裏ミッドフェイスリフト®後にPRPF®療法 4例

担当医師の紹介

Pono clinic院長/
日本美容外科学会認定専門医

芝 容平 Shiba Yohei

専門分野:クマ治療/再生医療/若返り・エイジングケア/目元整形

このページでは、裏ミッドフェイスリフト®で目の下から頬にかけての構造を整えた後、目の下の皮膚の質感を整える目的でPRPF®療法を行った4例を掲載しています。

それぞれの画像は、施術前・裏ミッドフェイスリフト®術後半年・PRPF®療法後半年の3時点を比較できるように構成しています。

この症例群で見るべきポイントは、まず裏ミッドフェイスリフト®で構造による影がどのように整い、その後PRPF®療法によって目の下の皮膚の薄さ・透け感・質感がどのように変化しているかです。

この症例写真で見るポイント

目の下のクマは、すべてが同じ原因で生じるわけではありません。

目の下から頬にかけての段差や、頬上部まで広がる影は、眼窩脂肪・ティアトラフ・SOOF・中顔面深層の位置が関係します。
一方で、青み・赤み・細かい小ジワ・皮膚の薄さ・透け感は、皮膚そのものの質が関係します。

この4例では、まず裏ミッドフェイスリフト®で目の下から頬にかけての構造的な影を整えています。
そのうえで、残った目の下の皮膚の薄さや透け感、質感を整える目的でPRPF®療法を追加しています。

つまり、PRPF®療法は裏ミッドフェイスリフト®の代わりではありません。
構造を動かす治療ではなく、構造が整った後に、皮膚表面の質感や透け感を補う治療として用いています。

写真の見方

施術前

施術前の写真では、目の下の影がどこから始まり、どこまで広がっているかを確認します。

目の下のふくらみやティアトラフの段差だけでなく、頬上部まで影が広がっている場合は、皮膚だけの問題ではなく、中顔面の構造が関係している可能性があります。

この段階で大切なのは、「皮膚が薄いからPRPF®療法だけでよい」と単純に判断しないことです。
構造の段差や中顔面の位置低下が残ったままでは、皮膚治療だけでクマ全体を整えることは難しくなります。

裏ミッドフェイスリフト® 術後半年

裏ミッドフェイスリフト®術後半年の写真では、目の下から頬にかけての構造的な影がどのように変化しているかを確認します。

裏ミッドフェイスリフト®は、目の下のふくらみを取るだけの治療ではありません。
裏ハムラによって目の下の段差を整え、さらに骨膜下の層から中顔面の深い構造を整えることで、目の下から頬にかけての連続性を改善する治療です。

術後半年の時点では、クマの中心となっていた構造的な影が浅くなり、顔の中心に光が入りやすくなっています。
一方で、皮膚そのものの薄さや透け感、小ジワ、色味は一部残ることがあります。

PRPF®療法後 半年

PRPF®療法後半年の写真では、構造が整った後の皮膚の質感の変化を確認します。

PRPF®療法は、目の下の皮膚の厚み、ハリ、透け感、小ジワ、質感を整える目的で用います。
目の下そのものは皮膚直下に眼輪筋があるため、単純に皮下脂肪を増やすボリューム治療として考えるのではなく、皮膚の質を整える治療として位置づけています。

この症例群では、裏ミッドフェイスリフト®で構造の影を整えた後に、PRPF®療法によって目の下の皮膚の薄さや透け感がさらに目立ちにくくなっているかを見ます。

クマ治療では、構造の影と皮膚の質感を分けて考えることが大切です。
構造の問題には構造治療を、皮膚の問題には皮膚の質を整える治療を組み合わせることで、より自然な改善を目指します。

1例目:30代

30代の症例では、目の下の影に加えて、皮膚の薄さや透け感が見え方に関わっていました。

裏ミッドフェイスリフト®後には、目の下から頬にかけての段差が整い、構造的な影が浅くなっています。
その後、PRPF®療法を行うことで、目の下の皮膚の質感や透け感がさらに整って見えるかを確認します。

クマ治療、目の下のクマ、裏ハムラ、骨膜下リフト、裏ミッドフェイスリフト、PRPF療法 (4)

2例目:40代

40代の症例では、目の下の段差だけでなく、皮膚の質感低下や細かい影が見え方に関わりやすくなります。

裏ミッドフェイスリフト®で中顔面の構造を整えた後、PRPF®療法によって目の下の皮膚のハリや質感を補うことで、構造治療だけでは残りやすい細かな陰影を目立ちにくくすることを目指しています。

クマ治療、目の下のクマ、裏ハムラ、骨膜下リフト、裏ミッドフェイスリフト、PRPF療法 (3)

3例目:50代

50代の症例では、目の下から頬にかけての構造変化に加えて、皮膚の薄さや小ジワ、質感の低下が重なりやすくなります。

裏ミッドフェイスリフト®で大きな構造の影を整えた後でも、皮膚表面の細かな影が残ることがあります。
PRPF®療法は、そのような皮膚の質感を補う目的で用いています。

4例目:50代

もう一つの50代の症例でも、構造の影と皮膚の質感の両方を分けて見ることが重要です。

裏ミッドフェイスリフト®によって、目の下から頬にかけての大きな影は整いやすくなります。
その後にPRPF®療法を追加することで、目の下の皮膚の薄さ、透け感、小ジワなど、表層に残る要素の改善を目指します。

クマ治療、目の下のクマ、裏ハムラ、骨膜下リフト、裏ミッドフェイスリフト、PRPF療法 (1)

50代

診療メニュー:クマ治療

施術名:裏ミッドフェイスリフト®(裏ハムラ+骨膜下リフト)、PRPF療法

年代・性別:30~50代・女性

症例タグ:30代40代50代目の下のクマ線状の溝・段差茶色い色調袋状のふくらみ赤紫・青み・透け頬まで広がる影

費用:裏ミッドフェイスリフト®750,000円、PRPF療法目の下260,000円

ダウンタイム:1~2週間程度

リスク/副作用:腫れ・内出血・左右差・違和感・イメージとの違いなどを生じる事があります。

この症例群の構造診断

この4例では、目の下から頬にかけての構造的な影と、目の下の皮膚の質感の問題が重なっていました。

評価項目この症例群での所見治療上の考え方
眼窩脂肪前方へのふくらみが一部関与裏ハムラの要素で位置と段差を整える
ティアトラフ目の下と頬の境目に段差あり構造的な影の中心として評価する
SOOF・中顔面深層頬上部まで影が広がる症例を含む裏ミッドフェイスリフト®で深い層から連続性を整える
皮膚の薄さ目の下の透け感や細かな影に関与PRPF®療法で皮膚の質感改善を目指す
小ジワ・ハリ低下構造治療後にも残ることがあるPRPF®療法の補助対象となる
色味・透け感青み・赤み・茶色みとして残ることがある構造治療とは別に評価する
治療選択上のポイント構造の影と皮膚質の問題が重なる複合型裏ミッドフェイスリフト®とPRPF®療法の役割を分けて考える

なぜ裏ミッドフェイスリフト®後にPRPF®療法を行ったか

この症例群では、目の下のクマの原因が皮膚だけにあったわけではありません。

目の下の段差、眼窩脂肪の前方への圧、中顔面の位置低下が関わる場合、まず構造を整える必要があります。
このような状態でPRPF®療法だけを行っても、目の下から頬にかけての大きな影や段差は十分に改善しにくいことがあります。

そのため、まず裏ミッドフェイスリフト®で目の下から頬にかけての構造を整えました。
その後、構造が整った状態で、目の下の皮膚の薄さ・透け感・小ジワ・質感を補う目的でPRPF®療法を行っています。

この順番が重要です。
構造の影は構造治療で整え、皮膚の質感はPRPF®療法で補う。
治療を重ねるのではなく、原因の層に合わせて役割を分けて治療することが大切です。

この治療で改善できること・残る可能性があること

裏ミッドフェイスリフト®では、目の下から頬にかけての構造的な影、ティアトラフの段差、中顔面の重心低下を整えることを目指します。

PRPF®療法では、目の下の皮膚の薄さ、透け感、小ジワ、ハリ、質感を整えることを目指します。

一方で、色素沈着や皮膚表面の茶色み、骨格による影、表情や光の角度による見え方は、完全になくなるものではありません。
また、腫れ、内出血、左右差、違和感、しこり、反応の個人差、仕上がりの感じ方には個人差があります。

症例写真は治療結果の一例であり、同じ治療でも状態によって経過や仕上がりは異なります。

この症例群のまとめ

この4例は、裏ミッドフェイスリフト®で目の下から頬にかけての構造を整えた後、PRPF®療法で目の下の皮膚の質感を補った症例です。

クマ治療では、目の下の影をすべて皮膚の問題として扱うのではなく、構造の影と皮膚の質感を分けて考える必要があります。

構造の問題には裏ミッドフェイスリフト®、皮膚の薄さや透け感にはPRPF®療法というように、原因の層に合わせて治療を組み合わせることで、より自然な改善を目指します。

この症例の担当医・監修医

Dr.芝容平のアバター Dr.芝容平 ポノクリニック東京 院長

日本美容外科学会認定専門医

防衛医科大学校卒業後、皮膚科医として研鑽を積み、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医を取得(〜2022年)。その後、大手美容外科にて院長や技術指導医を歴任し、多数の医師の指導にあたる。 「自分の家族や友人に勧められる、誠実で質の高い美容医療」を信条とし、2023年にPono clinicを開業。特にライフワークとする「切らないクマ治療(裏ハムラ・裏ミッドフェイスリフト)」や中顔面の若返り手術において、医学的根拠に基づいた高い技術力に定評がある。