経結膜脱脂法(切らない目の下の脱脂)の仕組みを図解|瞼の裏側から脂肪を除去する術式の手順

目の下の膨らみやクマを解消する経結膜脱脂法は、皮膚を傷つけずに瞼の裏から脂肪を取り出す画期的な治療です。黒クマが生まれる医学的背景から詳細な手術手順までを丁寧に解き明かします。

傷跡を残したくない方や周囲に知られずに若返りたい方の願いを叶える知識を深め、納得して治療を選べる指針を提示します。この記事を読むことで手術への不安を解消し、理想の目元を手に入れましょう。

目次

目の下の膨らみやクマを根本から解消する経結膜脱脂法の正体を探ります

老け顔の大きな要因となる目の下の影クマは、肌表面のケアだけでは太刀打ちできません。深層組織にある眼窩脂肪の突出が引き起こしているため、物理的に脂肪を減らすアプローチが必要です。

この膨らみを取り除く経結膜脱脂法こそが、根本的な解決を目指すための優れた選択肢となります。一度の施術で劇的な変化が期待でき、再発の可能性も低いため多くの見込み客に選ばれています。

皮膚を傷つけずに脂肪だけを抜き取るアプローチの仕組み

経結膜脱脂法が選ばれる理由は、顔の表面にメスを一切入れない点にあります。下瞼を優しくめくった際に見える「結膜」という粘膜部分を数ミリだけ切開します。粘膜は皮膚よりも再生能力が高い性質です。

そのため縫合せずとも自然に塞がるため、鏡を見ても傷跡がどこにあるのか分かりません。抜糸のために通院する手間もかからず、お仕事やプライベートを休めない方にとって大きな価値があります。

表面に傷が残らないメリットは計り知れず、誰にもバレずに美しくなりたいという現代のニーズに合致しています。ダウンタイムの短さも、この術式が広く支持される理由の一つと言えるでしょう。

目袋を形成する眼窩脂肪が前方に飛び出してくる医学的背景

私たちの眼球は眼窩と呼ばれる骨のくぼみの中で、脂肪のクッションに守られています。若い頃は筋肉や膜が脂肪を支えていますが、加齢や遺伝によって支えが緩むと脂肪が重力に抗いきれず押し出されます。

押し出された脂肪は「目袋」と呼ばれる膨らみを作り、その下に深い影を落とします。これが黒クマの正体であり、不健康で疲れたような印象を顔全体に与えてしまいます。表情の活力を奪う大きな原因です。

この物理的な膨らみを減らすことで、光を正しく反射する目元を取り戻せます。加齢だけでなく、PCやスマホによる眼精疲労も組織の緩みを加速させる要因となっており、幅広い世代で治療が必要とされています。

短時間の施術で理想的な目元のラインを再構築するまでの流れ

経結膜脱脂法の施術は、両目合わせても30分前後と非常にスムーズに完了します。局所麻酔を併用するため、手術中に鋭い痛みを感じる心配もありません。結膜側から突出した脂肪を的確に捉え、除去します。

こうすることで、術直後から目元のフラットな質感を実感できるケースが多いのも特徴です。スキンケアやマッサージでは決してアプローチできない深部の組織を直接整えるため、確かな変化を期待できます。

一度取り除いた脂肪は再生しないため、効果が長く続く点も魅力的です。忙しい日常の中で最小限の負担で最大の効果を得たい方にとって、経結膜脱脂法は非常に合理的な美容医療の選択肢となります。

経結膜脱脂法と皮膚切開法の決定的な違い

比較項目経結膜脱脂法皮膚切開法
切開する場所瞼の内側の粘膜まつ毛直下の皮膚
表面の傷跡全くなし細い線状の跡
縫合と抜糸不要必要

皮膚を傷つけずに脂肪を抜き取る手術の手順と具体的なアプローチを解説します

手術の具体的な手順を把握しておけば、得体の知れない恐怖心を取り除くことが可能です。医師がどのように繊細な操作を積み重ねていくのか、その安全性を支えるステップを段階ごとに追っていきましょう。

座った状態での入念なマーキングが理想の仕上がりを左右します

手術の成功は、実はメスを持つ前の準備段階で決まると言っても過言ではありません。医師はまず患者様さんが座った状態で、どの位置に脂肪が溜まっているかを観察します。横たわると膨らみが変わるからです。

鏡を見ながら左右のバランスを細かくチェックし、取るべき脂肪の範囲を専用のペンで描き入れます。デザイン共有の時間は患者様さんの理想と医師のイメージを一致させるために、最も大切な対話の場です。

一人ひとりの顔立ちに合わせたオーダーメイドの設計を行うことで、不自然な窪みを防ぎます。この工程を丁寧に行うクリニックこそが、納得のいく結果を生み出す信頼に値するパートナーだと言えます。

多重の麻酔システムで痛みを最小限に抑える準備を整えます

痛みを完全に取り除くため多段階の麻酔システムを採用しています。まずは点眼麻酔を行い、目の表面の違和感を取り去ります。次に鼻からリラックス効果のある笑気麻酔を吸い込み、心地よい状態を作ります。

その後に極細の針を用いて、結膜側に局所麻酔を注入します。この時すでに笑気麻酔が効いているため、針の感覚をほとんど感じることなく眠るように過ごせます。痛みへの不安に寄り添ったこの体制が安心です。

不安が強い場合には、さらに眠りの深い静脈麻酔を選択できる場合もあります。自分の痛みに対する感度を正直に医師へ伝えることが、快適な手術時間を確保するために必要不可欠な事前準備となります。

結膜を微細に切開して突出した脂肪を優しく引き出します

麻酔が十分に効いた後、下瞼を反転させて結膜を5ミリから1センチほど丁寧に切開します。ここから眼窩隔膜という膜を抜け、ターゲットとなる脂肪の塊に到達します。医師は専用の器具で脂肪を誘導します。

決して強引に引っ張ることはせず、圧をかけて溢れ出てくる分を丁寧に処理するのが技術の見せ所です。周囲の毛細血管を傷つけないよう慎重に進めることで、術後の内出血を大幅に減らすことが可能になります。

内部組織へのダメージを極限まで抑える繊細な手技により、翌日の腫れも最小限に留めることができます。高度な解剖学的知識を持つ熟練の医師が担当することで、安全かつ確実な脂肪除去が実現されるのです。

止血を徹底して縫合せずに手術を終了するまでの最終工程

脂肪を適切に除去した後は、電気凝固器具などを使用して徹底的な止血を行います。少しの出血も見逃さないことで、術後の腫れを最小限に留められます。最後に切開した結膜を整えますが、糸で縫うことはありません。

瞼を元の位置に戻すだけで切り口は自然に閉じ、数日後には粘膜同士がしっかりと接着します。傷を縫わないため、糸の異物感に悩まされることもありません。アフターケアの説明を受け、短時間の安静後に帰宅できます。

クリニックを出た直後から普通の生活に戻れる気軽さが、この手術の最大の魅力です。抜糸のための通院も不要なため、遠方から治療を受けに来る患者様さんにとっても、非常にメリットの大きい術式と言えます。

術中の安全管理に関する重要事項

  • 心電図や血圧計によるリアルタイムの体調モニタリングの実施。
  • 止血を丁寧に行い、組織へのダメージを抑える繊細な操作の継続。
  • 解剖学的知識に基づいた、除去すべき脂肪区画の確実な判別。

目の下のクマが目立つ原因となる3つの脂肪区画と位置関係を整理しました

目の下の脂肪は一つの袋に入っているわけではなく、内側・中央・外側の3つの区画に分かれています。構造を熟知した上で微調整を行うことこそが、自然な目元を作るための絶対条件となります。

目頭の下にポッコリと現れる内側脂肪の処理を優先させます

内側の脂肪は目頭のすぐ下に位置しており、他の区画に比べて色が白っぽく線維が多めです。範囲こそ狭いものの、突出すると硬い膨らみになり、鼻筋横の溝を強調してしまうため、見た目年齢に大きく影響します。

内側を放置すると、せっかく他の部分を平らにしてもクマが残ったような印象になってしまいます。小さな入り口からこの内側部分を見つけ出し、頬のラインとつなげるように高さを整えていく作業が求められます。

この部位の脂肪は奥まっていることが多く、医師の技術差が出やすいポイントです。取りすぎても取り残しても不自然になるため、ミリ単位での緻密な調整が顔全体のバランスを整える鍵となります。

目元の中心部を大きく膨らませる中央脂肪の除去バランスを考えます

中央の脂肪は黒目の真下に位置し、3つの区画の中で最も体積が大きく、鮮やかな黄色をしています。ここが飛び出すと、下瞼全体が大きく盛り上がり、本来あるはずの涙袋を埋もれさせてしまう原因となります。

中央部分を適量減らすことで、埋もれていた涙袋が再び表面に現れ、目力のある表情へと変化します。ただし、減らしすぎると目の下が窪んで不健康に見えるため、全体の高さを調整する高度な判断力が必要です。

涙袋をくっきり見せたいという要望が多い中、中央脂肪のコントロールは最も重要視されるべき工程です。自分の理想とする目元の写真を医師に見せることで、最適な除去量を共有することが成功への近道です。

目尻側の広がりを決める外側脂肪の見落としを防ぐ技術の重要性

外側の脂肪は目尻側に位置しており、奥まった場所にあるため丁寧な探りが必要です。ここを取り残すと、内側や中央が綺麗になっても、笑った時に目尻だけが不自然に盛り上がる原因になり、全体の美しさを損ないます。

外側までしっかりとフラットに整えることで、目元全体のカーブが緩やかになり、自然な立体感が生まれます。3つの区画すべてをバランスよく調整して初めて、整形したとは分からないナチュラルな美しさが完成します。

外側脂肪は加齢によるたるみと混同されやすい部位ですが、適切に脱脂を行うことで目元の重みが解消されます。どの角度から見ても凹凸のない滑らかな肌質を手に入れるために、丁寧な全区画処理が不可欠です。

3つの脂肪区画とそれぞれの特徴

脂肪の種類見た目の影響度除去する際のポイント
内側(目頭側)影を深く見せる鼻筋とのつながりを意識
中央(黒目下)膨らみのメイン涙袋を出すための適正量
外側(目尻側)笑顔の不自然さ奥の見落としを徹底回避

手術中の痛みや麻酔の種類など患者様さんが抱く不安を解消する準備を整えます

美容整形において「痛み」への不安は、カウンセリングで最も多く寄せられる相談です。身体的な苦痛だけでなく精神的な恐怖心もケアするための取り組みが行われていますので、その全容を把握しておきましょう。

点眼麻酔から局所麻酔まで多段階のケアで痛みを感じさせません

手術の始まりに点眼麻酔を行い、目の表面の知覚を鈍らせることで、器具が触れる際の違和感を排除します。その後に使用する局所麻酔は、pH値を調整して注入時の刺激を抑えた薬剤を選定し、ゆっくり浸透させます。

こうすることで、麻酔そのものの痛みさえも最小限に抑える工夫がなされています。麻酔が完全に効いたことを確認してから次の工程へ進むため、執刀中に痛みを感じることはありません。無痛状態での手術が標準です。

痛みの感じ方は個人差がありますが、細心の注意を払うことで「想像よりもずっと楽だった」という感想を持つ患者様さんが大半を占めます。快適な手術環境を提供することは、現代の美容クリニックの使命です。

眠ったような状態で手術を終えられる静脈麻酔のメリットを伝えます

どうしても意識がある状態が怖いという方には、点滴から麻酔薬を入れる静脈麻酔が有効です。数分で深い眠りに落ち、次に目が覚めた時にはすべてが終わっています。手術時間の感覚もなく、恐怖心を完全に遮断できます。

笑気麻酔はリラックス効果ですが、静脈麻酔は完全に寝ている状態という違いがあります。どちらが自分に合っているかを医師と話し合い、最適な方法を選ぶことが、納得のいく手術体験につながる大きな鍵となります。

麻酔からの目覚めも緩やかであり、術後の体調をしっかり確認した上で帰宅できる体制が整っています。安全性と快適性の両立を求める方にとって、麻酔の選択肢が豊富であることはクリニック選びの重要な基準です。

手術中の光の眩しさや眼球への圧迫感を和らげるための具体的な配慮

痛み以外で気になるのが、脂肪を引き出す際に眼球を軽く押されるような感覚です。これは事前に「今から少し押されますよ」と声をかけることで、心の準備が整います。ライトが眩しくないよう保護器具も装着します。

スタッフが手を握ったり、リラックスできる音楽を流したりするクリニックも増えています。五感すべてにおいてストレスを軽減する環境を整えることが、安全でスムーズな手術進行に欠かせない要素となります。

医師と患者様さんがコミュニケーションを取りながら進めることで、予期せぬ緊張を防ぐことができます。細やかな声掛けと物理的な保護を組み合わせることで、心身ともに健やかな状態で手術を終えることが可能です。

麻酔の選択肢とリラックス度

  • 笑気麻酔:鼻から吸い、不安を和らげてリラックスした状態を保つ。
  • 局所麻酔:痛みそのものを局所的にブロックし、意識がある中で施術。
  • 静脈麻酔:点滴により完全に眠り、恐怖心や痛みを一切感じさせない。

術後のダウンタイムを最小限に抑えるための経過と過ごし方をアドバイスします

手術が無事に終わった後の数日間の過ごし方で、回復のスピードが大きく変わります。皮膚を傷つけない経結膜脱脂法だからこそできる、早期社会復帰のためのアフターケアのコツを、時系列に沿って詳しくご紹介します。

術後48時間のアイシングが腫れと内出血の広がりを防ぐ鍵となります

手術直後から2日間は組織がダメージを修復しようとして、炎症が起きやすい時期です。保冷剤を清潔なタオルで包み、目元を優しく冷やす「アイシング」をこまめに行ってください。血管が収縮し、腫れを強力に抑えます。

こうすることで翌朝の浮腫みを最小限に留められます。また、寝る際は枕をいつもより高くして、頭の位置を高く保つように心がけてください。顔に血液や水分が溜まるのを物理的に防ぐことが、早期回復に直結する知恵です。

冷やしすぎによる凍傷には注意が必要ですが、適度な冷却は術後の経過を劇的に良くします。自宅でのケアこそが、クリニックでの仕上がりを完成に導くための大切なバトンタッチであると認識してください。

内出血の色味の変化とメイクで自然に隠せるタイミングを確認します

内出血が出る場合、最初は青紫っぽくなり、数日後から黄色く変化していきます。これは血液が正常に吸収されている証拠ですので心配いりません。通常、1週間から10日程度で目立たなくなりますが、翌日からメイクが可能です。

カバー力の高いコンシーラーを準備しておけば、術後すぐに外出しても周囲に気づかれる心配はほとんどありません。無理にこすってクレンジングをすることは避け、優しいタッチでメイクを落とすのが傷口を労る秘訣です。

肌表面には一切の傷がないため、洗顔も当日から制限なく行えます。不潔な状態は炎症を長引かせる原因となるため、優しく丁寧に洗い、常に目元を清潔に保つことを心がけるだけでダウンタイムの質が大幅に向上します。

血行を促進しすぎる生活習慣を一時的に控えて回復を最優先にします

術後1週間は激しい運動や長時間の入浴、多量の飲酒を避けてください。これらは血流を促進しすぎるため、落ち着いた腫れが再燃したり、止まっていた出血が再開したりするリスクがあります。入浴はシャワーで済ませましょう。

さらに重い荷物を持ったり、顔に力を入れたりする動作も控える必要があります。この安静期間をしっかり守ることで、数ヶ月後の完成形がより美しく整います。焦らず身体の回復を待つことが最終的な満足度を高める最短ルートです。

十分な睡眠とバランスの良い食事も、細胞の再生を助けるために必要です。手術という非日常の後に、いかに「心身ともにリラックスした日常」を過ごせるかが、理想の目元へと近づくための最も効果的なアフターケアとなります。

ダウンタイム中の日常生活ガイド

項目いつから可能か注意点
洗顔・シャワー当日から可能ぬるま湯で優しく流す
メイク翌日から可能目元は決してこすらない
コンタクト3日〜1週間後医師の指示に従う

失敗を避けるために知っておきたいリスクや合併症への対策をまとめました

どれほど優れた手術であっても、リスクが全く存在しないわけではありません。起こり得る不具合とその回避策を事前に正しく理解しておくことは、後悔しない選択をするために必要不可欠なステップとなります。

脂肪の取りすぎによる「凹み」を防ぐための高度なデザイン力の必要性

経結膜脱脂法で最も注意すべきは、脂肪を抜きすぎて目の下が骸骨のように窪んでしまうことです。膨らみがなくなったとしても不自然な溝が残れば若返りとは言えません。これを防ぐには適量を見極める目利きの力が求められます。

その結果、ただ取るだけでなく、脂肪を移動させて溝を埋める「裏ハムラ法」や脂肪注入を併用する治療が提案されることもあります。トータルで目元を平らにデザインできる医師を選ぶことが、最も確実なリスク対策となります。

「取り残し」を恐れるあまりに過剰除去となるケースは避けなければなりません。顔の影を多角的に分析し、将来的な老化まで見据えた適正量を提案してくれる、審美眼の高いプロフェッショナルな医師に相談してください。

左右差や取り残しを最小限にするための入念な術中チェックの徹底

人間の顔は元々左右非対称であり、脂肪のつき方も左右で微妙に異なります。同じ量だけ取り出せばいいという単純なものではなく、バランスを見ながら調節を行う必要があります。手術中の執拗なまでの確認作業が仕上がりを左右します。

こうすることで、片方だけ膨らみが残ったり、左右で高低差が出たりするトラブルを未然に防ぎます。特に外側の脂肪は奥にあり取り残しやすいため、最後に指で触れて膨らみがないかを確認する、丁寧な手技を持つ医師に依頼しましょう。

完璧な対称性を作ることは医学的に難しい場合もありますが、限りなく左右を揃える努力を怠らない姿勢が大切です。術後の経過で万が一左右差が気になった際に、柔軟に修正対応を行ってくれる保証制度の有無も確認すべきポイントです。

感染症や血腫といった術後のトラブルを未然に防ぐ安全管理体制

極めて稀ですが、傷口から菌が入る感染症や、内部で血が固まる血腫が起きる可能性はあります。これらを防ぐために、手術は厳格に滅菌された環境で行われます。術後には抗生剤が処方されるため、指示通りに服用しましょう。

異常な痛みや急激な腫れが出た際に、すぐに診察を受けられる24時間体制のサポートがあるかどうかもチェックしてください。トラブルへの初動が早いクリニックは、結果的に重症化を防ぎ、患者様さんの安心を最後まで守り抜きます。

衛生管理を徹底しているクリニックは、カウンセリングルームや待合室の清掃状況にもその姿勢が現れます。目に見える部分の清潔感も、高度な医療安全を提供しているかどうかの直感的な判断材料の一つとなるはずです。

リスク回避のためのセルフチェック項目

  • 自分のクマが「脂肪の膨らみ」によるものか正しく診断されているかどうかの確認
  • 過去の症例を見て、凹みや不自然な段差がないかを入念にチェックしたか
  • 万が一の場合の保証制度や、再手術の際の費用負担について明確な説明を受けたか

クリニック選びで後悔しないための技術力やカウンセリングの質を見極めます

経結膜脱脂法は一生に何度も受けるものではないからこそ、最初のクリニック選びがすべてを決めます。技術の高さはもちろん、一人の人間として誠実に向き合ってくれるかどうかを見極めるための視点をお伝えします。

症例写真の数だけでなく「自分と似た悩み」の改善実績を重視します

ホームページの症例写真を見る時は、自分と同じ年代やクマのタイプ(脂肪の多さ、皮膚の質感)の人がいるかを探してください。20代の症例ばかりが綺麗なクリニックが、40代以上の難しい症例にも強いとは限りません。

こうすることで、自分に当てはめた時のシミュレーションがより正確になります。加工が疑われる写真ではなく、照明条件が同じで細かなシワまで見えるような写真は、技術への自信と誠実さの表れでもあるのです。

また、良い結果だけでなく、改善が難しかった点についても補足されている情報があれば、より信頼性が高まります。誇大広告に惑わされず、等身大の実績を公開している場を選ぶことが、失敗しないための第一歩です。

メリットだけでなく副作用や限界を包み隠さず話す医師を信頼しましょう

「絶対に成功します」と良いことばかりを言う医師よりも、「あなたの場合は少しシワが残るかもしれません」とはっきりと限界を伝えてくれる医師の方が信頼できます。自分の目元の解剖学的な特徴を分かりやすく説明してくれるかが鍵です。

カウンセリングで疑問をぶつけた際に、嫌な顔をせず答えてくれるかどうかをチェックしてください。納得いくまで話し合える関係性が築けて初めて、安心して手術を任せられるパートナーになり得ると言えます。

医師との相性も無視できない要素です。どんなに有名であっても、自分の不安を軽視するような態度が見られる場合は再考が必要です。一生を左右する目元の治療だからこそ、心から信頼できる人物に託してください。

アフターフォローの充実度とトラブル発生時の具体的な対応方針の確認

手術費用の安さだけで選ぶと、術後の検診が有料だったり、トラブル時に対応してもらえなかったりするケースがあります。料金の中にどこまでのケアが含まれているのか、契約前に書面で確認しておくべき重要なポイントです。

こうすることで将来的な不安を最小限に抑えられます。優れたクリニックは、術後数ヶ月にわたる定期的な診察を無料で行い、患者様さんの満足度が100%に近づくまで責任を持って並走してくれます。この安心感こそが美しさへの近道です。

緊急時の連絡手段が確保されているかも確認しましょう。深夜や休日に何かあった際、相談できる窓口があることは大きな安心材料になります。技術・対話・保証の三拍子が揃った場所こそが、理想の目元を手に入れるための最良の選択です。

信頼できる医師を見極める3つの質問

質問の内容確認すべき意図良い回答の例
脱脂だけでシワは増えますか?リスク説明の誠実さ皮膚の状態を見て具体的なリスクを提示する
左右差が出た場合は?アフターフォローの質無料修正期間や対応基準が明確である
脂肪注入は必須ですか?不要な勧誘がないか状態に合わせて必要性を論理的に説明する

よくある質問

経結膜脱脂法(切らない目の下の脱脂)の手術を受けた後、効果はどのくらいの期間持続しますか?

経結膜脱脂法(切らない目の下の脱脂)で取り除いた脂肪は再生することはないため、一度の施術で得られた効果は非常に長く持続します。

加齢に伴う組織の緩みによって新たな脂肪が前方に出てくる可能性はゼロではありませんが、多くの場合は数年から十数年、あるいはそれ以上の期間、スッキリとした目元を維持できます。

老け込みを遅らせる予防的な効果も期待できるため、長期的な視点で見ても非常に価値の高い投資と言えます。

経結膜脱脂法(切らない目の下の脱脂)を行うことで、目の下の小じわが増えてしまうことはありますか?

経結膜脱脂法(切らない目の下の脱脂)で脂肪を除去すると、膨らんでいた部分が平らになるため、風船がしぼむように皮膚に余りが出て、一時的に小じわが目立つように感じることがあります。

特に、元々皮膚の弾力が低下している方や、脂肪の膨らみが非常に大きかった方にその傾向が見られます。

このような場合は、脂肪注入を併用して内側からハリを持たせたり、術後のスキンケアを徹底したりすることで、シワの発生を抑えながら美しい仕上がりを目指すことが可能です。

経結膜脱脂法(切らない目の下の脱脂)の手術当日、仕事や買い物に行くことは可能ですか?

経結膜脱脂法(切らない目の下の脱脂)は、皮膚表面に傷がつかないため、当日からサングラスなどで目元を保護すれば外出自体は可能です。

しかし、手術直後は局所麻酔の影響で目元の感覚が鈍っていたり、稀に血が混じった涙が出たりすることがあります。

当日は安静に過ごすことで翌日の腫れを抑えられるため、大切な仕事や長時間の外出は控え、自宅でゆっくり過ごすことを強く推奨します。

経結膜脱脂法(切らない目の下の脱脂)において、術後に視力が低下するような心配はありますか?

経結膜脱脂法(切らない目の下の脱脂)は、眼球を包む骨のくぼみの中(眼窩内)の脂肪を操作するものであり、眼球そのものや視神経に触れることはありません。

そのため、この手術が原因で直接的に視力が低下することはありません。

術直後は麻酔や軟膏の影響で視界がかすむことがありますが、これは一時的なものです。高度な技術を持つ医師が適切な手順で行う限り、視機能に対する安全性は非常に高く保たれています。

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この記事を書いた人

Dr.芝容平のアバター Dr.芝容平 Pono clinic院長

日本美容外科学会認定専門医

防衛医科大学校卒業後、皮膚科医として研鑽を積み、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医を取得(〜2022年)。その後、大手美容外科にて院長や技術指導医を歴任し、多数の医師の指導にあたる。 「自分の家族や友人に勧められる、誠実で質の高い美容医療」を信条とし、2023年にPono clinicを開業。特にライフワークとする「切らないクマ治療(裏ハムラ・裏ミッドフェイスリフト)」や中顔面の若返り手術において、医学的根拠に基づいた高い技術力に定評がある。

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