注入では改善しないたるみには「こめかみリフト」|生え際切開で目尻と側頭部を同時に引き上げる

注入では改善しないたるみには「こめかみリフト」|生え際切開で目尻と側頭部を同時に引き上げる

鏡を見るたびに深くなる目尻のシワや、側頭部から雪崩のように落ちてくる重たいたるみに頭を抱えていませんか。

ヒアルロン酸やボトックスを繰り返しても、根本的な解決には至りません。皮膚の余りそのものを解消することが重要です。

本記事では、生え際の皮膚を切除して組織を強力に引き上げる「こめかみリフト」の全容を解説します。外科的なアプローチだからこそ実現できる変化と、術後の経過やリスクを正しく把握し、納得できる選択肢を見つける手伝いをします。

目次

ヒアルロン酸や糸リフトで効果を実感できない深刻なたるみを解消します

注入治療や糸による引き上げには物理的な限界があり、重度のたるみには皮膚を直接切除する外科手術が必要です。余った皮膚を根本から取り除くため、引き上げ強度が他の手法とは一線を画します。今の悩みを解消するために必要な一歩です。

注入治療を繰り返すことで不自然なお顔立ちになるリスクを避けてください

目尻のシワやこめかみの凹みを埋めようとしてヒアルロン酸を注入し続けると、お顔全体がパンパンに膨らんでしまう恐れがあります。皮膚が伸びきってしまった状態では、中身を足すだけでは重力に抗えません。過度な注入は避けるべきです。

むしろ、重さが増すことでさらにたるみが加速する悪循環に陥ることもあります。物理的に余分な面積を減らすことで、不自然に膨らませることなくスッキリとした若々しい輪郭を再現することが大切です。パンパンな顔立ちよりも自然な張りが魅力です。

お顔のボリュームを増やすのではなく、緩んだ組織を元の位置に戻す発想が必要になります。ヒアルロン酸の追加を検討する前に、皮膚の面積そのものが適切かどうかを見極めてください。それが、不自然さを回避し、本当の美しさを取り戻す鍵となります。

糸リフトの持続期間や引き上げ力に物足りなさを感じていませんか?

糸リフトは手軽な反面、棘で組織を引っ掛けているだけなので、時間の経過とともに組織が滑り落ちてしまうことが多々あります。特に側頭部のような広い範囲の重みを支えるには、糸の力だけでは不十分なケースが目立ちます。物足りなさは当然です。

筋膜や骨膜に近い深い層からしっかりと固定を行うことで、数ヶ月で戻ってしまうような心配を解消できます。安定した土台を再構築することが、長期間にわたる満足感を提供するために重要です。一度の処置で長く続く安心感を手に入れましょう。

糸のトゲに頼る手法は皮膚の弾力が残っている若い世代には有効ですが、皮膚の余りが多い世代には限界があります。

物理的な「切り取り」を行うリフトアップこそが、確実な変化を求める方に応える答えとなります。後戻りのない変化を選択してください。

手法によるアプローチの違い

治療法主な仕組み適応となる状態
注入治療ボリュームの補充軽微な溝や凹み
糸リフト組織の一時的固定初期のゆるみ
こめかみリフト余剰皮膚の切除皮膚の余りと下垂

皮膚の物理的な余りを除去しない限り根本的な解決は望めません

加齢によって伸びてしまった皮膚は、残念ながらマッサージや美容液、軽い照射治療で縮むことはありません。服のサイズが大きすぎる時に詰め物をするのではなく、布地を裁断して仕立て直す必要があるのと同様です。構造的な解決を優先しましょう。

お顔の皮膚も切って整える作業が、深刻なたるみには必要になります。目尻や側頭部に溜まった皮膚の余白を取り除くことで重苦しい表情を一掃し、本来のハツラツとした印象を蘇らせます。見た目の鮮度を劇的に高めることが可能になります。

鏡を見て、指でこめかみを斜め上に引き上げてみてください。その時に現れるスッキリとした目元が、この手術で目指すゴールです。指を離せば戻ってしまう現実を、外科的な処置によって定着させることが、本質的な若返りへの唯一の道です。

こめかみリフトで目尻の重なりを解消し若々しい目元を取り戻します

目尻が下がって二重の幅が狭くなったり、三角目になってしまったりする悩みに対し、この手術は驚くほどの力を発揮します。

側頭部から斜め上方向に引き上げることで、まぶたの重みが取れ、視界が明るくなる感覚さえ覚えるはずです。目元から若さを呼び覚ましましょう。

目尻の下垂が原因で不機嫌に見えてしまう悩みを解消してください

年齢を重ねると目尻が下がってしまい、意識していなくても疲れているように見られることが増えるかもしれません。これは側頭部の組織が緩み、眉尻や目尻を押し下げていることが主な原因です。

この重みを解消することで表情がパッと明るくなります。押し下げている原因を直接排除することが、表情を明るく変える近道となります。

目尻が自然に持ち上がることで、優しく、かつ凛とした眼差しを取り戻すことが可能になります。意図しない不機嫌な印象から、ようやく解放される日が来るのです。

優しい目元は、他人に安心感を与えるだけでなく、自分自身の自信にも繋がります。垂れ下がった皮膚の重圧を取り除き、軽やかなまぶたを取り戻してください。表情筋がスムーズに動き、自然な笑顔が作りやすくなるメリットも期待できます。

上まぶたの外側にある皮膚の被さりをスッキリと改善します

まぶたのたるみ取りだけでは解決できないのが、目尻よりさらに外側の被さりです。この部分は、こめかみエリアの皮膚が緩むことで生じるため、その上部を引き上げる処置が必要になります。広範囲な引き上げが、美しい目元のラインを作ります。

側頭部から広範囲に引き上げを行うと、まぶたの外側にある重たい皮膚がピンと張ります。その結果として、二重のラインが目尻まで綺麗に伸びるようになり、メイクのノリも格段に向上します。アイラインを描く楽しさを、再び実感できるはずです。

皮膚が被さっていると、まつ毛が下を向いてしまったり、マスカラが皮膚に付いたりするトラブルも増えます。こめかみリフトによって皮膚のテンションが適切に整えば、瞳に光が入りやすくなり、輝きに満ちた目元を維持できるようになります。

キツい印象を与えずに自然な形で斜め上へ引き上げることが可能です

手術をすると目が吊り上がって怖い顔にならないかという不安を抱く方も多いですが、熟練した医師の手技は非常にナチュラルです。無理に真上に引き上げるのではなく、お顔の解剖学的な流れに沿って斜め後ろへと誘導します。自然な曲線が重要です。

整形したことを悟られにくい自然な若返りが叶うため、周囲からは最近なんだか元気そうだねと言われるような変化を目指せます。

上品な美しさを保つためには、無理のないベクトルの設定が大切です。不自然な「引きつれ」とは無縁の仕上がりです。

お顔全体のバランスを損なうことなく、気になる部分だけをシャープにするデザイン力が問われます。事前のカウンセリングで、自分の理想とする目尻の角度をしっかりと伝え、医師と共通のイメージを持つことが、満足度を高めるポイントになります。

期待できる主な変化

  • 眉尻の緩やかな挙上による明るい表情
  • 目尻の深いシワの軽減と皮膚の張り
  • 三角目の形状改善による視界の拡大
  • 側頭部から頬にかけてのスッキリした輪郭

生え際を切開する手法が側頭部の強力な引き上げを可能にします

髪の中を切開する方法もありますが、最も高い変化を期待できるのは生え際に沿って切開する手法です。皮膚の余りが多い方にとって、切除範囲を柔軟に設定できるこの方法は、理想のラインを実現するための強力な手段となります。劇的な変化が必要です。

頭髪内の切開と比較して皮膚を切除できる量が圧倒的に多くなります

髪の中を切開する場合、あまりに多くの皮膚を切り取ると、生え際のラインが後ろに下がってしまう状態を招くことがあります。生え際の境界線で切開を行う手法であれば、生え際の位置を維持したまま処置が可能です。おでこが広くなる心配を軽減できます。

最大量の余剰皮膚を取り除くことができるため、側頭部の深いシワを一気に解消したい場合に有効です。妥協のない変化を求める方にとって、この切開ラインの選択は重要な意味を持ちます。効果を最大化し、皮膚の余りを残さず取り去ってください。

皮膚を切除できる量に余裕があるため、より広範囲の組織を動かすことが可能になります。これは、目尻だけでなく頬の上部や、口角のわずかなもたつきにも良い影響を及ぼします。一箇所を整えることで、顔全体の調和が取れるのがこの手法の強みです。

深層にある筋膜まで同時に引き上げることで戻りを防ぎます

表面の皮膚だけを引っ張っても、すぐに元に戻ってしまいます。この手術の真髄は、皮膚の下にある強靭な筋膜をどれだけ適切に処理できるかにあります。SMAS(スマス)と呼ばれるこの層の固定が、持続期間を左右する最も重要な要素です。

生え際切開からはこの深層組織へのアプローチがしやすく、しっかりと引き上げて固定することで、長期的な持続力を確保します。土台から作り直す感覚で行われる処置が、数年先まで続く美しい輪郭を支えます。確実な固定が、安心の土台となります。

組織へのアプローチの階層

層の名称処置の内容期待される役割
表皮・真皮余剰分の切除表面のシワ解消
皮下組織適切な剥離組織の移動性確保
筋膜(SMAS)引き上げと固定長期的な持続

側頭部全体のタイトニングにより小顔に見えるメリットがあります

側頭部がたるんで横に広がって見えると、顔が大きく、締まりのない印象を与えてしまいます。このエリアをタイトに引き締めると、お顔の横幅が視覚的に縮小し、フェイスラインがシャープに強調されます。引き締まった側頭部は、若さの象徴です。

リフトアップ効果に加えて、シェイプアップされたような小顔効果も得られるため、全身のバランスが良くなります。髪を結んだ時や耳にかけた時に、そのシルエットの美しさに驚くことでしょう。鏡を見るのが楽しくなる、そんな変化が待っています。

横顔のラインが整うことで、顎から首にかけてのラインも美しく強調されるようになります。正面だけでなく、あらゆる角度から見られた時に自信が持てるようになるのが、本格的なリフトアップ手術の醍醐味です。自分史上、最も美しい横顔を目指せます。

術後の傷跡やダウンタイムが心配な方への具体的なアドバイスです

外科手術である以上、ダウンタイムは避けて通れませんが、正しいケアを知っておけば不安を最小限に抑えられます。傷跡は、実は工夫次第で非常に目立たなくすることが可能であり、回復を早める方法も確立されています。恐れずに詳細を確認しましょう。

生え際の傷跡は毛包斜切断法などの工夫により髪で隠れやすくなります

傷が目立つのではないかという懸念に対し、現在の美容外科では、傷跡から毛髪が生えてくるように縫合する技術が用いられます。生え際の毛根を傷つけないように斜めにメスを入れることで、時間の経過とともに傷跡の上を毛髪が覆います。驚くほど馴染みます。

術後数ヶ月は赤みがありますが、メイクや前髪のスタイリングで十分に隠せる範囲に収まります。傷を隠すのではなく、傷を活かす技術が確立されていることを知っておいてください。

半年も経てば、白い線となって肌に馴染み、ほとんど分からなくなります。傷跡の管理において、最も大切なのは術後1ヶ月の過ごし方です。

医師から処方される軟膏を適切に塗り、患部を清潔に保つことで、組織の修復がスムーズに進みます。丁寧なケアを重ねることで、一生モノの綺麗な仕上がりを手に入れることができます。

術後1週間から2週間の腫れや内出血を乗り越えるためのコツを教えます

大きな腫れのピークは術後2日から3日程度であり、その後は徐々に黄色い内出血へと変わっていきます。2週間もすればマスクなしで外出できる状態まで回復するのが一般的です。体が治ろうとする力を、正しい生活習慣でサポートすることが大切です。

この期間を快適に過ごすためには、頭を高くして寝る、長風呂を控えるといった基本が大切です。医師の指示を忠実に守ることで、回復スピードは確実に早まり、日常生活への復帰もスムーズになります。焦らず、ゆっくりと休息を取る時間を確保してください。

腫れを早く引かせるためには、塩分の多い食事を控えることも有効です。また、過度なマッサージは禁物であり、患部には触れないことが鉄則となります。初期のダウンタイムをいかに静かに過ごせるかが、最終的な満足度を左右する重要なポイントです。

仕事を休む期間や周囲にバレないためのカモフラージュ術を伝授します

デスクワークであれば、術後3日から5日程度で復帰する方もいらっしゃいます。髪を下ろせるスタイルであれば、こめかみの固定や腫れを隠すのはそれほど難しくありません。カモフラージュのバリエーションを持っておくことで、精神的な負担も軽くなります。

眼鏡のフレームで傷跡の端を隠したり、少し厚めの前髪を作ったりするのも非常に効果的です。最近しっかり寝ているから調子がいいといった言い換えを用意しておくと、周囲の視線を気にせず自然に過ごせます。自信を持って、堂々と振る舞うことが一番です。

もし可能であれば、週末を利用して手術を行い、翌週の数日間を有給休暇に当てるスケジュールが理想的です。

周囲の目がどうしても気になる場合は術後の腫れが黄色味を帯びる時期まで、リモートワークや短時間勤務を活用するのも良いアイデアです。

ダウンタイムの主な経過

  • 術後3日目:腫れが最も強く出る時期(保冷剤での冷却が推奨)
  • 1週間後:クリニックにて抜糸を行い、洗髪の自由度が向上
  • 2週間後:内出血が消失し、メイクでほぼ完全に隠せる状態
  • 3ヶ月後:組織が完全に定着し、リフトアップの最終結果が完成

切開を伴う手術だからこそ知っておきたいリスクと回避策を伝えます

いかなる手術にもリスクはゼロではありませんが、それをどのように回避するかを知ることで心構えが整います。感染や知覚異常などの可能性を正しく認識し、医師と共に最善の対策を講じることが重要です。安全な若返りのために知識を深めましょう。

知覚の変化やしびれが一時的に生じる可能性を事前に把握しましょう

剥離を行う範囲が広いため、術後にこめかみ付近の感覚が鈍くなったり、ピリピリとしたしびれを感じたりすることがあります。

これは神経が一時的に驚いている状態で、多くの場合、数ヶ月かけて自然に回復します。一時的な反応であることを理解しましょう。事前にこういうことが起こりうると知っていれば、実際に症状が出た時もパニックにならずに済みます。

生体反応としての感覚変化は、長期的な若返りを得るためのプロセスの一部として捉えてください。時間が解決してくれることがほとんどですので、安心してください。

感覚が戻る過程では、痒みや違和感が生じることもありますが、それは組織が修復されている証拠でもあります。無理に触ったりせず、保湿を心がけて肌の状態を整えてください。

万が一、症状が悪化するような場合には、すぐに担当医に相談する体制が必要です。

左右のバランスを整えるためのシミュレーションが成否を分けます

人間のお顔はもともと左右非対称であるため、同じ量だけ皮膚を切除しても、仕上がりに微妙な差が出ることがあります。これを最小限にするためには、事前の入念なデザインが欠かせません。

医師の卓越した観察眼と経験が、左右の調和を保ちます。医師があなたの顔のクセを把握しているかどうかが、満足度を左右する鍵となります。

鏡を見ながら一緒にゴールを確認してくれる真摯な姿勢があるクリニックを選んでください。ミリ単位の調整が、全体の美しさを決定づける極めて重要な工程になります。

例えば、寝る向きの癖や噛み合わせの違いによって、左右でたるみの進行度が異なる場合があります。そうした個体差を考慮し、左右で切除量や引き上げの角度を微調整できる医師こそが、高い技術を持っている証拠です。徹底的な話し合いが成功を導きます。

考えられる合併症と回避への取り組み

懸念される事象予防・回避の対策万が一の対応
感染症無菌操作の徹底抗生剤の適切な投与
血腫丁寧な止血操作適切な圧迫固定の実施
左右差正確な術前デザイン微調整処置の検討

稀に起こりうる脱毛リスクを防ぐための血流保護が重要です

切開線の近くの髪が一時的に薄くなることがありますが、これは組織に過度な負担がかかることで起こります。これを防ぐには、血流を維持したまま丁寧に縫い合わせる高度な技術が必要になります。

髪の毛一本一本を大切にする丁寧な手技が求められます。経験豊富な医師は、このリスクを熟知しているため、無理のない範囲での変化を狙います。

術後の頭皮への刺激を避けるなど、あなた自身で守れるルールも回復を助ける大きな要因です。医師と協力し合い、美しい生え際を守り抜く姿勢が大切です。

脱毛は多くの場合、一時的な休止期脱毛であり、数ヶ月で元の密度に戻ります。それでもリスクを最小限にしたい場合は、組織の剥離範囲や固定位置について、医師に詳しく尋ねてみてください。納得のいく説明が得られるかどうかが、信頼の指標になります。

後悔しないクリニック選びのためにカウンセリングで確認すべき点です

手術の満足度は、執刀医の技術と美的センスに大きく依存します。安価な料金設定や広告の華やかさだけで決めるのではなく、実際に足を運んで得られる信頼感を大切にしてください。あなたの人生を預けるに足るパートナーを慎重に見極めましょう。

症例写真を見る際は自分の顔立ちに近いケースがあるか探してください

モデルのような成功例だけでなく、自分と同じような年代やたるみの強さを持つ方の経過を確認しましょう。特に術後すぐの状態だけでなく、数ヶ月後の完成形の写真を見せてもらうことが大切です。リアルな変化を追いかけることが重要になります。

傷跡の馴染み具合や、目尻の角度の自然さを厳しくチェックしてください。あなたがこうなりたいと思える仕上がりがそこにあるかどうかが、判断の基準となります。成功事例だけでなく、どのような工夫をしてその結果に至ったかを聞き出すのも有効です。

また、症例写真の「撮り方」にも注意が必要です。光の当たり方や角度によって、リフトアップ効果が強調されている場合もあります。

可能な限り、動画での確認や、多方向からの写真を見せてもらうことで、仕上がりの実態を正確に把握するよう努めてください。

医師がメリットだけでなくデメリットも包み隠さず話しているか見極めます

良いことばかりを強調するクリニックには注意が必要であり、手術のリスクを明確に伝えてくれる医師こそが誠実です。この手術でできること・できないことを正直に話してくれるかを確認しましょう。

現実的な見通しを共有してくれることが大切です。誇大広告に惑わされず、現実的な期待値を持たせてくれるカウンセリングが、術後の後悔を防ぎます。

自分自身の悩みに真剣に向き合ってくれる担当医を見極めることが、成功への第一歩です。誠実な医師は、あなたの不安を一つずつ丁寧に解消してくれます。例えば「ほうれい線には別の処置が必要です」など、こめかみリフトの限界についても言及があるかどうかが指標になります。

全ての悩みが一つの手術で消えるという甘い言葉よりも、科学的根拠に基づいた客観的なアドバイスをくれる医師を信頼しましょう。

術後のアフターフォロー体制が整っているかを確認することを忘れないでください

手術が終わったらおしまいという関係では不安が残るため、術後の経過チェックの有無を確認しましょう。万が一のトラブルの際の保証や、不安な時にいつでも相談できる窓口があるかは重要です。安心感をお金で買うのではなく、体制で選んでください。

再診料の有無や、修正が必要になった場合の対応についても、遠慮せずに聞いておく必要があります。最後まで任せられると思える心の繋がりが安心感を生み、良好な回復へと繋がります。クリニックのスタッフの対応も、フォローの質を測る目安になります。

夜間の緊急連絡先があるか、抜糸後の検診が何回予定されているかなど、具体的なスケジュールをメモしておきましょう。万全のサポート体制があることで、ダウンタイム中の精神的な波も穏やかに乗り越えることができ、結果として仕上がりも良くなります。

クリニック選びの具体的な基準

  • 日本形成外科学会等の専門医資格を保持しているか
  • カウンセリングに十分な時間を割き、疑問に答えてくれるか
  • 手術費用が明確であり、追加費用の説明が事前にあるか
  • 清潔な医療環境が整っており、感染対策が徹底されているか

いつまでも美しさを保つためのアフターケアと日常生活の送り方です

手術で手に入れた若々しさを一生モノにするためには、術後の過ごし方が大切です。切開した組織がしっかりと定着するまでの期間は、お顔を大切に扱い、老化を加速させない習慣を身につけましょう。

手に入れた美しさを、日々の努力で守り続けてください。

術後の制限事項と注意点

項目制限期間理由
激しい運動約1ヶ月血圧上昇による出血・血腫予防
飲酒・サウナ約1週間〜むくみ・腫れの悪化防止のため
洗髪(患部)2〜3日後感染症リスクの低減と創部保護

術後1ヶ月間は激しい運動やサウナなどの行為を控えてください

傷口が安定し、内部の組織が癒着するまでは、安静が必要になります。血流が過剰に良くなると、腫れが長引いたり、傷跡が横に広がってしまったりする原因になるためです。この時期の慎重な行動が、将来の傷跡の綺麗さを決定づける大きな要因となります。

重いものを持つような力仕事や、激しいスポーツはこの時期は避けてください。心拍数が上がる活動は、組織の回復を遅らせる可能性があります。散歩程度の軽い活動から徐々に慣らしていき、体の声を聞きながら復帰のタイミングを慎重に計りましょう。

また、術後の数週間は睡眠の質も重要になります。十分な休息を取ることで、成長ホルモンの分泌が促され、傷の治りが早まります。

心身ともにリラックスできる環境を整え、お顔に負担をかけないゆったりとした時間を過ごすように心がけてください。

紫外線対策を徹底することで傷跡の色素沈着を強力に防ぎます

できたばかりの傷跡は非常にデリケートであり、紫外線の影響を強く受けます。日光に当たると傷跡が茶色く色素沈着してしまい、消えにくくなるため厳重な注意が必要です。

日々のUVケアが、傷跡を消し去るための最も確実で安価な投資になります。外出時は日傘や帽子を着用し、こめかみ部分に直射日光が当たらない工夫をしてください。

日焼け止めを塗る際も、傷口をこすらないように優しく馴染ませることが大切です。曇りの日や室内でも、紫外線は降り注いでいることを忘れないでください。

もし傷跡が日に当たってしまうと、本来であれば白く抜けるはずの跡が、シミのような濃い色で定着してしまうリスクがあります。美しい仕上がりを維持するためには、最低でも術後半年間は徹底した遮光を行い、お肌のターンオーバーを健全に導いてください。

肌の弾力を維持するために高周波治療などのメンテナンスも活用しましょう

構造的なたるみを解消した後は、肌そのものの質感を高めるケアが効果を発揮します。数ヶ月経って組織が落ち着いたら、定期的に照射治療を受けることで、引き上げた組織を定着させる助けになります。外科と内科、両面からのアプローチが最強の対策です。

外科手術と丁寧なスキンケアをバランスよく組み合わせることで、加齢のスピードを緩やかにできます。常にベストな状態をキープするために、自分自身を慈しみ続ける習慣を持ってください。適切なメンテナンスは、未来の自分への素晴らしい贈り物です。

お顔の潤いを保つための保湿や、ビタミンC、Eなどの栄養補給も欠かせません。土台を整える手術を受けた後だからこそ、その上に乗る皮膚の状態を最高に保つ価値があります。プロのメンテナンスと日々のホームケアを両立し、輝きを絶やさないでください。

よくある質問

こめかみリフトで得られる具体的なリフトアップ効果はどのような内容ですか?

この手術は、側頭部の緩んだ皮膚と深層組織を斜め上方向に引き上げることで、目尻の下垂や眉尻の落ち込みを劇的に改善します。その結果として、加齢で狭くなった二重幅が広がり、ハツラツとした明るい目元を再現することが可能になります。

また、側頭部がタイトに引き締まることで、お顔全体のシルエットが整い、スッキリとした若々しい印象を与えることができます。

目元を中心に、顔の上半分から中顔面にかけてのたるみを一掃する変化が期待できます。

こめかみリフトの手術時間はどのくらいかかり痛みはありますか?

手術時間は、およそ1.5時間から2時間程度を要するのが一般的です。局所麻酔に加えて静脈麻酔を併用することが多いため、手術中に痛みを感じることはほとんどなく、眠っている間に終わる感覚で受けられます。

術後は数日間、鈍い痛みや突っ張り感が出ることがありますが、処方される痛み止めを内服することで十分にコントロールできる範囲に収まります。

痛みに対する不安がある場合は事前に医師に相談し、適切な鎮痛プランを立てておくと安心です。

こめかみリフトを受けた後の傷跡は生え際で目立ちますか?

生え際切開で行う場合、髪の毛が傷跡を通り抜けて生えてくる特殊な縫合技術を用いるため、傷跡は非常に目立たなくなります。

術後数ヶ月はわずかな赤みがありますが、メイクや前髪のスタイリングで十分にカバー可能です。半年から1年も経てば、ご自身でもどこに傷があったか探すのが難しいほど白い線になり、周囲に気づかれる心配はほとんどなくなります。

生え際のラインそのものを移動させないため、おでこが広くなるような不自然さも生じにくい手法です。

こめかみリフトの効果はどのくらいの期間持続すると考えられますか?

皮膚を切除し、内部の筋膜をしっかりと固定する根本的な処置であるため、その効果は5年から10年程度、あるいはそれ以上の長期にわたって持続することが期待されます。

加齢自体が止まるわけではありませんが、手術を受けていない場合と比較すると、常に数歳から十数歳分若い状態を維持したまま年齢を重ねていくことができます。

日常生活での紫外線対策や、適切なスキンケアを継続することで、より長く美しい状態を保つことが可能になります。外科手術ならではの安定した持続性は、大きなメリットの一つです。

こめかみリフトと他のフェイスリフト手術の違いは何ですか?

こめかみリフトは、主に目元や側頭部、頬の上部に特化した引き上げを行う手術です。これに対し、フルフェイスリフトは耳の前から後ろまで大きく切開し、頬の下部や顎ライン、首までを広範囲にカバーします。

目周りの老け感を重点的に解消したい方に適しており、大掛かりな手術には抵抗があるものの、注入治療では満足できないという中間の悩みに最適な選択肢となります。

どの範囲を優先的に改善したいかによって、適したリフトアップの手法が選ばれます。

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この記事を書いた人

Dr.芝容平のアバター Dr.芝容平 Pono clinic院長

日本美容外科学会認定専門医

防衛医科大学校卒業後、皮膚科医として研鑽を積み、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医を取得(〜2022年)。その後、大手美容外科にて院長や技術指導医を歴任し、多数の医師の指導にあたる。 「自分の家族や友人に勧められる、誠実で質の高い美容医療」を信条とし、2023年にPono clinicを開業。特にライフワークとする「切らないクマ治療(裏ハムラ・裏ミッドフェイスリフト)」や中顔面の若返り手術において、医学的根拠に基づいた高い技術力に定評がある。

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