眼窩骨の拡大で目の下がたるむ?目元の骨格変化とクマ・たるみの関係

眼窩骨の拡大で目の下がたるむ?目元の骨格変化とクマ・たるみの関係

目の下のたるみやクマが気になりはじめたとき、多くの方はスキンケアや生活習慣の見直しを考えるでしょう。しかし、たるみの根本原因が「骨」にあると聞いたら驚かれるかもしれません。

実は加齢に伴い、目の周囲を取り囲む眼窩骨(がんかこつ)は少しずつ拡大・吸収され、眼窩という空間そのものが広がっていきます。その結果、眼窩の中に収まっていた脂肪や組織が前方へ押し出されるようにふくらみ、目の下のたるみやクマとなって現れるのです。

この記事では、眼窩骨の老化と目の下のたるみ・クマとの関係を医学的根拠にもとづきながら、わかりやすく解説しています。

目次

目の下のたるみは骨から始まる|眼窩骨が拡大する原因と加齢の影響

目の下のたるみは、皮膚だけの問題ではなく、その奥にある眼窩骨の変化が深く関わっています。加齢とともに眼窩骨が吸収されて眼窩が拡大し、目元を内側から支えていた構造が弱くなることで、たるみが表面に現れるのです。

眼窩骨とは何か|目元を支える「骨の器」の正体

眼窩骨とは、眼球を包み込むように存在する骨のくぼみを構成する骨の総称です。前頭骨や頬骨、上顎骨など複数の骨が組み合わさって1つの「器」のような構造をつくり、眼球や脂肪、筋肉を内側から支えています。

若いころはこの骨の器がしっかりしているため、脂肪や筋肉は適切な位置に収まっています。ところが年齢を重ねると、骨自体が薄くなったり吸収されたりして、器のふちが広がるように変形していきます。

なぜ加齢で眼窩が広がるのか|骨吸収が進む仕組み

人間の骨は一生を通じてつくり替えられており、古い骨を壊す「骨吸収」と新しい骨をつくる「骨形成」のバランスで維持されています。しかし加齢やホルモンの変化によって骨吸収のほうが優勢になると、骨量が徐々に減少していきます。

顔の骨も例外ではありません。とくに眼窩の内側下方の縁は骨吸収の影響を受けやすい部位として報告されています。その結果、眼窩の開口部が上下・左右にわずかに拡大し、中に収まっていた組織を支えきれなくなるのです。

年代別にみる眼窩骨の変化

年代眼窩骨の状態目元への影響
20〜30代骨量が安定している目元にハリがあり、脂肪の突出はほぼない
40〜50代骨吸収が徐々に優勢になる目の下のふくらみやクマが目立ちはじめる
60代以降眼窩の拡大がさらに進行するたるみが深くなり影グマが常態化しやすい

遺伝や骨密度の低下も眼窩拡大を加速させる

眼窩骨の変化スピードには個人差があります。もともと骨格が華奢なタイプの方や、閉経後の女性のように骨密度が急激に低下しやすい方は、眼窩の拡大が早い段階から始まる傾向にあるといえます。

家族に目の下のたるみが目立つ方がいる場合、遺伝的に眼窩骨の吸収が進みやすい体質である可能性も否定できません。骨密度を維持する食事や運動習慣が、目元のエイジングケアにもつながる点は見逃せないでしょう。

眼窩脂肪の突出が目の下のたるみ・ふくらみをつくる

眼窩骨が拡大すると、眼窩の中に存在する脂肪の位置が不安定になります。支えを失った脂肪が前方にせり出してくることが、目の下のふくらみやたるみの直接的な原因です。

眼窩脂肪が前に飛び出す仕組みを知ろう

眼窩の中には眼球を保護するためのクッションとして、眼窩脂肪と呼ばれる脂肪組織が存在します。この脂肪は「眼窩隔膜」という薄い膜によって眼窩内に収められていますが、加齢で膜が薄くなり、さらに眼窩骨の支えも弱くなると、脂肪が前に押し出されてきます。

目の下にぷっくりとしたふくらみができるのは、まさにこの眼窩脂肪が前方へ突出している状態です。鏡を見て「目の下の膨らみが気になる」と感じる方の多くは、この脂肪の突出が関係しています。

たるみとクマは同時に起こることが多い

眼窩脂肪が突出してふくらみができると、そのすぐ下に影ができます。この影が暗く見えることで「クマ」として認識されるケースが少なくありません。つまり、たるみとクマは別の症状のようでいて、実は同じ原因から連鎖的に発生していることが多いのです。

とくに、光の当たり方によって目の下の影が濃くなる「影グマ」は、平面的なスキンケアでは改善しにくい点が厄介です。凹凸そのものが影を生んでいるため、構造的な変化を理解したうえで対策を考える必要があります。

眼窩脂肪の量は人によって違う

眼窩脂肪の量には生まれつきの個人差があります。もともと脂肪の量が多い方は、若い時期から目の下にふくらみが出やすく、加齢に伴う突出もより目立ちやすくなるでしょう。

一方で、脂肪が少ないタイプの方は、加齢とともに目の下がくぼみやすくなります。くぼみが深くなることで影が生じ、やはりクマやたるみとして見えてしまう場合があるのです。

脂肪の量若年時の見え方加齢後の変化
多いタイプ目の下がふっくらして見える脂肪が前に突出し、ふくらみ・たるみになりやすい
少ないタイプ目の下がフラットに見えるくぼみが進行し、影グマが目立ちやすい

目の下のクマは3種類ある|原因別にみる黒クマ・茶クマ・青クマの違い

「クマ」とひとくくりにされがちですが、原因によって黒クマ・茶クマ・青クマの3つに分けられます。眼窩骨の拡大と直結するのは黒クマですが、複数のタイプが重なっていることも珍しくありません。

黒クマは目の下の影が原因|眼窩骨の老化と直結する

黒クマは、目の下のふくらみやくぼみによってできる「影」が原因です。眼窩骨の拡大で眼窩脂肪が前に突出したり、逆に頬の骨が痩せてくぼみが深くなったりすると、凹凸が際立ち、そこに影が落ちて黒っぽく見えます。

上を向くと薄くなるのが黒クマの特徴です。光の角度が変わることで影が消えるため、構造的な問題が原因であることがわかります。

茶クマは色素沈着によるもの

茶クマは、目元の皮膚にメラニン色素が沈着して茶色っぽく見えるタイプです。紫外線ダメージや目をこする習慣による摩擦などが主な原因とされています。

皮膚を引っ張っても色が変わらないのが茶クマの見分け方です。骨格の変化とは直接関係が薄いものの、黒クマと重なると目元の暗さがより強調されてしまいます。

目の下のクマを見分ける簡易チェック

チェック方法変化の有無推定されるタイプ
上を向いて鏡を見る薄くなる黒クマ(影グマ)
皮膚を横に引っ張る色が変わらない茶クマ(色素沈着)
皮膚を横に引っ張る色が薄くなる青クマ(血行不良)

青クマは血行不良が原因で起こる

青クマは、目の周りの血行が悪くなることで、皮膚の下の静脈が透けて青紫色に見えるタイプです。睡眠不足や冷え、長時間のパソコン作業による疲労などが引き金になりやすいでしょう。

目の下の皮膚はもともと非常に薄いため、血流の状態がダイレクトに見た目に反映されます。加齢で皮膚がさらに薄くなると、青クマもいっそう目立つようになるため注意が必要です。

眼窩骨だけではない|頬骨や上顎骨の萎縮も目の下のたるみに影響する

目の下のたるみを引き起こすのは眼窩骨の変化だけではありません。頬骨や上顎骨の萎縮が進むことで顔全体の骨格が痩せ、目の下からほうれい線にかけての凹凸がより目立つようになります。

頬骨が痩せるとゴルゴラインが深くなる

頬骨は顔の中央部分にボリュームを与え、若々しい印象を支える土台のような存在です。加齢によって頬骨が痩せると、頬の位置が下がり、目頭から斜めに走るいわゆる「ゴルゴライン」が目立つようになります。

ゴルゴラインは目の下のたるみと一体化して見えることが多く、実年齢以上に疲れた印象を与えがちです。骨格の萎縮が土台から崩れるように顔全体の印象を変えてしまう点は、見過ごせない問題といえます。

上顎骨の吸収がほうれい線を深くする

上顎骨は鼻の横から口元にかけて広がる骨で、顔の中顔面(ちゅうがんめん)を支えています。この骨が吸収されて後退すると、皮膚や脂肪を支える土台が下がり、ほうれい線が深く刻まれるようになります。

目の下のたるみとほうれい線が同時に悪化するケースでは、上顎骨の萎縮が共通の原因になっていることも珍しくありません。

顔面骨格の老化は30代後半から緩やかに進行する

顔の骨格が目に見えて変化するのは50代以降と思われがちですが、実際には30代後半から骨吸収の兆候は始まっています。変化のスピードが緩やかなため気づきにくいだけで、長い年月をかけて積み重なった結果が、40代・50代で一気に表面化するのです。

とくに女性は閉経前後にエストロゲンの分泌が急減し、骨密度の低下が加速します。この時期に目の下のたるみが急に進行したと感じる方は、骨格レベルの変化が影響している可能性があります。

骨の部位萎縮による影響見た目に現れるサイン
眼窩骨眼窩の拡大と脂肪の突出目の下のたるみ・ふくらみ・黒クマ
頬骨頬のボリューム低下ゴルゴライン・頬のこけ
上顎骨中顔面の後退ほうれい線の深化・口元のたるみ

セルフケアで目の下のたるみ進行を遅らせる生活習慣

眼窩骨の拡大そのものをセルフケアで元に戻すことは難しいものの、たるみの進行を遅らせたり、見た目の印象を改善したりするために日常生活で実践できることはあります。骨の健康を守りながら、目元の組織を良い状態に保つ習慣を意識することが大切です。

骨密度を守る食事と栄養素の取り方

骨の健康維持にはカルシウムとビタミンDの組み合わせが欠かせません。カルシウムは乳製品や小魚、大豆製品などに豊富に含まれ、ビタミンDは鮭やきのこ類、卵黄から摂取できます。

ビタミンDは紫外線を浴びることで体内でも合成されますが、目元の紫外線対策とのバランスも考慮して、食事やサプリメントからの補給も検討してみてください。ビタミンKも骨の代謝に関与する栄養素として注目されています。

紫外線対策は目元のコラーゲンを守る基本

紫外線は皮膚のコラーゲンやエラスチンを分解し、目元のたるみを加速させる要因です。日焼け止めはもちろん、サングラスやつばの広い帽子で物理的に紫外線をカットすることも有効でしょう。

目元の老化を遅らせるための日常ケア

  • 日焼け止めは目の際まで塗り残しなく塗布する
  • UVカット機能つきサングラスを外出時に着用する
  • 目をこすらない(摩擦は色素沈着の原因になる)
  • 十分な睡眠で目元の血行を保つ
  • スマートフォンの長時間使用を避け、眼精疲労を軽減する

目元のマッサージは優しく行うのが鉄則

血行促進のために目元をマッサージする方は多いですが、力を入れすぎると皮膚にダメージを与え、かえってたるみや色素沈着を悪化させてしまいます。薬指の腹で軽くタッピングするくらいの力加減が目安です。

オイルやクリームを塗って指の滑りを良くしたうえで、目の下からこめかみに向かって優しくなでるようにマッサージすると、リンパの流れを促せます。摩擦を与えないことを常に意識してください。

医療機関で受けられる目の下のたるみ治療にはどんな選択肢がある?

セルフケアでは限界を感じる場合、医療機関での治療も選択肢の1つです。目の下のたるみに対する医療的な治療法にはいくつかの種類があり、原因や状態に応じて医師と相談しながら方針を決めていく流れが一般的です。

経結膜脱脂術は眼窩脂肪の突出に直接アプローチする

経結膜脱脂術(けいけつまくだっしじゅつ)は、下まぶたの裏側(結膜側)から切開し、前方に突出した眼窩脂肪を適量取り除く手術です。皮膚の表面に傷が残らないのが大きな利点で、目の下のふくらみが気になる方に選ばれることが多い術式です。

ただし、脂肪を取りすぎるとくぼみが目立つこともあるため、術前の診察で取り除く量を慎重に判断することが求められます。

ヒアルロン酸注入はくぼみや影の改善に向いている

目の下のくぼみが深く、影グマが目立つケースでは、ヒアルロン酸をくぼんだ部分に注入して平坦に整える治療も行われています。メスを使わない施術であるため身体への負担が比較的少なく、ダウンタイムも短い傾向にあるといえます。

ただしヒアルロン酸は体内で徐々に吸収されるため、効果を維持するには定期的な再注入が必要です。注入部位や量を誤ると不自然な仕上がりになるリスクもあるため、経験豊富な医師に施術を依頼してください。

脂肪注入で目元のボリュームを補う方法もある

自分自身の脂肪を採取し、目の下のくぼみに注入する「脂肪注入」という方法もあります。自家組織を使用するためアレルギーのリスクが低く、生着した脂肪は長期間にわたって効果が持続する点が特徴です。

一方で、注入した脂肪がすべて生着するわけではなく、生着率には個人差があります。医師との事前カウンセリングで期待できる効果やリスクを十分に確認しておきましょう。

治療法主な対象特徴
経結膜脱脂術眼窩脂肪の突出(ふくらみ)皮膚表面に傷が残りにくい
ヒアルロン酸注入くぼみ・影グマメスを使わないが定期的な再注入が必要
脂肪注入くぼみ・ボリューム不足自家組織で長期的な効果が期待できる

目の下のたるみ予防は何歳から始めるべきか|早めの対策が差をつける

目の下のたるみは、年齢を重ねてから急に現れるわけではなく、20代後半から水面下で少しずつ進行しています。早い段階から対策を始めた方と、症状が進行してから対策を始めた方とでは、将来の目元の印象に大きな差がつくでしょう。

20代後半〜30代は予防の黄金期

まだたるみが目に見えて現れていない20代後半〜30代は、予防に取り組むベストタイミングです。この時期に紫外線対策を徹底し、骨密度を維持する食生活を習慣化しておくことで、将来の眼窩骨の萎縮スピードを穏やかに保てる可能性があります。

年代別に取り組みたい目元ケア

年代優先すべきケアポイント
20〜30代紫外線対策・骨密度維持予防に注力し、土台を守る時期
40〜50代保湿強化・医療相談変化を感じたら早めに専門医に相談
60代以降総合的なエイジングケア生活習慣と医療を組み合わせて対応

40代以降は「気になったとき」がスタートライン

「もう40代だから手遅れ」と思う必要はまったくありません。目の下のたるみが気になった瞬間が、対策を始めるタイミングです。今から紫外線対策を徹底し、骨の健康を意識した栄養摂取を続ければ、これ以上の進行を緩やかにすることは十分に可能です。

また、すでにたるみが進行している場合でも、医療機関で適切な治療を受けることで改善が期待できます。年齢を理由にあきらめるのではなく、今の自分にできることを1つずつ積み上げていく姿勢が大切でしょう。

定期的な骨密度チェックも目元ケアにつながる

骨粗しょう症の予防で行われる骨密度検査は、目元のたるみ予防の観点からも参考になります。骨密度の低下が確認された場合、顔の骨格にも同様の変化が起きている可能性があるからです。

健康診断のオプションや自治体の検診で骨密度を測定できる機会があれば、積極的に利用してみてください。全身の骨の健康を守ることが、目元の若々しさを保つことにもつながります。

よくある質問

眼窩骨の拡大は何歳くらいから始まる?

眼窩骨の拡大につながる骨吸収は、30代後半ごろから緩やかに始まるとされています。ただし、変化のスピードには個人差があり、骨密度や遺伝的要因、生活習慣によって異なります。

40代以降になると変化が加速し、目の下のたるみやクマとして見た目に現れやすくなるため、早い段階から骨の健康を意識した生活を心がけることが望ましいでしょう。

眼窩骨の老化による目の下のたるみはセルフケアで改善できる?

眼窩骨の拡大そのものをセルフケアで元に戻すことは困難です。骨の変化は不可逆的な面が大きいため、スキンケアやマッサージだけで根本的に解消することは難しいといえます。

ただし、紫外線対策や保湿ケア、骨密度を維持する食生活を続けることで、たるみの進行速度を緩やかにすることは期待できます。セルフケアで改善が実感しにくい場合は、医療機関への相談も検討してみてください。

眼窩脂肪の突出による目の下のふくらみとクマは別の症状?

眼窩脂肪の突出による目の下のふくらみと、そのふくらみが生み出す影(黒クマ)は、原因が共通していることが多い症状です。ふくらみができることで凹凸が生じ、光の当たり方で影が落ちて黒クマとして認識されます。

つまり、ふくらみとクマは見た目には別の症状に感じられますが、眼窩骨の拡大や眼窩脂肪の前方突出という同じ構造的変化から派生している場合が多いのです。

目の下のたるみ治療で眼窩骨の変化にも対応できる?

現在の一般的な治療では、眼窩骨そのものを元の状態に戻す方法は確立されていません。しかし、眼窩脂肪の突出を取り除く経結膜脱脂術や、くぼみをヒアルロン酸や脂肪注入で補う治療によって、骨格変化がもたらす「見た目のたるみ」を改善することは十分に可能です。

骨の変化に直接アプローチするのではなく、軟部組織のバランスを整えることで若々しい目元を取り戻す方法が、現在の医療の主流となっています。

骨密度の低下と目の下のたるみには関連がある?

骨密度の低下と目の下のたるみには関連があると考えられています。全身の骨密度が低下している方は、顔面骨格の骨吸収も進んでいる可能性が高く、眼窩骨の拡大を通じて目の下のたるみが生じやすくなります。

とくに閉経後の女性はエストロゲンの減少により骨密度が急激に下がるため、目の下のたるみが加速するケースが報告されています。骨密度を維持するための食事や適度な運動が、目元のエイジングケアにも役立つでしょう。

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この記事を書いた人

Dr.芝容平のアバター Dr.芝容平 Pono clinic院長

日本美容外科学会認定専門医

防衛医科大学校卒業後、皮膚科医として研鑽を積み、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医を取得(〜2022年)。その後、大手美容外科にて院長や技術指導医を歴任し、多数の医師の指導にあたる。 「自分の家族や友人に勧められる、誠実で質の高い美容医療」を信条とし、2023年にPono clinicを開業。特にライフワークとする「切らないクマ治療(裏ハムラ・裏ミッドフェイスリフト)」や中顔面の若返り手術において、医学的根拠に基づいた高い技術力に定評がある。

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