裏ハムラ(経結膜)|影クマのクマ取り(段差を整える)

裏ハムラは「量」ではなく“段差(前後差)”を整える

  • 裏ハムラは、脱脂の延長ではありません。脂肪を単に取る治療ではなく、目の下の段差を内部から整える治療です。
  • 頬の低下が強くない段差型のクマでは、脂肪の大きな膨らみがなくても、裏ハムラが適応になることがあります。
  • 当院では、裏ハムラに脂肪注入を標準的に併用する考え方はとっていません。

裏ハムラ(経結膜)は、目の下の脂肪を単に取る治療ではありません。眼窩脂肪を利用して、ティアトラフ周囲の段差を内部からなだらかにし、目の下から頬への連続性を整える治療です。

脱脂は、眼窩脂肪のふくらみを減らしたい場合には有用な治療です。一方で、クマの本体が段差や境界にある場合、脂肪を取るだけでは影の原因が残ることがあります。頬の低下が強くない段差型のクマでは、脂肪の大きな膨らみがなくても、裏ハムラによって自然に改善できることがあります。

このページでは、脱脂との違い、脂肪注入を標準併用しない理由、向き不向き、ダウンタイムの目安を、治療名ではなく「どの構造が影を作っているか」という視点で整理します。

監修:芝 容平(ポノクリニック東京 院長)|院長紹介|最終更新:2026年5月25日

※本ページは一般的な情報提供を目的としています。診断・適応判断は診察により行い、効果・ダウンタイム・リスクには個人差があります。

最初に全体像を確認したい方へ

このページは、個別の治療について詳しく書いたページです。まだ全体像を見ていない方は、先に次の3ページを読むと判断しやすくなります。

すでに治療後のお悩みがある方は → 他院修正・再手術相談

裏ハムラと脱脂の違いから整理したい方は、このページ内「脱脂との違い」へ。

このページで分かること(1分で要点)

裏ハムラは、眼窩脂肪を移動し、ティアトラフ周囲の段差を内側から整える治療です。

脱脂が主に「ふくらみの量」を調整する治療であるのに対し、裏ハムラは目の下から頬にかけての位置関係と段差を整えることを目的とします。

  • 脱脂=眼窩脂肪のふくらみを減らす治療
  • 裏ハムラ=眼窩脂肪を利用して、ティアトラフ周囲の段差と連続性を整える治療
  • 裏ハムラは脱脂の上位治療ではなく、目的の異なる治療
  • 脂肪の大きな膨らみがなくても、段差が影の中心なら裏ハムラが適応になることがある
  • SOOFや中顔面深層の低下が強い場合は、裏ハムラだけでは影が残ることがある

迷う場合は、治療名より先に、原因の層を総合ガイドや治療設計ページで整理すると判断が安定します。

裏ハムラ法(経結膜)とは

裏ハムラ法(経結膜)は、眼窩脂肪を単に取るのではなく、眼窩脂肪を利用してティアトラフ周囲の段差を内部から整える治療です。脱脂だけでは改善しにくい「段差が原因のクマ」に適しています。

そのため、裏ハムラは「脂肪が大きく膨らんでいる人だけの治療」ではありません。脂肪のふくらみが目立たなくても、ティアトラフの段差が影の中心になっている場合には、内部から段差を整えることで自然な改善を目指せることがあります。

裏ハムラは、目の下に生まれた影の背景にある 段差(前後差)を、皮膚切開をせずに内側(結膜側)から整える考え方です。ここでいう段差とは、単なる「へこみ」だけでなく、凹みの手前で組織が前方に出て見えることによって生じる 凹み+ふくらみの前後差を含みます。

大切なのは、脂肪を「取る/取らない」ではありません。影がどの層の、どの位置関係から生まれているかを見極め、必要な層にだけ 必要十分な範囲でアプローチすることです。

脱脂(経結膜)と裏ハムラの違い|同じ入口でも“狙い”が違う

脱脂と裏ハムラは、ともに経結膜で行われることがありますが、設計思想が異なります。

  • 脱脂:ふくらみを主に「量」として捉え、量の調整を検討する
  • 裏ハムラ:影の原因を「段差(前後差)」として捉え、位置関係と連続性を整える

段差が主因のタイプでは、量を減らすだけでは影の本体が残ることがあります。逆に、量が主因のタイプでは、連続性だけを作っても到達点に限界が出ることがあります。だからこそ当院では、まず「量の問題なのか/位置関係の問題なのか」を、層の視点で整理します。

裏ハムラは、脱脂を少し発展させた治療ではありません。脱脂は「ふくらみを減らす治療」、裏ハムラは「段差と連続性を整える治療」です。どちらが上位という関係ではなく、原因が脂肪の量にあるのか、ティアトラフ周囲の段差にあるのかで適応が変わります。

脱脂が向く条件・失敗しやすい条件は別ページで整理しています。“量の問題か/段差の問題か”で迷う方は先に確認してください。

脱脂(経結膜)とは

脱脂・裏ハムラ・裏ミッドの違い

脱脂、裏ハムラ、裏ミッドフェイスリフトは、どれも目の下のクマ治療で検討されることがありますが、扱う構造が異なります。治療名の違いではなく、「どの層に届く治療か」で整理すると、自分に必要な治療が見えやすくなります。

治療届く層改善しやすい見え方改善しにくい見え方位置づけ
脱脂眼窩脂肪目の下のふくらみが中心のクマティアトラフの段差、頬まで続く影ふくらみを減らす治療
裏ハムラ眼窩脂肪とティアトラフ周囲ティアトラフの段差・境界が中心のクマ。脂肪の膨らみが強くなくても適応になることがある頬の重心低下、影が面として広がるタイプ目の下と頬の連続性を整える構造治療
脂肪注入皮下・脂肪層へのボリューム追加本当に組織量が不足している場合ティアトラフの段差、位置関係のズレ、構造の境界足す治療。裏ハムラへの標準併用ではない
裏ミッドフェイスリフト骨膜下を含む中顔面の深層構造目の下から頬まで影が広がるクマ、疲れて見える印象皮膚の色素沈着だけが中心のタイプ目の下と頬の連続性を深層から整える治療

裏ハムラは、脱脂のように脂肪を取ることが目的ではありません。眼窩脂肪を利用してティアトラフの段差をなだらかにし、目の下から頬への連続性を整える治療です。一方で、影が頬まで広がっている場合や中顔面の重心が関わっている場合は、裏ミッドフェイスリフトの適応を検討することがあります。

また、目の下の凹みが必ずしも「足りない」ことで生じているとは限りません。段差や位置関係が原因の場合、脂肪を足す前に、内部から段差を整えられるかを確認することが重要です。

※実際の適応は、診察で皮膚の厚み、眼窩脂肪の位置、ティアトラフの段差、中顔面の位置関係を確認したうえで判断します。効果やダウンタイムには個人差があります。

なぜ脱脂だけでは整いにくいクマがあるのか
“量”ではなく“段差”が主因のとき

脱脂は、ふくらみを「量」として減らす発想です。一方で、目の下の影が強く見える原因が、脂肪の量ではなく 境界で生まれる段差(前後差)にある場合、量を減らしても影の本体が残ることがあります。

とくに、境界(ティアトラフ)に沿って影が出るタイプでは、凹みそのものに加えて、その手前で組織が前方に出て見えることで、凹みとふくらみの 前後差が影として認識されやすくなります。このとき脱脂を強く行うと、ふくらみは減っても凹み(影)が相対的に目立ち、「思ったほど明るくならない」「へこんだ印象が気になる」と感じるケースがあります。

裏ハムラは、この問題を「取る/取らない」ではなく、段差がどこで生まれているかとして捉え直し、浅層の位置関係を整えて連続性を作る方向で設計します。適応は診察で評価し、必要十分な範囲で計画します。

〔ティアトラフとは|影の起点(境界)を構造で理解する〕

① 境界(動きにくい凹み)が影の起点になる

目の下には、靱帯や結合組織が骨に強く付着する「動きにくい境界」があり、ここに光が落ちることでクマの“線”が生まれます。

② 眼窩脂肪が、境界で“止まって前に出て見える”

眼窩脂肪は加齢でわずかに下方向へ力を受けますが、境界の付着が強い場合は動きが制限され、境界付近で前に押し出されたように見えることがあります。
これは脂肪が「増えた」のではなく、位置(前後関係)の問題です。

③ 凹み+膨らみの“前後差”が、影を強くする

境界の凹みと、直上の膨らみが並ぶと段差が強調され、影と膨らみがセットで目立つ「段差のクマ」になります。

裏ハムラで目指すこと|「取る」より「つなげる」

裏ハムラの目的は、目の下と頬を別々に扱うのではなく、境界で生まれた段差を なだらかに連続させることです。別人のように変えることではなく、元の立体と明るさを静かに取り戻すことを重視します。

当院では、「脂肪は悪いから取る」という発想ではなく、影の原因を層で整理したうえで、必要な調整だけを行う方針です。治療を急がせることはありません。まずは原因を揃え、到達点を共有してから検討します。

「裏ハムラ」という名前だけでは、治療の中身は判断できません

同じ裏ハムラという名前であっても、実際にどの層をどこまで剥離し、眼窩脂肪をどのように移動し、ティアトラフ周囲の段差をどこまで整えているかは、医師や術式設計によって異なります。治療名だけで判断せず、脂肪を取る治療なのか、段差を整える治療なのか、脂肪注入をなぜ併用するのかを確認することが大切です。
「名医」「専門」で迷ったときの、診察での確認ポイント

裏ハムラに脂肪注入は必要ですか?

当院では、裏ハムラに脂肪注入を標準的に併用する考え方はとっていません。目の下の凹みは、単純なボリューム不足ではなく、眼窩脂肪・ティアトラフ・SOOFの位置関係による段差や影として見えていることが多いためです。

脂肪注入そのものを否定しているわけではありません。ただし、段差の原因が「足りないこと」ではなく、構造の境界にある場合、必要なのは脂肪を足すことではなく、内部から段差と光の流れを整えることだと考えています。

そのため当院では、まず「本当に足りないのか」「脂肪を足す前に、移動や段差の整理で整えられる構造ではないのか」を確認します。他院で裏ハムラに加えて脂肪注入や表ハムラを勧められた方は、詳しい判断基準を以下のページで整理しています。

表ハムラ・脂肪注入を勧められたときの判断基準を見る

目の下は「皮膚が余りにくい」構造です|だからまず内部構造を整えます

目の下は、解剖学的に“皮膚が余りにくい”条件が重なっています。

  • 皮膚が薄い
  • 皮下脂肪が少ない
  • すぐ下に眼輪筋がある
  • 境界となる靱帯付着が強い

そのため、鏡で「余っている」と感じても、実際には
弾力低下や内部の段差が原因で“余って見えているだけ”のことが少なくありません。

これは、眼形成外科領域の解剖学的研究や、
下眼瞼手術の臨床報告でも示されている考え方です。

私は、まず内部構造(浅い層)を整え、
それでも本当に必要な場合にのみ、次の選択肢を検討します。
(この順番が、自然で負担の少ない結果につながると考えています。)

向いているタイプ/別の層が主因かもしれないサイン

適応は診察で判断しますが、受診前の目安として整理します。迷う場合は総合ガイドを先に読むと理解が早くなります。

向いている可能性があるサイン(浅層の段差が主因)

  • 影が 境界に沿って線状に出やすい
  • ふくらみの「量」より 段差(前後差)が気になる
  • 頬の立体は比較的保たれ、悩みの中心がクマにある
  • 脂肪の大きな膨らみはないが、ティアトラフの線や段差が目立つ
  • 頬の低下は強くなく、悩みの中心が目の下の境界にある
  • 脂肪を足すよりも、目の下と頬のつながりを整えた方が自然に見えるタイプ

別の層の影響も疑うサイン(中間層/深層の関与)

  • 影が線ではなく “面”として広がって見える
  • クマだけでなく、顔全体の 疲れ感が先に出る
  • 頬の支え(重心)の変化が強く、段差だけで説明しづらい


この場合、裏ハムラ(浅層)だけで完結させるのではなく、中間層(骨膜上)/深層(骨膜下)を含めて選択肢を整理します。次のセクションで、当院の裏ハムラの設計(標準設計/PONO式)として位置づけを示します。

裏ハムラだけで足りるか迷う方へ

影が線ではなく面として広がる場合、裏ハムラで十分なケースと、深層まで評価した方がよいケースがあります。違いを詳しく整理したい方は、以下のページを参考にしてください。

裏ハムラだけで足りないクマとは

他院で表ハムラや脂肪注入を勧められた方へ

裏ハムラを希望した際に、表ハムラや脂肪注入を勧められることがあります。その提案が間違っているとは限りませんが、治療名だけで判断せず、なぜその治療が必要なのかを構造ごとに確認することが大切です。

表ハムラ・脂肪注入を勧められたときの判断基準を見る

PONO式裏ハムラ|浅層から中間層まで“連続して”整える橋渡し

※裏ハムラを「浅層」、裏ミッドを「深層」とすると、PONO式裏ハムラはその 中間層(骨膜上)を扱う位置づけです。

PONO式裏ハムラは、裏ハムラ(浅層の段差を整える考え方)の枠内で、影が「線」ではなくやや「面」に広がって見えるタイプに対して、骨膜上の浅い重心(中間層)までを“連続した構造”として整理し、必要十分な範囲で整える設計です。
治療名を増やす意図ではなく、影がどの層まで関与しているかを診察で揃えるための区分として位置づけています。

次のような所見がある場合、浅層だけで完結させず、「中間層まで含めて」検討することがあります。

  • 影が境界だけでなく、やや広く見える
  • 段差に加えて、中間層の浅い重心がわずかに下がっている
  • 裏ハムラだけでは説明しきれない「疲れ感」がある

※PONO式裏ハムラは骨膜上の層を扱う設計であり、深層ユニット+支持構造(骨膜下アプローチで重心再配置が成立する領域)を扱う 裏ミッドフェイスリフトとは、主に扱う層が異なります

骨膜上で扱う中間層と、骨膜下で扱う深層の違いを詳しく知りたい方は、以下のページで整理しています。

骨膜上ミッドと骨膜下ミッドの違い

裏ハムラの構造設計|段差を戻りにくい形で整えるために

当院の裏ハムラでは、単に眼窩脂肪を移動するだけではなく、段差をつくっている固定条件を確認し、目の下から頬にかけて自然につながる位置関係を整えることを重視しています。

具体的には、ティアトラフ周囲のORLを必要十分に解除し、眼窩脂肪をORL下へ再配置・固定します。 さらに、CPF前葉を含む隔膜構造の再配置、頬脂肪との連続性、移動した脂肪を支える条件まで確認します。 これは特別な追加手技ではなく、段差を戻りにくい形で整えるための標準的な設計思想です。

詳しい解剖学的な考え方は、専門ページで整理しています。

裏ハムラの構造設計を詳しく読む

裏ミッドフェイスリフトとの違い|深層(骨膜下)を扱う選択肢

裏ミッドフェイスリフトは、深層(骨膜下)まで含めて、中顔面を支えるユニットと支持構造に直接アプローチする考え方です。表面を引っ張るのではなく、土台を整え直すことで、クマだけでなく顔全体の印象に向き合う選択肢になります。

裏ハムラ(浅層)/PONO式(中間層)/裏ミッド(深層)は、優劣ではなく 原因の層が違うという整理です。診察では、どの層が主因かを丁寧に評価し、必要な層にだけ最小限に計画します。

さらに詳しく整理したい方へ

裏ハムラ、PONO式裏ハムラ、裏ミッドフェイスリフトは、優劣ではなく届く層が異なります。

裏ハムラだけで足りないクマとは

骨膜上ミッドと骨膜下ミッドの違い

東京で裏ハムラを検討している方へ|価格やランキングの前に適応を確認する

皮膚が薄い・透ける・小ジワが気になる場合(皮膚=“質”の別軸)

目の下はもともと皮膚が薄い部位です。段差(位置関係)を整えても、透け感や小ジワが主な悩みとして残る場合は、構造(層)に加えて 皮膚そのものの変化(質)が関与していることがあります。

その場合は、診察で「主因が位置か、質か」を整理したうえで、必要に応じて皮膚側の治療(皮膚再生療法など)も検討します。適応や回数は診察で評価します。

ダウンタイム・経過の目安(裏ハムラ・Pono式裏ハムラ)

ダウンタイムは個人差があります。以下は一般的な目安としてご覧ください。生活条件(仕事・撮影・出張など)に合わせて、診察で具体的な見通しを共有します。

  • 腫れ:数日〜1週間程度(個人差)
  • 内出血:出ることがある(程度は個人差)
  • 痛み:強くないことが多いが、違和感が残ることがある
  • 仕上がり:創傷治癒の観点から6か月が目安

※経過には個人差があります。診察時に、ご希望の方にはより詳しくご説明します。

リスク・注意点

私はメリットだけでなく、リスクや限界も正直にお伝えしています。

  • 腫れ・内出血
  • 左右差、仕上がりの個人差
  • 期待値とのズレ(到達点の限界)
  • 感染、出血などの一般的な外科リスク(頻度は高くないがゼロではない)
  • 既往や他院治療歴により選択肢が制限されることがある

不安が残る状態で治療を急ぐ必要はありません。
まずは構造を一緒に確認し、判断材料を整理しましょう。

費用について

裏ハムラの費用は、標準的な裏ハムラとして行うのか、骨膜上の浅い重心まで含めたPONO式裏ハムラとして設計するのかによって変わります。 また、診察で深層(骨膜下)の関与が強いと判断される場合は、裏ミッドフェイスリフトが選択肢になることもあります。

料金ページでは、裏ハムラ法・PONO式裏ハムラ・裏ミッドフェイスリフト®の費用をまとめてご確認いただけます。 診察時には、必要な治療範囲と費用を事前に明確にお伝えします。

クマ治療の料金を見る

※表示価格は税込です。自由診療のため保険適用外です。 状態や手術内容により費用が変わる場合があります。

症例|“やりすぎない変化”という選択

裏ハムラが適応になるクマを、症例で確認する

裏ハムラは、脂肪の量を減らす治療ではなく、ティアトラフ周囲の段差を内部から整える治療です。症例写真では、術前のふくらみの大きさだけでなく、目の下と頬の境界にある影がどのように変化しているかを確認してください。

30代女性|目の下の段差を整える
裏ハムラ法

脱脂ではなく、裏ハムラで段差を整えた症例

見え方:目の下のふくらみ/ティアトラフの段差/目の下の影

治療:裏ハムラ

目の下のふくらみだけでなく、その下の段差が問題になっていた症例です。脂肪を取るのではなく、眼窩脂肪を移動して、ティアトラフ周囲の境界をなだらかに整えています。関連動画では、裏ハムラ・裏ミッド・PRPF®療法の使い分けも解説しています。

30代男性|目立ちにくいクマを構造から整えた症例
目の下のクマ治療、裏ハムラ法、30代男性の症例 (7)

ふくらみは大きくないが、ふとした表情で目立つクマを整えた症例

見え方:軽いふくらみ/目の下の段差/表情や角度で目立つ影

治療:裏ハムラ法

目の下のふくらみは大きくなく、一見すると分かりにくいクマですが、内部構造の段差によって、光の当たり方や表情で影が目立つ状態でした。脂肪を取るのではなく、裏ハムラ法で目の下の段差と境界を整えることで、自然な印象に改善しています。

同じ「クマ」に見えても、段差だけが中心の方、浅い中間層まで影が広がる方、さらに深層の頬の位置まで関わる方では、必要な治療が異なります。まずは自分に近い見え方の症例から確認することが大切です。

このページの監修・診療方針

このページは、ポノクリニック東京 院長 芝 容平が、目の下のクマ治療と中顔面治療の診療経験をもとに監修しています。

裏ハムラページでは、裏ハムラを「脱脂の延長」ではなく、眼窩脂肪を利用してティアトラフ周囲の段差と目の下から頬への連続性を整える治療として説明しています。脱脂、裏ハムラ、PONO式裏ハムラ、裏ミッドフェイスリフト、皮膚再生療法を優劣で比べるのではなく、原因のある層と治療が届く層を一致させることを大切にしています。

クマ治療 7,000件以上、裏ミッドフェイスリフト 3,000件以上の診療経験をもとに、段差が中心のケース、影が面として広がるケース、皮膚の質が関わるケースを分けて診察しています。診察の結果、裏ハムラではなく別の治療や、治療しない判断をご提案することもあります。

裏ハムラに関するよくある質問

※一般的な情報提供です。実際の適応は、診察で皮膚の厚み、眼窩脂肪の位置、ティアトラフの段差、中顔面の位置関係を確認したうえで判断します。

裏ハムラはどんなクマに向いていますか?

裏ハムラは、目の下のふくらみだけでなく、ティアトラフ周囲の段差が影をつくっているタイプに向いています。脂肪を単に取るのではなく、眼窩脂肪を移動して段差をなだらかに整える治療です。

裏ハムラと脱脂の違いは何ですか?

脱脂は眼窩脂肪を減らし、主に目の下のふくらみを軽くする治療です。裏ハムラは眼窩脂肪を移動し、ティアトラフ周囲の段差を整える治療です。ふくらみが中心か、段差が中心かによって適応が変わります。

脂肪の膨らみが少なくても、裏ハムラの適応になることはありますか?

あります。裏ハムラは、脂肪の量を減らす治療ではなく、ティアトラフ周囲の段差を内部から整える治療です。眼窩脂肪の大きな膨らみがなくても、目の下と頬の境界に段差があり、それが影の中心になっている場合には、裏ハムラが適応になることがあります。

裏ハムラは脱脂の上位治療ですか?

いいえ。裏ハムラは脱脂の上位治療ではなく、目的の異なる治療です。脱脂は眼窩脂肪のふくらみを減らす治療であり、裏ハムラはティアトラフ周囲の段差と連続性を整える治療です。どちらが優れているかではなく、原因が量にあるのか、段差にあるのかで適応が変わります。

裏ハムラに脂肪注入の併用は必要ですか?

当院では、裏ハムラに脂肪注入を標準的に併用する考え方はとっていません。目の下のクマは、単純なボリューム不足ではなく、眼窩脂肪・ティアトラフ・SOOFの位置関係による段差として見えていることが多いためです。まずは脂肪などのボリュームを足す前に、眼窩脂肪の移動や段差の整理によって構造を整えられるかを評価することを重視しています。

裏ハムラだけでは改善しにくいクマはありますか?

影が目の下だけでなく頬まで面として広がっている場合や、中顔面の重心低下が強い場合は、裏ハムラだけでは改善が不十分になることがあります。その場合は、PONO式裏ハムラや裏ミッドフェイスリフトなど、より深い層への治療を検討します。

PONO式裏ハムラと裏ミッドフェイスリフトの違いは何ですか?

PONO式裏ハムラは、裏ハムラの考え方をもとに骨膜上の中間層まで連続して整える設計です。裏ミッドフェイスリフトは、骨膜下から中顔面の深層構造を整える治療です。優劣ではなく、原因の層によって適応が変わります。

裏ハムラは皮膚を切りますか?

当院で行う裏ハムラは、まぶたの裏側から行う経結膜的な治療です。皮膚表面を切開しないため、表に傷は残りません。ただし、皮膚のたるみや質感が強く関わる場合は、別の治療を組み合わせて考えることがあります。

裏ハムラのダウンタイムはどれくらいですか?

腫れは数日から1週間程度、内出血が出る場合もあります。見た目は時間とともに落ち着きますが、組織がなじむまでには時間がかかります。完成は創傷治癒の観点から、約6か月を目安に考えます。

カウンセリングのご案内
治療を前提としない、「構造」を知るための時間です

カウンセリングは契約の場ではありません。
まずは目の下と中顔面の構造を一緒に確認し、

  • 今の状態で治療が必要かどうか
  • どの層に原因がありそうか
  • 浅層だけで足りるのか、中間層・深層まで考えるべきか
    を整理します。

「今はまだ治療をせずに様子を見る」という結論になることもあります。
迷っている段階でも、どうぞ安心してご相談ください。

※診察の結果、治療をおすすめしない判断になることもあります。