裏ミッドフェイスリフト®|20代女性・目の下から頬まで整えた症例
この症例は、20代女性の裏ミッドフェイスリフト®の症例です。
若い年代のクマ治療では、目の下のふくらみだけを見て「脱脂でよい」と判断されることがあります。しかし、実際には目の下の段差や頬上部まで広がる影が関係している場合があり、脂肪を取るだけでは十分に整わないことがあります。
この症例では、目の下だけを単独で平らにするのではなく、目の下から頬までの連続性を整えることを重視し、裏ミッドフェイスリフト®を選択しました。
この症例写真で見るポイント
この症例では、目の下のふくらみが減ったかだけでなく、目の下と頬の境界がどのように変化しているかを見てください。
20代であっても、頬上部まで影が広がっている場合は、眼窩脂肪だけでなく、ティアトラフ、SOOF、中顔面深層の位置関係を分けて評価する必要があります。
正面・笑顔・上方視・閉眼・左右斜位・術後経過を同じ構成で比較することで、静止時だけでなく、表情や角度による変化、術後のなじみ方まで確認できます。

正面:目の下のふくらみと、頬上部まで広がる影を確認します。術後は、目の下と頬の境界がなだらかになり、顔の中心に光が入りやすくなっている点が重要です。

閉眼:閉眼時は、下まぶたの皮膚表面、左右差、下まぶたの自然さを確認します。皮膚を切開しない治療であっても、術後の質感や緊張感を見るうえで重要です。

笑顔:笑ったときに、目の下の段差や頬との境界がどのように見えるかを確認します。術後も不自然に引きつるのではなく、表情の中で目の下から頬までの連続性が保たれているかを見ます。

笑顔:笑ったときに、目の下の段差や頬との境界がどのように見えるかを確認します。術後も不自然に引きつるのではなく、表情の中で目の下から頬までの連続性が保たれているかを見ます。

左向き:斜めから見ることで、正面だけでは分かりにくい目の下から頬上部へのつながりを確認できます。術後は、頬まで続いていた影が浅くなり、斜めから見たときの疲れた印象が軽減しています。

右向き:反対側からも、目の下と頬上部のつながりを確認します。左右の斜位で見ることで、片側だけでなく中顔面全体の影の流れが整っているかを評価しやすくなります。

術後経過:術後早期は腫れやむくみが残ることがあります。時間の経過とともに、目の下から頬までのラインはより自然になっていきます。完成にはさらに時間がかかります。
診療メニュー:クマ治療
施術名:裏ミッドフェイスリフト®(裏ハムラ+骨膜下リフト)
年代・性別:20代・女性
症例タグ:20代/中顔面/影が頬まで広がる(頬のピークが下がる)/段差・凹みが気になる/目の下のクマ/透け・皮膚の薄さが気になる
費用:750,000円(麻酔代等別途)
ダウンタイム:2週間程度
リスク/副作用:腫れ・内出血・左右差・違和感・イメージとの違いなどを生じる事があります。
この症例をもとに、治療選択の考え方をYouTubeでも解説しています
この症例に関連して、当院のYouTubeでは、裏ハムラ・裏ミッドフェイスリフト®・PRPF®療法をどのような場合に選択するのかを解説しています。
クマ治療では、年齢や治療名だけで判断するのではなく、目の下のふくらみ、ティアトラフの段差、頬との境界、中顔面深層、皮膚の薄さを分けて考える必要があります。
動画では、外科的に構造を整える治療が必要な場合と、ダウンタイムを大きく取れない方にPRPF®療法を検討する場合の違いについても説明しています。
この症例の構造診断
この症例では、目の下のふくらみだけでなく、目の下と頬の境界、頬上部まで広がる影が見られました。
若い年代では、皮膚の余りや加齢変化が少ないため、目の下のふくらみだけに注目されやすくなります。しかし、クマの見え方は眼窩脂肪だけで決まるわけではありません。ティアトラフの段差、SOOFの位置、中顔面深層の支え方によって、目の下から頬までの影の出方が変わります。
| 主な見え方 | 目の下のふくらみ、段差・凹み、頬まで広がる影 |
|---|---|
| 関与していた構造 | 眼窩脂肪、ティアトラフ、SOOF、中顔面深層 |
| 眼窩脂肪 | 目の下のふくらみとして関与していましたが、単純に取ればよい状態ではありませんでした。 |
| ティアトラフ | 目の下と頬の境界となる段差に関与していました。 |
| SOOF・中顔面深層 | 頬上部まで広がる影と、目の下から頬への連続性の低下に関与していました。 |
| この症例で見るポイント | 若い年代でも、目の下だけでなく頬まで含めて整える必要があるタイプかどうかです。 |
なぜ裏ミッドフェイスリフト®を選択したか
この症例では、目の下のふくらみだけでなく、頬との境界や頬上部まで続く影が関係していました。
脱脂で眼窩脂肪だけを減らすと、ふくらみは軽く見える一方で、ティアトラフの段差や頬との境界が残ることがあります。若い方では皮膚に余裕が少ない分、脂肪を取りすぎるとくぼみや影が目立ちやすくなることもあります。
裏ハムラは目の下の段差を整える治療ですが、頬上部まで影が広がっている場合や、中顔面深層の支えが関係している場合には、目の下だけの処理では十分でないことがあります。
この症例では、PRPF®療法のように皮膚・皮下組織の質感を整える治療だけでは、目の下から頬までの構造的な境界を十分に変えることは難しいと考えました。そのため、脂肪を取ることを中心に考えるのではなく、目の下から頬までの構造を整える裏ミッドフェイスリフト®を選択しました。
裏ハムラ・裏ミッド・PRPF®療法の考え方
クマ治療では、どの治療名を選ぶかよりも、どの構造がその見え方をつくっているかを整理することが重要です。
裏ハムラは、主に目の下の眼窩脂肪とティアトラフ周囲の段差を整える治療です。段差の中心が目の下にあり、頬上部や中顔面深層の影響が強くない場合には、裏ハムラが適することがあります。
一方で、この症例のように、目の下だけでなく頬との境界や頬上部まで広がる影が関係している場合には、目の下だけを整えても十分でないことがあります。その場合は、目の下から頬までの構造を整える裏ミッドフェイスリフト®を検討します。
PRPF®療法は、目の下から頬の皮膚・皮下組織の質感やなじみを改善する選択肢です。クマ治療の根本治療というより、外科的な治療のダウンタイムを取りにくい方や、負担を抑えながら改善を目指したい方に検討する方法です。適応を選べば、効果がきちんと続く治療として価値があります。
つまり、裏ハムラ、裏ミッドフェイスリフト®、PRPF®療法は優劣で選ぶものではなく、原因の層と、取れるダウンタイム、求める変化の大きさによって使い分ける治療です。
術後写真で見るべきポイント
術後写真では、目の下のふくらみが減ったかだけではなく、頬との境界がなだらかになっているかを確認してください。
術後は、目の下から頬までの連続性が整い、顔の中心に光が入りやすくなっています。目の下だけを平らにするのではなく、中顔面まで含めて整えることで、自然な若々しさにつながっています。
特に、笑顔や斜位写真では、表情時の自然さや、斜めから見たときの頬上部の立体感を確認できます。
この治療で改善できること・残る可能性があること
裏ミッドフェイスリフト®は、目の下から頬までの構造を整えることで、ふくらみ、段差、頬まで広がる影の見え方を改善する治療です。
一方で、皮膚そのものの薄さ、小じわ、色素沈着を完全になくす治療ではありません。また、すべての若い症例に裏ミッドフェイスリフト®が必要なわけでもありません。目の下のふくらみだけが中心で、頬との境界や中顔面深層が大きく関係しない場合には、別の治療が適していることもあります。
PRPF®療法は、ダウンタイムを大きく取れない方や、外科的な治療に抵抗がある方にとって、負担を抑えながら改善を目指せる選択肢です。ただし、目の下から頬までの構造的な境界を大きく変える治療ではないため、適応を分けて考える必要があります。
腫れ、内出血、左右差、違和感、仕上がりの感じ方には個人差があります。症例写真や動画は治療結果の一例であり、同じ治療で同じ結果を保証するものではありません。
関連ページ
目の下のクマは、治療名だけで判断せず、原因の層を整理することが大切です。クマ治療全体の考え方や治療選択の流れは、以下のページも参考にしてください。

