裏ハムラ法|30代女性・目の下の段差を整えた症例

担当医師の紹介

Pono clinic院長/
日本美容外科学会認定専門医

芝 容平 Shiba Yohei

専門分野:クマ治療/再生医療/若返り・エイジングケア/目元整形

この症例は、30代女性の裏ハムラの症例です。

目の下のふくらみと、ティアトラフ周囲の段差が目立っていた症例です。影の中心が目の下から頬全体へ大きく広がるというより、目の下のふくらみとその下の段差が主に問題になっていました。

このようなタイプでは、眼窩脂肪を単純に取るだけでは、目の下の段差やくぼみが残ることがあります。そのため、この症例では、脂肪を取るのではなく、眼窩脂肪を移動してティアトラフ周囲の段差を整える裏ハムラを選択しました。

この症例写真で見るポイント

この症例では、目の下のふくらみがどのように変化したかだけでなく、その下にあるティアトラフ周囲の段差がなだらかになっているかを見てください。

裏ハムラは、目の下の眼窩脂肪を移動し、ふくらみと段差のバランスを整える治療です。目の下の段差が中心で、中顔面深層まで大きく整える必要がない場合には、裏ハムラがよい適応になることがあります。

正面・笑顔・上方視・閉眼・左右斜位・術後経過を同じ構成で比較することで、静止時だけでなく、表情や角度による変化、術後のなじみ方まで確認できます。

30代女性の症例、目の下のクマ取り、裏ハムラ、目の下のクマ改善 (7)

正面:目の下のふくらみと、ティアトラフ周囲の段差を確認します。術後は、ふくらみとその下の段差がなだらかになり、目の下の影が目立ちにくくなっています。

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閉眼:閉眼時は、下まぶたの皮膚表面、左右差、下まぶたの自然さを確認します。皮膚を切開しない治療であっても、術後の質感や緊張感を見るうえで重要です。

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上方視:上を向いた状態では、眼窩脂肪の前方への圧や下まぶたのふくらみが強調されやすくなります。裏ハムラでは脂肪を取るのではなく移動することで、突出感とその下の段差を整えます。

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笑顔:笑ったときに、目の下の段差や下まぶたの自然さを確認します。術後も表情の中で不自然な引きつれがなく、目の下のふくらみと段差のバランスが整っているかを見ます。

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左向き:斜めから見ることで、正面だけでは分かりにくい目の下のふくらみとティアトラフの段差を確認できます。術後は、目の下のふくらみから頬へのつながりがなだらかになっています。

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右向き:反対側からも、目の下のふくらみと段差のつながりを確認します。左右の斜位で見ることで、目の下の影の流れが自然に整っているかを評価しやすくなります。

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術後経過:術後早期は腫れやむくみが残ることがあります。時間の経過とともに、移動した脂肪がなじみ、目の下のふくらみと段差のラインはより自然になっていきます。

診療メニュー:クマ治療

施術名:裏ハムラ

年代・性別:30代・女性

症例タグ:30代ふくらみが気になるアンチエイジング段差・凹みが気になる目の下のクマ

費用:650,000円(麻酔代等別途)

ダウンタイム:2週間程度

リスク/副作用:腫れ・内出血・左右差・違和感・イメージとの違いなどを生じる事があります。

この症例をもとに、治療選択の考え方をYouTubeでも解説しています

この症例に関連して、当院のYouTubeでは、裏ハムラ・裏ミッドフェイスリフト®・PRPF®療法をどのような場合に選択するのかを解説しています。

クマ治療では、年齢や治療名だけで判断するのではなく、目の下のふくらみ、ティアトラフの段差、頬との境界、中顔面深層、皮膚の薄さを分けて考える必要があります。

この症例は、影の中心が主に目の下のふくらみとティアトラフ周囲の段差にあり、裏ハムラが適応になった症例です。動画では、裏ハムラでよい場合、裏ミッドフェイスリフト®まで検討する場合、PRPF®療法を選ぶ場合の違いも解説しています。

この症例の構造診断

この症例では、目の下のふくらみと、ティアトラフ周囲の段差が主な問題でした。

目の下のふくらみだけを見ると、脱脂で脂肪を取ればよいように見えることがあります。しかし、ふくらみの下に段差やくぼみがある場合、脂肪を取るだけでは段差が残る、あるいはくぼみが強く見えることがあります。

一方で、この症例では、頬上部まで広がる大きな面状の影や、中顔面深層の位置低下が中心ではありませんでした。そのため、裏ミッドフェイスリフト®ではなく、目の下のふくらみとティアトラフ周囲の段差を整える裏ハムラを選択しています。

主な見え方目の下のふくらみ、ティアトラフ周囲の段差、目の下の影
関与していた構造眼窩脂肪、ティアトラフ、下まぶたから頬への境界
眼窩脂肪目の下のふくらみとして関与していました。単純に取るのではなく、段差を埋める方向に移動する方が自然と判断しました。
ティアトラフ目の下のふくらみの下にある段差に関与していました。この段差を整えることが、この症例の治療の中心でした。
中顔面深層頬全体の位置低下や、頬上部まで広がる影が中心ではなかったため、裏ミッドフェイスリフト®までは必要ないと判断しました。
この症例で見るポイント脱脂ではなく裏ハムラで、目の下のふくらみとティアトラフの段差がどのようになだらかになったかです。

なぜ裏ハムラを選択したか

この症例では、目の下のふくらみと、その下のティアトラフ周囲の段差が主な問題でした。

脱脂で眼窩脂肪だけを減らすと、ふくらみは軽く見える一方で、段差やくぼみが残る可能性があります。特に、ふくらみの下に明確な段差がある場合は、脂肪を取るだけでなく、段差をなだらかにする設計が必要です。

裏ハムラは、眼窩脂肪を移動してティアトラフ周囲の段差を整える治療です。この症例では、影の中心が目の下から頬全体へ大きく広がっていたわけではなく、中顔面深層まで大きく整える必要はありませんでした。

そのため、裏ミッドフェイスリフト®ではなく、裏ハムラを選択しました。治療名を先に決めるのではなく、影がどの構造から生じているかを見て選択することが大切です。

裏ハムラ・裏ミッド・PRPF®療法の考え方

クマ治療では、どの治療名を選ぶかよりも、どの構造がその見え方をつくっているかを整理することが重要です。

裏ハムラは、主に目の下の眼窩脂肪とティアトラフ周囲の段差を整える治療です。この症例のように、段差の中心が目の下にあり、頬上部や中顔面深層の影響が強くない場合には、裏ハムラが適することがあります。

一方で、目の下だけでなく頬との境界や頬上部まで影が広がっている場合には、目の下だけを整えても十分でないことがあります。その場合は、目の下から頬までの構造を整える裏ミッドフェイスリフト®を検討します。

PRPF®療法は、目の下から頬の皮膚・皮下組織の質感やなじみを改善する選択肢です。クマ治療の根本治療というより、外科的な治療のダウンタイムを取りにくい方や、負担を抑えながら改善を目指したい方に検討する方法です。

つまり、裏ハムラ、裏ミッドフェイスリフト®、PRPF®療法は優劣で選ぶものではなく、原因の層と、取れるダウンタイム、求める変化の大きさによって使い分ける治療です。

術後写真で見るべきポイント

術後写真では、目の下のふくらみが減ったかだけでなく、ティアトラフ周囲の段差がなだらかになっているかを見てください。

この症例では、脂肪を単純に取るのではなく、眼窩脂肪を移動して段差を整えています。そのため、目の下が不自然にくぼむのではなく、ふくらみと段差の境界がなだらかになっている点が重要です。

また、正面だけでなく、笑顔、上方視、左右斜位で見たときに、下まぶたから頬へのつながりが自然に保たれているかも確認してください。

この治療で改善できること・残る可能性があること

裏ハムラは、目の下のふくらみとティアトラフ周囲の段差を整える治療です。脱脂だけでは段差やくぼみが残りやすいタイプでは、裏ハムラが選択肢になります。

一方で、頬上部まで広がる影や、中顔面深層の位置低下が強い場合には、裏ハムラだけでは十分でないことがあります。その場合は、裏ミッドフェイスリフト®など、より深い構造を整える治療を検討します。

また、皮膚そのものの薄さ、小じわ、色素沈着、血管や眼輪筋の透けを完全になくす治療ではありません。皮膚側の要素が中心の場合には、PRPF®療法などを検討することがあります。

腫れ、内出血、左右差、違和感、仕上がりの感じ方には個人差があります。症例写真や動画は治療結果の一例であり、同じ治療で同じ結果を保証するものではありません。

関連ページ

目の下のクマは、治療名だけで判断せず、原因の層を整理することが大切です。クマ治療全体の考え方や治療選択の流れは、以下のページも参考にしてください。