50代女性|目の下の凹凸と頬まで広がる影を裏ミッドフェイスリフトで整えた症例

担当医師の紹介

Pono clinic院長/
日本美容外科学会認定専門医

芝 容平 Shiba Yohei

専門分野:クマ治療/再生医療/若返り・エイジングケア/目元整形

50代女性の目の下のクマに対し、ふくらみや皮膚余剰だけでなく、眼輪筋と頬骨の付着、頬の中間層・深層の下垂を評価した症例です。眼窩脂肪は切除せず、裏ハムラを含む裏ミッドフェイスリフトで境界と頬の位置関係を整えました。術後6か月では段差と影が目立ちにくくなり、影の軽減に伴って色味も明るく見えています。

診療メニュー:クマ治療

施術名:裏ミッドフェイスリフト

治療内容:裏ミッドフェイスリフト®(裏ハムラ+骨膜下リフト)

年代・性別:50代・女性

症例タグ:目の下のクマ黒クマ(影クマ)透けクマ(青クマ、赤クマ)色素沈着目の下のたるみふくらみが気になる目の下の凹み段差・凹みが気になる影が頬まで広がる(頬のピークが下がる)透け・皮膚の薄さが気になる

治療回数・期間:1回/手術1回

費用:750,000円(麻酔代等別途)

麻酔:局所麻酔、ブロック麻酔、笑気麻酔

ダウンタイム:2週間後

リスク/副作用:腫れ、内出血、左右差、違和感、イメージとの違いなどを生じる事があります。

完成目安:約6か月

担当医:芝 容平

目次

術前の見え方

術前は目の下にふくらみと凹みがはっきりあり、境界の段差によって黒クマ(影クマ)が目立っていました。とくに右側では、目の下と頬が明確に分かれて見え、光が頬まで連続しにくい状態でした。

一見すると目の下の皮膚が余っているようにも見えましたが、原因の中心は皮膚余剰ではありませんでした。眼輪筋と頬骨の付着が強く、頬の中間層が下がり、さらに深層の重心が外下方へ移ることで、目の下の脂肪と頬とのつながりが失われていました。

年齢に伴う皮膚の質の低下、透け、色素沈着もみられました。ただし、今回は不自然な変化を避けながら、まず内部の位置関係を整えることを優先し、表層の自然な加齢変化そのものには手を加えない方針としました。

正面から見た術前・術後6か月

50代女性の裏ミッドフェイスリフト術前と術後6か月の正面比較
術前・術後比較|比較画像

正面では、目の下の凹凸、境界の段差、色の見え方、頬のピークを比較します。術後は凹凸と段差が目立ちにくくなり、影が軽減したことで色味も明るく見え、目の下から頬までがまとまっています。

笑顔で見た術前・術後6か月

50代女性の裏ミッドフェイスリフト術前と術後6か月の笑顔比較
術前・術後比較|比較画像

笑顔では、表情をつくったときの目の下と頬のピークを確認します。術後はクマが目立ちにくくなり、守るべき正常構造である涙袋が自然に確認でき、頬のピークも高い位置でまとまっています。

上方視で見た術前・術後6か月

50代女性の裏ミッドフェイスリフト術前と術後6か月の上方視比較
術前・術後比較|比較画像

上方視では、視線を上げたときの目の下の影を比較します。術後は目の下のクマが目立ちにくくなっています。

閉眼時の術前・術後6か月

50代女性の裏ミッドフェイスリフト術前と術後6か月の閉眼比較
術前・術後比較|比較画像

閉眼時には、表情の影響を減らして目の下の段差を確認します。術後は段差が目立ちにくくなり、目の下から頬への輪郭が自然につながり、明るい印象に見えます。

左斜位から見た術前・術後6か月

50代女性の裏ミッドフェイスリフト術前と術後6か月の左斜位比較
術前・術後比較|比較画像

左斜位では、目の下から頬へのつながりと頬のピークを比較します。術後はクマが目立ちにくくなり、頬のピークが上方でまとまっています。外側の頬の張り出しは保たれ、悪化は認めません。

右斜位から見た術前・術後6か月

50代女性の裏ミッドフェイスリフト術前と術後6か月の右斜位比較
術前・術後比較|比較画像

右斜位では、術前に症状が強かった側の目の下と頬の位置関係を確認します。術後はクマが目立ちにくくなり、頬のピークも上方でまとまっています。外側の頬の張り出しは変えずに保っています。

術後1週間・1か月の経過

50代女性の裏ミッドフェイスリフト術後1週間と術後1か月の経過比較
術後経過比較|左:術後1週間/右:術後1か月

左が術後1週間、右が術後1か月です。1週間では内出血による黄色みがわずかにみられます。1か月では内部の硬さは残っていましたが、見た目は落ち着いています。

この症例の構造診断

原因の中心は、目の下の脂肪量ではなく、目の下と頬の位置関係が崩れていたことでした。眼輪筋と頬骨の付着が強い境界で光が途切れ、中間層の下垂と深層の外下方への移動が重なることで、ふくらみと凹みが強調されていました。

右側では目の下と頬の分断がより明瞭で、頬の重心を本来の位置関係へ戻す必要がありました。皮膚が余って見える印象も、まず内部の頬を戻し、切除せずに残した眼窩脂肪と頬との連続性を回復させることで評価すべき状態と判断しました。

領域診察で確認した内容
表層年齢に伴う皮膚の質の低下、透け、色素沈着がありました。今回は表層の自然な加齢変化を直接変えるのではなく、内部構造の治療を優先しました。
下眼瞼目の下はふくらんで見えましたが、眼窩脂肪が余っている状態ではありませんでした。眼窩脂肪は切除せず、頬との位置関係を整える必要がありました。
境界眼輪筋と頬骨の付着が強く、目の下と頬の境界に明瞭な段差が生じていました。
中間層頬上部の組織が下がり、目の下から頬へ続く面が分断されていました。境界だけでなく、浅い頬の重心も整える必要がありました。
深層中顔面深層の重心が外下方へ移り、頬のピークが低下していました。とくに右側は、頬を本来の位置関係へ戻す必要がありました。

この治療を選んだ理由

選択したのは、裏ハムラと骨膜下リフトを組み合わせた裏ミッドフェイスリフトです。眼窩脂肪は切除せず、もともとある脂肪を活かして境界を整え、さらに中顔面深層の組織を本来の位置関係へ戻すことで、分断されていた目の下と頬の面をつなぎ直しました。

術前に症状が強かった右側は、頬の位置関係をよりしっかり整える必要があると判断しました。単に強く引き上げるのではなく、左右の状態に合わせて目の下と頬の連続性を整えることを目的としています。

ご希望は、皮膚表面を切開せず、不自然に見えない変化でした。そのため、皮膚を切除して張らせるのではなく、内部構造を整えたうえで、表層に残る年齢相応の変化はあえて触らずに保ちました。

この症例で選ばなかった治療

治療この症例で選ばなかった理由
経結膜脱脂目の下はふくらんで見えていましたが、眼窩脂肪は余っていませんでした。眼窩脂肪を切除せず、目の下と頬の位置関係を整える必要があったため選択しませんでした。

変化した点と残る可能性がある点

変化した点

術後6か月では、目の下のふくらみと凹みの差、境界の段差が目立ちにくくなり、目の下から頬までが一つの面としてつながって見えるようになっています。

頬のピークは上方でまとまり、とくに術前に分断が強かった右側でも、目の下から頬への連続性が整っています。段差と影が軽減したことで、写真上の色味も術前より明るく見えています。

保った点

涙袋と表情の自然さを保ち、目の下だけを不自然に平らにしないようにしています。

眼窩脂肪、外側の頬の張り出し、表層にある年齢相応の自然な変化は、必要以上に減らしたり変えたりせずに保っています。

残る可能性がある点

写真上では影の軽減に伴って色味も明るく見えますが、色素沈着そのものを治療した結果ではありません。皮膚の質の低下、透け、色素沈着は残る可能性があります。

仕上がりや影の見え方には、骨格、皮膚の厚さ、左右の構造、治癒経過による個人差があります。腫れ、内出血、左右差、違和感、イメージとの違いなどを生じることがあります。

術後経過

手術は1回で、局所麻酔、ブロック麻酔、笑気麻酔を使用しました。腫れや内出血などのダウンタイムは2週間程度が目安です。この症例では、術後1週間に内出血による黄色みがわずかにみられました。

術後1か月では、内部の硬さは残っていましたが、見た目は落ち着いていました。中顔面の組織はその後も時間をかけてなじみ、完成の目安は約6か月です。

術後6か月時点の経過は良好です。ダウンタイムや回復の速さには個人差があり、腫れ、内出血、左右差、違和感などの経過を確認します。

症例写真は治療結果の一例です。状態、治療内容、経過、仕上がりには個人差があります。

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目の下のクマは、治療名だけでなく、見え方と原因の層を整理して治療を考えることが大切です。

この症例の担当医・監修医

Dr.芝容平のアバター Dr.芝容平 ポノクリニック東京 院長

日本美容外科学会認定専門医

防衛医科大学校卒業後、皮膚科医として研鑽を積み、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医を取得(〜2022年)。その後、大手美容外科にて院長や技術指導医を歴任し、多数の医師の指導にあたる。 「自分の家族や友人に勧められる、誠実で質の高い美容医療」を信条とし、2023年にPono clinicを開業。特にライフワークとする「切らないクマ治療(裏ハムラ・裏ミッドフェイスリフト)」や中顔面の若返り手術において、医学的根拠に基づいた高い技術力に定評がある。

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