貴族フィラー(貴族注射)の効果と持続期間|ほうれい線の「線」ではなく「土台」を治す注入治療

貴族フィラー(貴族注射)の効果と持続期間|ほうれい線の「線」ではなく「土台」を治す注入治療

貴族フィラーは、小鼻の付け根である鼻翼基部の凹みを内側から持ち上げることで、ほうれい線を根本から目立たなくする画期的な治療です。従来のシワを埋める注入とは一線を画すアプローチとなります。

お顔の骨格的な欠点を補正するため、上品で立体的な若々しさを手に入れられます。この施術は影の原因そのものを物理的に排除し、顔全体の品格を高める効果が非常に高いことで知られています。

効果の持続期間は薬剤により異なりますが、半年から1年半程度続くのが一般的です。本記事では、土台を再構築して老け見えを解消するための知識を、スマホでも読みやすい形式で詳しく解説します。

目次

貴族フィラーでほうれい線の根本原因にアプローチする理由

ほうれい線が目立つ原因の多くは、実は皮膚の表面的なシワだけではなく、小鼻の付け根部分にある骨の凹みにあります。この凹んだ土台を物理的に底上げすることで、深い溝を劇的に改善できるのです。

土台から持ち上げることで、影となっていた部分が消失し、お顔全体に上品な印象を与えることが可能です。ただ溝を埋めるだけの処置とは異なり、顔の構造そのものを若々しく整える点が大きな特徴です。

小鼻の横が凹むと老けて見えるのはなぜ?

小鼻の付け根が周囲の頬よりも一段低くなっていると、そこに深い影が生まれます。この影こそが、私たちがほうれい線が深いと感じる正体の一つです。骨格の沈み込みが、見た目の鮮度を損なっています。

骨格的にこの部分が凹んでいると、若くてもほうれい線が目立ちやすくなります。どこか疲れたような、あるいは不機嫌そうな印象を周囲に与えてしまうため、多くの女性がこの深い影に悩まされています。

加齢によって上顎の骨が吸収されて痩せてくると、この凹みはさらに加速し、顔全体が老け込んだ印象を強めてしまいます。中顔面が陥没しているように見え、立体感を失う大きな要因となってしまうのです。

鼻翼基部が沈み込んでいる状態は、顔の重心を下げて見せる効果もあります。お顔全体のフレッシュさが欠けて見えるのは、この土台の沈みが光を遮り、暗い影を常に作り出しているからに他なりません。

ほうれい線を線として消すのではなく土台から持ち上げる発想

これまでの美容治療では、ほうれい線に直接ヒアルロン酸を注入してシワを埋める手法が一般的でした。しかし、この方法では笑った時に不自然な膨らみが出るなど、課題が生じることも少なくありませんでした。

貴族フィラーの発想は、シワという結果を追うのではなく、骨格の凹みという原因を解決することにあります。鼻翼基部に硬さのあるフィラーを注入し、沈んだ土台をしっかりと押し上げる手法を取ります。

土台が上がることで、その上に乗っている皮膚や脂肪も自然な位置へと移動します。こうした変化により、表情を作った際にも違和感が少なく、ナチュラルな若返りを実現できるようになりました。

単に線を消すのではなく、影が生まれる原因そのものを排除することが何よりも大切です。お顔のボリュームを適切な位置に再配置することで、本来の美しさを引き出し、気品のある表情を作り出せます。

骨格の凹みを補うことで中顔面がふっくら若々しくなる

顔の真ん中のエリアにボリュームが不足すると、全体が平面的な印象になり、実年齢よりも老けて見えがちです。中顔面が痩せていると、どうしても寂しげで元気がないような雰囲気を与えてしまいます。

貴族フィラーによって鼻翼基部が適度な高さを持つようになると、中顔面が前方に押し出され、頬のラインが美しい曲線を描くようになります。この立体感の回復こそが、若々しさを取り戻す鍵となります。

光の当たり方が劇的に変化し、顔全体のトーンを明るく見せる効果も期待できます。影がなくなることで肌自体が輝いて見えるようになり、コンシーラーで溝を隠す必要もほとんどなくなるでしょう。

骨格の欠点を補うことで、まるでもともと骨格が整っていたかのような、気品のある顔立ちを目指すことが可能です。これが貴族注射と呼ばれる所以であり、品格のある若々しさを生む大きな理由です。

鼻翼基部の状態による見た目の違い

状態見た目の印象主な原因
鼻翼基部が深い老け顔、疲労感骨格的要因、骨吸収
鼻翼基部が標準自然な表情標準的な骨格構造
鼻翼基部が高い上品、立体的整った骨格、注入補正

鼻翼基部が低いために影ができてしまう悩みを解決する

ほうれい線の始まりの部分が特に深く、化粧をしても溝が目立ってしまう方は、鼻翼基部の低さが原因である可能性が高いと言えます。この凹みはセルフケアでは改善が難しいため、注入治療が選ばれます。

この部分をフィラーで補強すると、物理的に溝が浅くなるため、ファンデーションがシワに溜まるといった悩みからも解放されます。夕方の鏡に映る自分の顔に、がっかりすることも少なくなるはずです。

特に横から見た時に鼻が顔に埋もれているように見える方は、貴族フィラーで土台を高くすることで、鼻がスッと高く見える視覚効果も期待できます。お顔全体のバランスが整い、横顔に自信が持てるようになります。

影を物理的に埋めることで、顔の凹凸が滑らかになり、肌の質感まで綺麗に見えるようになるのがこの治療の素晴らしい点です。お顔の中心部が整うと、不思議と全体的な魅力が底上げされたように感じられます。

貴族注射によって得られる見た目の変化と具体的な効果

貴族注射を受けると、鼻の横の陥没が解消されることで顔全体のバランスが整い、洗練された印象に変わります。たった数ミリの注入が、驚くほど大きな視覚的変化を自分自身にもたらしてくれます。

主な効果はほうれい線の軽減ですが、それに付随して口元の突出感が改善されたり、鼻が高く見えたりといった複数のメリットを享受できます。お顔全体のプロポーションを修正できる貴重な手段です。

鼻の横の溝が浅くなることで表情が明るい印象に変わる

鼻の横に刻まれた深い溝がなくなるだけで、顔の険しさが取れ、柔らかく親しみやすい表情になります。影による不自然な陰影が消え、お顔全体のトーンが一気にアップしたように感じられるでしょう。

鏡を見た時に真っ先に目に入っていた影が消えることは、精神的な満足度も非常に高く、自分に自信を持てるようになります。メイクにかける時間も短縮され、外出するのがより楽しくなるに違いありません。

特に真顔の時に目立っていた、怒っていないのに怒っているように見えるという現象が解消されます。周囲とのコミュニケーションにおいても、より穏やかで明るい自分を演出できるようになります。

影がなくなることで、肌の表面がフラットになり、光を綺麗に反射するようになります。健康的な印象が強調され、若々しさが内側から溢れ出すような変化を、ぜひご自身の肌で実感してください。

口元が前に出ているように見える口ゴボの印象を和らげる

口元が前に突き出しているように見える、いわゆる口ゴボの悩みに対しても、貴族フィラーは有効な手段となります。これは口元が突出しているのではなく、鼻の基部が低いことが原因である場合が多いからです。

鼻の付け根が後ろに下がっているために、相対的に口元が目立ってしまっているケースでは、土台を上げるだけで印象が劇的に変わります。段差が緩和され、口元と鼻のつながりが非常に滑らかになります。

この結果、横顔のバランスが改善され、すっきりとした口元を実現できます。歯科矯正を検討する前に、まずはこの土台の凹みを疑ってみる価値は十分にあります。骨格のバランスを整えることの意義は大きいです。

ほうれい線が目立たなくなることでお顔全体が引き締まる

ほうれい線は顔を上下に分断する境界線のような役割を果たしてしまいますが、これが薄くなることで顔の一体感が増します。顔がバラバラなパーツの集合ではなく、一つの美しい面として認識されるようになります。

頬の重みが解消されたように見えるため、フェイスラインまでスッキリした印象を与えることも少なくありません。土台が上がることで、お顔全体の皮膚が適切な位置へと誘導される効果も期待できます。

土台がしっかりすることで、周囲の組織が適切な位置でキープされやすくなり、顔全体のたるみ予防にも寄与します。部分的な処置でありながら、全体のシルエットを整える力がこの治療には備わっているのです。

期待できる見た目の改善点

項目改善内容実感できる変化
ほうれい線影の消失と平坦化老け見えの解消
口元の印象突出感の緩和口ゴボ感の改善
鼻の高さ基部の持ち上げ鼻が高く見える

横顔のラインが整い上品で洗練された雰囲気が手に入る

正面からの美しさはもちろんのこと、貴族フィラーは横顔の美しさを整えるのに非常に適しています。鼻の付け根から口元、そして顎先へと続くラインが滑らかになることで、横顔に気品が宿ります。

鼻が顔から独立して美しく際立つようになり、顔立ち全体がシャープになります。これまで横顔を写真に撮られることにコンプレックスを感じていた方も、このわずかな注入で自信を取り戻せるはずです。

洗練された大人の女性としての余裕を感じさせるような、品格のある仕上がりこそがこの治療の真骨頂です。日常の何気ない動作の中でも、凛とした美しさが周囲に伝わるような変化を目指せます。

使用する薬剤の種類で決まる持続期間と長持ちさせるコツ

貴族フィラーの効果がどれくらい続くかは、注入する薬剤の性質やご自身の体質に大きく左右されます。自分のライフスタイルや予算、理想の持続期間に合わせて、最適な選択を行うことが重要です。

一般的にはヒアルロン酸が用いられますが、その種類によっても吸収されるスピードが異なるため、目的に合わせた選択が必要です。一度の施術でどれだけ長く美しさを保てるかは、薬剤選びにかかっています。

ヒアルロン酸を注入した場合の平均的な持続期間の目安

最も普及しているヒアルロン酸を使用した場合、持続期間は半年から1年半程度が一般的です。比較的長期間効果を楽しめるため、忙しい方でもメンテナンスの負担を感じにくいというメリットがあります。

鼻翼基部は骨の上に注入するため、粒子が大きく硬めのヒアルロン酸が選ばれます。これらは組織を支える力が強く、吸収も緩やかなため、高さを長期間キープするのに非常に向いている性質を持っています。

初めての注入の際は体が吸収しようとする反応が強く出やすいため、少し早めにボリュームが減ったと感じることもあります。しかし、継続することで徐々に馴染み、持続性が高まる傾向にあります。

使用する製品のブランドや密度によっても差が出るため、自分の希望する期間に合わせて医師と相談することが大切です。定期的な微調整を行うことで、常に理想の形をキープし続けることが可能になります。

自分の脂肪を注入する場合の定着率と効果の継続性

持続期間をさらに重視する場合、ご自身の太ももや腹部から採取した脂肪を注入する脂肪注入という選択肢もあります。これは異物を使わずに自分の組織で補うため、アレルギーの心配もほとんどありません。

脂肪注入の大きな特徴は、一度定着してしまえば、その効果は半永久的に続くという点にあります。時間の経過とともに完全に消えてしまうことがないため、長期的な視点での満足度が非常に高い治療です。

注入した脂肪のうち、およそ5割から7割程度が組織として根付くとされており、定着した後は自分の細胞としてその場に留まります。ヒアルロン酸のように繰り返し打つ手間を省きたい方に選ばれています。

薬剤ごとの持続性と特徴

薬剤の種類持続期間メリット
高密度ヒアルロン酸12〜18ヶ月手軽で修正可能
自家脂肪半永久的(定着後)異物反応がなく安心
持続型フィラー6〜12ヶ月コストのバランス

再注入を検討するタイミングやメンテナンスの適切な頻度

貴族フィラーの効果が完全になくなってから再注入するよりも、少しボリュームが減ってきたと感じた段階でメンテナンスを行うのが美しさを維持するコツです。早めのケアが、理想の形を定着させます。

ヒアルロン酸であれば、1年前後の周期で診察を受け、必要に応じて微調整を行うのが理想的です。鏡を見て、最近また影が少し気になり始めたなと感じる時期が、再注入を検討すべき絶好のサインです。

頻繁に打ちすぎると不自然な膨らみになるリスクがあるため、あくまで土台を支えるのに必要な量を、適切な間隔で補うようにしてください。お顔の自然な変化に合わせることが、長く美しくいる秘訣です。

貴族フィラーの施術を受ける際に知っておきたいメリットとリスク

どのような美容医療にも良い面と注意すべき面がありますが、貴族フィラーはそのバランスが非常に取れた治療と言えます。注射一本でこれほどの変化を得られる手法は、他にはなかなかありません。

メスを使わない気軽さがありながら、顔の印象を劇的に変える力を持っているからです。安全性を確保するための知識を持っておくことは、自分自身が納得できる結果を得るために非常に重要となります。

メスを使わず短時間で終わるためダウンタイムが非常に短い

貴族フィラーの最大の利点は、注射一本で施術が完了し、当日から日常生活に戻れるという手軽さにあります。忙しい現代女性にとって、ダウンタイムの短さは治療を選ぶ上での決定打となります。

施術時間はわずか10分から15分程度であり、仕事帰りや買い物の合間に受けることが可能です。切開を伴う手術に比べて腫れや痛みも格段に少なく、周囲にバレずに若返りたいという願いを叶えます。

内出血が出る可能性もゼロではありませんが、メイクで十分に隠せる程度であることがほとんどです。大掛かりな手術には抵抗があるけれど、ほうれい線をしっかり治したいという方には、最善の選択です。

注入部位の血管塞栓や不自然な盛り上がりを避ける注意点

鼻翼基部周辺には、顔の血流を司る重要な動脈が走っています。万が一、誤って血管内にフィラーを注入してしまうと、深刻な合併症を引き起こす可能性があるため、細心の注意が求められる部位です。

これを防ぐためには、解剖学に精通し、逆血確認やゆっくりとした注入を行う熟練した医師を選ぶことが不可欠です。技術力の高い医師であれば、これらのリスクを適切に回避して施術を行うことができます。

また、一箇所に大量のフィラーを詰め込みすぎると、しこりのような不自然な盛り上がりを招くこともあります。安全性は何よりも優先されるべきですので、信頼できる医療機関を慎重に選択してください。

施術に関するメリットと注意点

  • 傷跡が残らず、当日からメイクや洗顔が可能であること
  • 麻酔により、痛みを最小限に抑えられること
  • 気に入らない場合も、ヒアルロン酸であれば溶解剤で元に戻せること
  • 施術後数日は、激しい運動や長風呂を控える必要があること

笑顔になったときに違和感が出ないような注入量の調整

無表情の時は綺麗でも、笑った瞬間に鼻の横が不自然に盛り上がったり、小鼻が横に広がって見えたりするのは避けたい事態です。美しさは静止画だけでなく、動いている時にこそ問われます。

鼻の周りは表情筋が複雑に動く場所なので、その動きを計算に入れた精密な注入が求められます。適量を守り、深い層に正しく配置することで、表情の変化を妨げることなく美しさを引き出せます。

もっと高くしたいという要望があったとしても、医師がストップをかける場合は、それが表情の自然さを守るための判断であることが多いです。欲張りすぎず、バランスを見極めることが成功への近道です。

失敗を防ぐために大切なカウンセリングでの伝え方

満足のいく結果を得るためには、医師との事前の意思疎通が欠かせません。自分の悩みを正しく理解してもらい、最適なゴールを共有することが、後悔しないための最大のポイントとなります。

自分の悩みがどこにあるのか、どのような仕上がりを理想としているのかを、正確に伝える工夫をしましょう。言葉だけでは伝わりにくいこともあるため、準備を整えてカウンセリングに臨んでください。

自分の骨格や肌の状態に合った注入プランを提案してもらう

お顔の形や骨格は一人ひとり異なるため、誰にでも同じ量を同じ場所に打てば良いというものではありません。自分の顔の個性を活かしつつ、欠点だけを補うアプローチが理想的です。

カウンセリングでは、自分の鼻翼基部がどの程度凹んでいるのか、肌の弾力はどうかをプロの目で見極めてもらいましょう。骨の凹み具合に合わせた薬剤の量や、注入の深さを決める必要があります。

場合によっては、貴族フィラー単体よりも、他のリフトアップ術と組み合わせた方が効果的なこともあります。自分の希望を押し通すだけでなく、客観的なアドバイスに耳を傾けることも重要です。

理想の仕上がりイメージを写真などを使って医師と共有する

自然にしたい、しっかり持ち上げたいといった抽象的な言葉は、人によって受け取り方が異なります。そこで役立つのが、有名人の写真や自分の過去の写真などの視覚的な資料の活用です。

なりたいイメージに近いものを見せることで、医師との認識のズレを最小限に抑えることができます。また、逆にこうなりたくないという失敗例を共有するのも、リスク回避には非常に効果的です。

横顔を重視したいのか、溝を徹底的に消したいのか、優先順位を明確にしておきましょう。イメージの共有が丁寧であればあるほど、施術後の「思っていたのと違う」というトラブルを防ぐことができます。

過去の施術履歴やアレルギーの有無を正確に伝える

過去にヒアルロン酸注入や糸リフト、プロテーゼ挿入などを受けたことがある場合は、必ず申告してください。以前の注入物が残っている場所に新しく注入すると、予期せぬ反応が起きる恐れがあります。

仕上がりが凸凹になったりする危険を避けるためにも、情報の共有は欠かせません。また、麻酔や薬剤に対するアレルギーがある場合も同様です。安全を最優先するための大切なステップです。

どんなに小さなことでも、医師にとっては重要な判断材料になります。正直な申告が、あなた自身を合併症のリスクから守り、最高の仕上がりを実現するための基礎となることを忘れないでください。

カウンセリングで確認すべきチェックリスト

  • 自分の骨格にこの施術が適しているかどうか
  • 使用する薬剤の名称と、その特性や持続期間
  • 万が一のトラブルへの具体的な対応策
  • アフターケアの内容と再診の必要性

施術当日の流れとアフターケアで気を付けるべきポイント

準備万端で当日を迎えるために、実際の流れを把握しておくと安心です。施術自体は非常にシンプルですが、その後のケアこそが仕上がりの持続や完成度を左右する重要なプロセスとなります。

注意点は決して難しいものではありませんが、守らなければせっかくのフィラーが移動してしまう原因になります。美しさを定着させる大切な期間として、数日間の過ごし方には気を配りましょう。

メイク落としから麻酔の塗布、実際の注入までの具体的な手順

来院後はまず、注入部位を清潔にするためにクレンジングと洗顔を行います。その後、麻酔クリームを塗布し、20分ほど置いて感覚を鈍らせます。痛みへの配慮も十分に行われるので安心です。

準備が整ったら施術室へ移動し、医師がデザインを確認しながら慎重に注入を開始します。針を刺す瞬間のチクリとした痛みはありますが、麻酔が効いているため、ほとんどの方は問題なく受けられます。

途中で鏡を見て高さを確認させてくれることも多いため、要望があればその場で伝えましょう。注入が終われば止血を確認し、すべての工程が終了となります。あっという間の変化に驚かれるはずです。

施術直後の腫れや内出血を最小限に抑えるための過ごし方

注入直後は、針跡やわずかな腫れが出ることがあります。これらを早く引かせるためには、当日の過度な血行促進を避けてください。血流が良くなりすぎると、腫れが強く出る可能性があるからです。

飲酒、激しい運動、サウナや長風呂は、内出血を広げたり腫れを長引かせたりする要因となるため、当日は控えるのが無難です。ゆっくりと体を休めることが、回復を早める一番の近道となります。

もし内出血が出てしまった場合でも、数日から1週間程度で自然に消えていきます。コンシーラーでカバーできる程度のものがほとんどですので、日常生活への影響は最小限に抑えられるでしょう。

マッサージを控えるなど形を安定させるために守るべきルール

注入されたフィラーが周囲の組織に馴染んで形が安定するまでには、約1週間から2週間ほどかかります。その間は、注入部位を強く押したり、揉み解したりするようなマッサージは厳禁です。

整えた土台がズレてしまい、形が崩れる恐れがあるからです。洗顔やスキンケアの際も、指先で優しく触れる程度に留めてください。自分の手で美しさを壊さないよう、意識することが大切です。

また、歯科治療などの口を大きく開ける行為も、数日間は避けた方が賢明です。寝る時もうつ伏せで顔を圧迫しないよう気を付けましょう。ほんの少しの注意で、理想の形を長くキープできるようになります。

ダウンタイムの経過と過ごし方

経過状態過ごし方
当日軽度の腫れ安静、飲酒禁止
3日後内出血の有無患部を擦らない
14日後完全に馴染むマッサージ解禁

よくある質問

貴族フィラー(貴族注射)の施術後に鼻が横に広がって見えることはありますか?

鼻翼基部の不適切な位置や量を注入すると、小鼻の付け根が外側に押し出され、鼻が広がって見える可能性は否定できません。

しかし、経験豊富な医師が解剖学的に正しい位置へ適量を注入すれば、逆に鼻が引き締まって高く見える効果を得られます。

施術前に鼻の広がりが心配であることを伝え、デザインを慎重に調整してもらうことが重要です。

貴族フィラー(貴族注射)で使用するヒアルロン酸の種類に決まりはありますか?

鼻翼基部は顔の中でも動きが激しく、かつ骨の上の深い層に注入するため、形を維持する力が強く、吸水性の低い硬めのヒアルロン酸が一般的に使用されます。

柔らかすぎる種類では重みに耐えきれず、すぐに効果が薄れてしまうことがあるからです。

ボリューマXCやクレヴィエルといった、形成力の高い高品質な薬剤を選択することが推奨されます。

貴族フィラー(貴族注射)の効果を実感するためには何ccくらいの注入が必要ですか?

凹みの程度によりますが、一般的には両側合わせて1ccから2cc程度を注入する場合が多いです。

少量から始めて様子を見ることも可能ですが、土台をしっかりと持ち上げるためにはある程度のボリュームが必要となります。

カウンセリング時に医師が現在の凹みの深さを診断し、自然かつ効果的な量を提案します。

貴族フィラー(貴族注射)の施術後に笑った時の違和感はいつまで続きますか?

注入直後はフィラーが周囲の組織に馴染んでいないため、笑った時に突っ張るような感覚や違和感を覚えることがありますが、通常は1週間から2週間程度で自然に解消されます。

薬剤が徐々に自分の組織にフィットし、表情の動きに追随するようになるからです。

1ヶ月以上経っても強い違和感がある場合は、注入量や位置の確認が必要ですので医師に相談してください。

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この記事を書いた人

Dr.芝容平のアバター Dr.芝容平 Pono clinic院長

日本美容外科学会認定専門医

防衛医科大学校卒業後、皮膚科医として研鑽を積み、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医を取得(〜2022年)。その後、大手美容外科にて院長や技術指導医を歴任し、多数の医師の指導にあたる。 「自分の家族や友人に勧められる、誠実で質の高い美容医療」を信条とし、2023年にPono clinicを開業。特にライフワークとする「切らないクマ治療(裏ハムラ・裏ミッドフェイスリフト)」や中顔面の若返り手術において、医学的根拠に基づいた高い技術力に定評がある。

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