最先端治療を手掛ける医師が解説|首のシワの改善方法
年齢を重ねるとともに気になり始める首のシワ。美しい肌を保つためにフェイスケアに注力する方は多いですが、首のケアまで入念に行っている方は少ないです。しかし、首のシワは顔と同様に目立ちやすく、若々しい印象を損なう要因となります。
そこで、今回は首のシワを改善するための効果的な方法についてご紹介します。適切なケアを実践し、若々しい首元を取り戻しましょう。
目次
首のシワは大きく分けて2種類
首のシワは大きく、縦のシワと横のシワの2種類に分けられます。それぞれ解説いたします。
縦のシワ・縦のスジ
首の縦ジワは、あごから鎖骨にかけて縦方向に生じる、細かい帯状のシワのことです。
縦スジが目立つ原因は、加齢と広頸筋と呼ばれる首の前面を覆う筋肉による影響の2つと言われています。
横のシワ
首の横ジワは、首に横一直線にできるシワのことで、幅広い年齢の方に現れやすいシワです。
横ジワができる原因は主に生活習慣といわれています。現代ではスマホを日常的に使う時間が長くなり、首の前傾姿勢を取る時間が長くなります。前傾姿勢を取る時間が長くなるほどシワとしてのくせが付きやすくなります。また、加齢によるたるみや皮膚のハリ・弾力の低下も、横ジワが目立ちやすくなる要因の一つです。
首のシワの原因
首のシワができる原因は大きく分けて6つに分類されます。原因によっては今すぐ対策可能なものもあるため、ぜひチェックしてくださいね。
原因①:紫外線によるダメージ
紫外線には、UVA(紫外線A波)、UVB(紫外線B波)、UVC(紫外線C波)の3つの種類があります。そのうち、紫外線の95%を占めるUVAは肌の真皮層まで到達する強い浸透力を持つため、その影響は深刻です。
原因②:肌の乾燥
2つ目の原因は乾燥です。乾燥は主に肌の表皮に対して悪影響を与えます。表皮の一番外側は角層と呼ばれ、肌細胞がいくつも積みあがるようにくっつき形成しています。この肌細胞同士をくっつける働きを担う成分が乾燥によりダメージを受けることで、キメの荒い状態を作ります。
乾燥によってダメージを受けた肌細胞は、弾力性が弱くなりシワができやすい状態を作り上げます。
原因③:強い摩擦
強い摩擦もシワの原因となります。首の皮膚は薄くデリケートです。マフラーやタートルネックなどで肌表面が擦れ、ダメージを受けることにより乾燥が進みます。
また、マッサージや身体を洗う際も、ゴシゴシと力を加えることで、皮膚に刺激を与えてしまいます。首は優しく、手でなでるように触れるよう注意しましょう。
原因④:広頸筋の影響
広頸筋とは、薄い膜上で首の前面を覆っている筋肉です。広頸筋が衰え、柔軟性が減ってしまうとフェイスラインのたるみや首の横ジワの原因になります。
また、逆に広頸筋が過度に張ってしまうと皮膚が下に引っ張られることとなり、首の縦スジを目立たせます。広頸筋は日常生活で使用する頻度の高い筋肉です。そのため、年齢を重ねた方の方が広頸筋の張りが強く、縦スジが発達している特徴があります。
原因⑤:加齢によるもの
加齢によってコラーゲンやエラスチンなどの美肌成分の生成が減少することで、肌の弾力が低下し、たるみが生じます。その結果、皮膚が重なりシワを作り出します。
また、皮下脂肪も加齢にともない減少するため、肌がたるみやすくなります。たるみで顔や首の皮下脂肪などが垂れ下がり、発達した広頸筋が目立ってしまうことで、縦スジを強調してしまう傾向があります。
原因⑥:生活習慣
首のシワと生活習慣は大きな関わりがあります。睡眠不足は、肌のターンオーバーを乱し、肌の修復能力を低下させます。猫背やスマホ首などの首の前傾姿勢は、首の筋肉に負担をかけ、シワを深くする場合もあります。
また、枕の高さも重要です。枕が高すぎることにより、あごを引くような姿勢を長年とり続けてしまうと、横ジワが深く刻まれる原因となります。
このように、些細なクセも長年続けることで、首にシワを作る原因となっています。
医師がおすすめするシワ予防のセルフケア法
首のシワは、深く刻まれる前にセルフケアで予防をすることが大切です。医師がおすすめするシワ予防のセルフケア法を紹介します。
肌の保湿をしっかり行う
首のシワ予防として、スキンケアアイテムなどによる保湿をしっかり行いましょう。特に乾燥による小ジワには、保湿は大変有効です。スキンケアをする際は、顔と一緒に首まで意識的に保湿しましょう。
ただし、縦スジなど乾燥の影響を受けていない種類のシワもあるので、全ての首のシワを保湿で予防することは残念ながらできません。
外出時は紫外線対策をする
首のシワ予防として、紫外線対策は有効です。
また、紫外線によるダメージで表皮のターンオーバーが乱れると、うるおいを守るバリア機能が低下するため、乾燥を引き起こす原因となります。そのため、紫外線対策をして肌を守ることは、首のシワ予防に有効といえます。
美容整形で受けられる首のシワ改善
すでにできてしまった首のシワをセルフケアだけでは改善することは難しいでしょう。さらに首はマスクやメイクでごまかしづらい部位です。
美容医療では、首のシワに特化した治療が可能です。すでにある首のシワを改善したい方は、美容医療を選択肢に入れてみましょう。首のシワを改善できる美容医療について詳しく紹介いたします。
PRPF®療法
PRPF研究会の中でもPono Clinicは症例数No1で患者様のリピーターが絶えない再生医療です。
PRP療法は、血小板を遠心分離によって濃縮し、お肌に注射する若返り治療の一つです。患者様自身の血液を使用するため、アレルギー症状が出現する可能性や、感染症のリスクが極めて低いというメリットがある一方で、効果が非常にマイルドというデメリットがあります。そのため、1回の施術で深いシワを改善することは困難でした。
対してPRPF®療法は、厳密に定められた濃度と量の成長因子(FGF)を添加することで、PRPの創傷治癒能力が向上し肌自身を再生させる効果を最大にしています。PRP単独の注射や、その他の注入処置では効果を実感しづらかった、刻まれた深いシワやくぼみにも効果的です。
また、患者様一人ひとりの症状にあった、部位・深さ(層)・注入量を正しく見極めることで1回の施術で最大限の効果を追求し、数年単位で効果が持続するというメリットがあります。
当Pono Clinicでもスタッフに人気の高い施術の一つです。
ボトックス注射
首の縦ジワが広頚筋の影響を受けて生じているようなら、ボトックス注射がおすすめです。ボトックス注射は筋肉の収縮を司る、アセチルコリン受容体をブロックする作用を持ち、筋肉の動きを抑制します。
筋肉の動きを抑制することで縦ジワが生じることも抑えられるので、結果として首の縦ジワが徐々に薄くなり目立ちにくくなります。
ただし、ボトックス注射の効果は永続的ではありません。筋肉をよく使う方であれば3ヶ月を目安に追加注入が必要になってくるケースもあります。長くても効果の持続は半年程度。メンテナンスのために繰り返し注入する必要があるのです。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸注射はシワの部分にヒアルロン酸を注入し、ボリュームを与えることでしわを引き伸ばしシワを目立たなくさせる美容注射です。
近年、首のシワに適したヒアルロン酸製剤が登場したことで、ヒアルロン酸注入治療によるアプローチも可能となりました。ヒアルロン酸注射は即効性が高く、手軽に行えるため人気の美容施術です。
しかし、首の縦ジワのような細かなシワに対して改善効果を期待するには、慎重な製剤選びと医師の卓越したテクニックが必要です。医師の注入手技が未熟であったり、ヒアルロン酸の製剤の選択が正しくなければシワの改善効果が得られないだけでなく、かえって凸凹が目立ってしまう可能性があります。
レーザー系照射治療
首のシワの治療方法で、レーザー系照射治療が選択されることもあります。
レーザー系照射治療は、医療機器を使ってレーザーや超音波、高周波などを肌に照射することで、肌質改善や、肌の引き締めを目的に行います。縦ジワは、加齢による肌の弾力の低下や水分不足などが原因で生じます。そのため、照射治療で肌に熱を加え、たるみを引き締め、コラーゲンの産生を促すことで首のシワを改善していきます。
ダウンタイムがほとんどないため、気軽に行えて人気が高い照射治療ですが、メインとなる効果は引き締めのため、少ない治療回数で現状のシワに劇的な効果を出すことは難しい場合が多いです。
切開治療
切開治療は耳の後ろや襟足といった目立ちにくい部分の皮膚を切開し、シワ部分を物理的に引き上げ、余った皮膚を切除することでシワを目立たなくさせる外科手術です。たるみも同時に改善できるため、シワにプラスしてたるみが重度な方は切開治療が大変効果的です。
切開治療は1回の施術で劇的な効果が長期間得られる点はメリットですが、ダウンタイムが長期化することや傷跡のリスク、費用面がデメリットといえます。
当院の首のシワ改善の美容整形
当院は首のシワ改善として、PRPF®療法とヒアルロン酸治療をおこなっています。それぞれ症例写真とともに解説いたします。
PRPF®療法の症例写真
施術メニュー | PRPF®療法(首のシワ) |
施術費用 | ¥260,000円 |
ダウンタイム | 1週間程度 |
副作用・リスク | 腫れ・内出血・左右差・違和感・イメージとの違いなどを生じる事があります。 |
首のシワが改善されることによって、若々しい印象を与えます。PRPF®療法は少ないダウンタイムで治療効果が高い点もポイントです。
そしてPRPF®療法は他の注入治療と異なり、血流障害のリスクが全くありません。また、注入後に広がったり、移動したりすることもないため、安全性の高い治療です。
ヒアルロン酸
施術メニュー | ヒアルロン酸(ジュビダームシリーズ) |
施術費用 | ¥98,000円(1cc)¥180,000円(2cc)¥250,000円(3cc)¥320,000円(4cc)¥380,000円(5cc) |
ダウンタイム | 1週間程度 |
副作用・リスク | 腫れ・内出血・左右差・違和感・イメージとの違いなどを生じる事があります。 |
ヒアルロン酸で首のシワを改善した場合、1週間程度腫れやむくみが生じる場合があります。また、持続期間は1年前後です。
当院がおすすめするPRPF®療法の魅力
首のシワは治療が難しいことで知られています。当院のPRPF®療法は首のシワに対して高い効果が安定して持続する治療です。
さまざまなシワ治療がある中、シワを根本的に改善できる治療はPRPF®療法のみと言っても過言ではありません。PRPF®療法は安全性が高く、1回の施術で大きな効果を長期間実感できる治療です。PRPF®療法の魅力を詳しく紹介いたします。
アレルギー反応や拒絶反応が起こりづらい
PRPF®療法とは、自身の血液に含まれている成分を活用するため、アレルギー反応や拒絶反応が起こりづらい治療法です。
ヒアルロン酸は体外から注入する異物であるため、感染症を引き起こしたり、血管付近にヒアルロン酸を注入することで起こる血管塞栓などの合併症を引き起こす可能性も考えられます。その点、PRPF®療法は合併症のリスクが極めて低い治療と言えます。
1回の施術で大きな変化・長い効果を実感できる
PRPF®療法は、皮膚の細胞や組織にアプローチし、肌内部からの若返りを期待できるものです。注射後は少しずつ肌内部の細胞そのものが再生し、その過程で乾燥による小ジワや深く刻まれたシワを目立たなくさせます。
ヒアルロン酸などの一時的にしわやくぼみを隠す対症療法ではなく、根本的な皮膚再生による首のシワの改善が期待できます。
PRPF®療法は、部位・深さ(層)・注入量を正しく見極め施術する事で1回の施術で効果を実感していただけます。また、半永久的な効果を得ることができる点も最大のメリットといえます。
当院が選ばれる理由
PRPF®療法プロトコルを確立した若返り治療の専門医が在籍
当院はPRPF®療法研究会に所属し、正しいプロトコルでのFGF添加PRP療法を行っております。PRPF®療法研究会は、FGF添加PRP療法の質をさらに向上させ、より効果的に行う方法を追求し、日々若返り治療の制度を磨いています。
当院に所属する医師もまた、皮膚科、美容整形外科分野において高い専門性を持つ、経験豊富な医師ばかりです。 FGF添加PRP療法の可能性を信じ、リスクを最小限にしながら最高の結果を追求しています。
当院スタッフも受けているPRPF®療法。実際の症例を目にできる
PRPF®療法は当院の医師やスタッフも若々しい肌を保つため、実際に施術を受けている治療です。スタッフの症例を実際に目にすることができます。
今回紹介している症例写真も、当院のスタッフ写真です。
実際の症例を直接見てから、治療を検討することももちろん可能です。PRPF®療法について何かご不安な点がございましたら何でもご相談ください。
解剖学を熟知した美容外科専門医監修の施術メニュー
当院は、すべての施術メニューを美容外科専門医が監修しています。特にPRPF®療法は、薬剤を注入する深さ(層)や、注入する部位に応じた薬剤の量を正しく見極めることが大変重要です。
解剖学を熟知している当院の医師だからこそ、高度な医療技術と優れた治療効果を両立させることが可能です。
1回で理想を追求する治療の提供が可能
当院では、必要最小限の治療で最大の効果を患者様に実感していただきたいと考えております。PRPF®療法は、長年の経験と研究から導き出された最適な配合比率でFGFを添加し、1回の施術でも根本的な若返り効果が期待できる治療です。
濃度や注入量にこだわり、患者様一人ひとりに合った施術を行うことが、PRPF®療法の効果を引き出すためのポイントです。
首のシワを根本的に改善したいなら美容整形がおすすめ
ここまで、首のシワを改善するために効果的な方法をお伝えしました。首のシワは治療が難しく、すでに出来てしまったシワに関しては、セルフケアでの改善は難しいでしょう。美容整形も選択肢に加えることで、首のシワを目立たなくさせることが可能です。
PONO ClinicのPRPF®療法は、首のシワを根本的に改善する効果が期待できます。1回の施術で長期的な効果を得られるPRPF®療法は、首のシワを改善する唯一の治療法といえます。首のシワでお悩みの方は、ぜひクリニックにご相談ください。
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