下と中顔面のわずかな位置関係のズレが、光の当たり方によって影として強調されている状態です。
当院では、原因を 浅層・中間層・深層(+皮膚の質) の視点で整理し、必要な層にだけ、必要最小限のアプローチを検討します。経結膜アプローチを中心にご提案することはありますが、適応によって選択肢は変わります。結論を急がず、比較の前に「原因の整理」を大切にしています。
※診断・適応の判断は診察で行います。効果・ダウンタイム・リスクには個人差があります。
文章が苦手な方へ:まず動画で全体像(約13分)
当院のクマ治療を「層(浅層・中間層・深層+皮膚の質)」で整理しています。
〔動画で見る(YouTube)〕
はじめに
このページは、あなたのクマの原因が「どの層に近いか」を短時間で整理し、次に読むべきページへつなぐための入口です。迷いを減らすコツは、最初に「原因を層で整理する“基準”」を整えること。次の順で読むと判断が安定します。
原因を「色の種類」ではなく、層(浅層/中間層/深層+皮膚の質)として整理すると、治療選択がブレにくくなります。
脱脂/裏ハムラ/裏ミッドは、扱う層と狙いが異なります。自分の原因に近いものから読むと理解が早いです。
年代・症状の重なり・ダウンタイムの許容度が近い症例を見ると、期待値が現実的に整います。
予定がある方は、「どの程度の完成度が必要な日か」を基準に逆算すると迷いが減ります。
本当に治療が必要か、必要だとしたらどこまで整えるべきか。構造(層)を確認したうえで一緒に整理します。
※診断・適応の判断は診察で行います。効果・ダウンタイム・リスクには個人差があります。
30秒セルフ整理
クマは1つの原因だけではなく、いくつかが重なっていることも珍しくありません。ここでは診断ではなく、まず「何が主役になりそうか」を整理します。当てはまるカードを1つ選び、次のページへ進むと迷いにくくなります。
段差の影が気になる(光で影が強くなる)
段差に見える影は、ティアトラフという“境界”が起点になっていることがあります。まずは「境界と影の関係」を整理すると、治療の話が理解しやすくなります。
透けて青っぽく見える/小ジワも気になる(体調で目立つ)
構造(段差)だけでなく、皮膚の薄さや血管の透けが関わることがあります(=“質”の軸)。この場合は「構造」とは別軸で、皮膚の状態も評価します。
この3つは別々ではなく、重なっていることも少なくありません。だからこそ当院では、単一の治療名で決め打ちせず、構造(層)から順に整理します。
クマは「種類」ではなく「どの層から影が生まれるか」
クマは黒クマ・青クマといった“種類”で語られがちですが、治療選びで本当に重要なのは、どの層(位置関係)から影が生まれているかです。
ここではまず、原因を 浅層・中間層・深層 の3層で整理します。さらに、透け感や小ジワが関わる場合は、皮膚(表皮〜真皮)=質を別軸として追加評価します。総合ガイドでは、皮膚(質)も含めて 4つの見方(皮膚+浅層+中間層+深層) として体系的に解説します。
浅層(構造)|段差が影として出やすい領域
浅層は、境界(ティアトラフ)と眼窩脂肪の位置関係によって、段差が影として出やすい領域です。
ポイントは脂肪量ではなく、前後の位置関係のズレです。
中間層(構造)|影が“面”として広がって見えることがある領域
中間層では、骨膜上の浅い重心が関わり、影が「線」ではなく“面”として広がって見えることがあります。浅層だけでは説明できない広がりがある場合、連続性の評価が重要になります。
深層(構造)|顔全体の疲れた印象にも影響する領域
深層は、中顔面を支える深層ユニットの重心変化が主体となり、クマだけでなく顔全体の“疲れた印象”に影響しうる領域です。表面の見え方だけでは説明しづらい場合、深層を含めて整理すると治療選択が明確になります。
皮膚(質)|透け感・小ジワに関わる別軸
目の下の皮膚はもともと薄い部位です。透け感や小ジワが目立つ場合、構造のズレに加えて皮膚そのもの(表皮〜真皮)の変化=質が関与していることがあります。この領域は構造(浅層〜深層)とは役割が異なるため、必要に応じて“質”を別軸として整える考え方が有効です。
Pono Clinic Tokyo の構造治療|層に合わせた考え方
※これは治療の優劣を比べる説明ではありません。原因の層によって、選ぶ治療が変わることを示しています。
裏ハムラ
主に「浅層(構造)」の段差(境界)を整える考え方です。浅層で目立ちやすいのは、境界の凹みと、その手前で前方に押し出されて見える眼窩脂肪です。裏ハムラは脂肪を「取る」こと自体を目的にせず、前後の位置関係を整えることで、浅層の段差をなだらかにすることを狙います。
※症状が重なる場合は、中間層・深層も含めて評価します。
Pono式裏ハムラ
「浅層+中間層(構造)」の連続性を意識して整理する考え方です。浅層だけでは説明できない、影が「線」から「面」へ広がって見えるタイプでは、骨膜上の浅い重心(中間層)まで含めて連続性を評価し、影の“広がり方”を調整する設計を検討します。
※必要性がある場合に限り、適応と到達点を整理したうえで提案します。
裏ミッドフェイスリフト
「深層(構造)」の重心に着目し、必要に応じて複合する考え方です。裏ミッドフェイスリフトは、経結膜のまま骨膜下へ到達し、中顔面を支える深層ユニットと支持構造にアプローチする治療です。表面を引っぱるのではなく、土台側のバランスを整えることで、クマだけでなく顔全体の老け感に向き合う選択肢になります。
※全員に必要な治療ではありません。深層の関与が疑われる場合に適応を評価します。
皮膚が薄い場合は、皮膚の“質”(表皮〜真皮)も整える
小ジワや透け感が目立つ場合、構造のズレに加えて皮膚そのものの変化(質)が関与していることがあります。そのようなケースでは、皮膚再生療法(PRPF)により、皮膚の厚みと弾力の回復を目指す治療を検討します。
※適応・回数・到達点は診察で評価します。
