二重顎解消の筋トレ・エクササイズ|自力で改善できる範囲と限界

二重顎は、原因によって自力で変えられる部分と、セルフケアだけでは届きにくい部分があります。広頸筋(こうけいきん)のゆるみやむくみ、姿勢のクセが中心なら、筋トレやエクササイズで輪郭が引き締まって見える場合があります。
一方で、皮下脂肪の蓄積や皮膚そのもののたるみ、骨格が関わるタイプは、トレーニングだけで大きく減らすのは難しいといえます。
この記事では、二重顎の解消に役立つ筋トレ・エクササイズのやり方と、自力で改善できる範囲、そして無理をせず医療に相談したほうがよい目安まで、順番に整理してお伝えします。
なぜ二重顎はできる?脂肪・広頸筋・むくみ・姿勢から原因を整理
二重顎の原因は一つではなく、脂肪・筋肉・むくみ・姿勢が重なって生まれます。だからこそ、自分のタイプに合った対策を選ぶことが、遠回りせず輪郭を整える近道になります。
皮下脂肪があごの下に出やすい理由
あごの下は、もともと脂肪がつきやすく落ちにくい場所です。体重が増えると顔まわりにも脂肪がのり、あごと首の境目がしだいにあいまいになっていきます。
特に40代以降は、若い頃と同じ食事でも代謝が下がり、同じ量を食べても脂肪をためこみやすくなります。まずは顔まわりだけでなく、体全体の脂肪が関わっている可能性を押さえておきましょう。
あごの下に脂肪がたまりやすいかどうかは、体質や遺伝の影響も受けます。家族に同じ悩みを持つ人がいる場合、生まれつき脂肪がつきやすい骨格や肌質を受け継いでいることもあるでしょう。
とはいえ、体質だけですべてが決まるわけではありません。日々の食事量や体の動かし方しだいで、見た目の印象は十分に変えられます。
広頸筋(こうけいきん)のゆるみと首のたるみ
広頸筋は、あごの下から鎖骨にかけて首の前を薄く覆う筋肉です。表情やあごの動きに合わせて働き、首の前側のハリを内側から支えています。
年齢とともにこの筋肉がゆるむと、皮膚を引き上げる力が弱まり、首の前がたわんで二重顎が目立ちます。普段あまり使わない筋肉なので、意識して動かす習慣が輪郭づくりに効いてきます。
広頸筋は、笑ったり口を動かしたりする日常の動作とつながって働きます。会話や表情が減ると使う機会も減り、知らないうちにゆるみが進みやすくなるでしょう。
むくみと水分のため込み
塩分のとりすぎや睡眠不足が続くと、顔まわりに余分な水分がたまってむくみます。朝起きたときに顔が重く、あごの下がぼんやりして見えるなら、むくみが一因かもしれません。
むくみが主な原因の場合は、生活を整えるだけで輪郭がすっきりする人も少なくありません。
余分な水分は、顔の中でもあごの下や頬にたまりやすい傾向があります。前日の塩分や飲酒、長く同じ姿勢でいたことなどが重なると、翌朝に強く感じることもあるでしょう。
こうした水分は、体を動かしたり温めたりするうちに少しずつ引いていきます。一日の中で輪郭の印象が変わるなら、むくみの影響を疑ってみてください。
スマホ首・猫背など姿勢のクセ
うつむいてスマホをのぞく時間が長いと、あごが前に出て首の前がたわみます。この姿勢が習慣になると広頸筋が縮こまり、二重顎の見た目を強めてしまいます。
パソコン作業で頭が前に出やすい人も同じ状態に陥りがちです。姿勢を整えるだけで、あごのラインの印象が変わる場合もあるでしょう。
自分の姿勢のクセは、横から写した写真で確かめられます。耳と肩のラインがずれて頭が前に出ていれば、首の前に負担がかかっている合図かもしれません。
原因タイプ別の特徴とセルフケアの向き
| 原因タイプ | 見分けの目安 | 自力ケアの手応え |
|---|---|---|
| 皮下脂肪 | あごの下を指でつまむと厚みがある | 感じにくい |
| むくみ | 朝に重く、夕方や入浴後はやわらぐ | 感じやすい |
| 広頸筋のゆるみ | 口角を下げると首の前に細い筋が浮く | 感じやすい |
| 姿勢のクセ | うつむき姿勢が長く、首が前に出ている | 感じやすい |
自分がどのタイプに近いかを知ると、次に紹介する筋トレやエクササイズの選び方が変わってきます。
広頸筋を鍛える二重顎の筋トレ・エクササイズのやり方
鍵をにぎるのは広頸筋です。あごの下と首の前を意識して動かすエクササイズを習慣にすると、輪郭が引き締まって見えやすくなります。
激しい運動は要らず、すきま時間で続けられるものばかりです。
- 舌を上あごに押し当てて10秒キープ
- 天井を見上げて首の前を伸ばす
- あごを軽く引いて広頸筋を縮める
- 口を大きく動かして表情筋と連動させる
- 下唇を引き下げて首の筋にハリを出す
どれも痛みを感じるほど強く行う必要はありません。代表的なやり方を、順番に説明していきます。
舌を上あごに押し当てるトレーニング
口を閉じ、舌全体を上あごにぴったり押し当てます。そのまま10秒ほどキープし、あごの下に軽い緊張を感じたら正しく効いている合図です。
1日5回ほどから始め、慣れてきたら回数を少しずつ増やしましょう。テレビを見ながらでも取り組めます。
このとき、肩に力が入らないよう気をつけます。呼吸は止めず、自然に続けながら舌だけにしっかり力を入れるのがポイントです。
上を向いて首の前を伸ばすエクササイズ
背すじを伸ばして座り、ゆっくり天井を見上げます。あごを軽く突き出すようにすると、首の前の広頸筋がじんわり伸びていきます。
その姿勢を5秒キープして元に戻す動きを、5〜10回くり返します。反動をつけず、首を痛めない範囲でゆっくり動かすのがコツです。
首に持病がある人や、めまいが起きやすい人は、見上げる角度を浅めにしてください。少しの動きでも広頸筋は伸びるため、無理のない範囲で十分に手応えが見込めます。
あご引きで広頸筋を縮める動き
頭を後ろに引き、わざと二重あごを作るようにあごを引きます。首の前が縮む感覚を確かめながら、3〜5秒キープしましょう。
デスクワークの合間に取り入れると、前に出がちな姿勢のリセットにもつながります。気づいたときにこまめに行うのがおすすめです。
正しくできているか不安なときは、横向きの鏡で首の前のたわみが消えるかを見てみましょう。きれいなあごのラインが現れたら、その位置が目指したい姿勢です。
口まわりの表情筋と一緒に動かす
「い」と「う」を大きく口で作り、頬と口角もしっかり動かします。広頸筋は口まわりの筋肉と連動するため、合わせて鍛えると首から下あごのラインが整いやすくなります。
鏡を見ながら、左右が均等に動いているかを確かめると効果的でしょう。
表情を動かす習慣は、口角を引き上げる印象づくりにも役立ちます。あごのラインと一緒に、顔全体の若々しさを支える土台になるといえます。
二重顎のセルフケアを毎日続ける頻度と正しいやり方
効果を実感したいなら、強さよりも続けやすさを優先しましょう。毎日少しずつ、無理のない範囲で行うほうが、たまに頑張るより輪郭の変化につながります。
続けやすい頻度と時間の目安
エクササイズは1日合計5〜10分ほどを目安にします。朝の身じたく、入浴後、寝る前など、生活の区切りに組み込むと忘れにくくなります。
できない日があっても気にしすぎず、週の大半で続けられれば十分です。完璧より継続を大切にしましょう。
始めたばかりの頃は、回数や時間よりも毎日触れることを目標にします。歯みがきのように生活の一部になれば、意識しなくても自然と続けられるでしょう。
場面別の取り入れ方の目安
| 場面 | 取り入れる動き | 目安の回数 |
|---|---|---|
| 朝の洗顔後 | むくみを流す軽いマッサージ | 1〜2分 |
| デスクワーク中 | あご引きで姿勢リセット | 気づいたとき |
| 入浴後 | 上向きで首の前を伸ばす | 5〜10回 |
| 就寝前 | 舌の押し当てトレーニング | 5回ほど |
場面とセットで覚えておくと、特別な時間を作らなくても自然に続けられます。
やりすぎが招くしわ・首こりのリスク
良かれと思って強く引っぱると、かえって首の皮膚に負担がかかり、しわや赤みの原因になります。回数を増やすより、ていねいに正しく動かすほうが安全です。
首や肩がこる、痛みが出るといった場合は休みましょう。違和感が続くようなら、無理をせず医療機関に相談してください。
力の入れすぎは、効果を高めるどころか肌トラブルを招きかねません。鏡の前で表情がゆがんでいないかを確かめながら、やさしく行うことを心がけてください。
むくみを流すマッサージのコツ
耳の下から鎖骨に向けて、指の腹でやさしくなでると流れを促せます。強くこする必要はなく、肌をすべらせる程度の軽い力で十分です。
乳液やクリームをつけてすべりを良くすると、肌への摩擦を減らせます。朝のむくみが気になる日に取り入れてみましょう。
体が温まって血流が良いときに行うと、より流れを感じやすくなります。蒸しタオルであごから首を温めてから始めるのもおすすめです。
自力で改善できる二重顎と、できにくい二重顎の違い
二重顎は、すべてが筋トレで消えるわけではありません。むくみや軽い筋肉のゆるみなら変化を感じやすい一方、脂肪や皮膚のたるみが主な原因だと、セルフケアだけでは届きにくいのが正直なところです。
自力での変化が期待できるケース
むくみが原因の二重顎は、塩分やお酒を控え、睡眠を整えるだけで輪郭がすっきりすることがあります。広頸筋のゆるみや姿勢のクセも、エクササイズと習慣の見直しで印象が変わりやすいといえます。
比較的初期で、つまんでも脂肪が厚くないタイプほど、セルフケアの手応えを感じやすい傾向があります。
同じ二重顎でも、原因が一つとは限りません。むくみと姿勢、軽い脂肪が混ざっているケースも多く、複数の対策を組み合わせると変化を感じやすくなります。
つまんで厚みがある二重顎は脂肪が原因?
あごの下を指でつまんで、しっかりした厚みがある場合は皮下脂肪が主な原因かもしれません。脂肪細胞そのものはトレーニングで消えるわけではないため、筋トレだけで大きく薄くするのは難しいでしょう。
加齢で皮膚が伸びてたるんだ場合や、もともとの骨格が関わる場合も、自力での変化には限りがあります。
見分けに迷うときは、朝と夜であごの下の厚みが変わるかを観察してみましょう。一日を通して厚みが変わらないなら、むくみよりも脂肪や皮膚の要素が大きいと考えられます。
限界を感じたときの目安
3〜6か月ほど続けても見た目が変わらない、あるいは脂肪やたるみのほうが気になるなら、それがセルフケアの限界のサインかもしれません。無理を重ねるより、専門家に原因を確かめてもらうほうが安心です。
限界を感じること自体は、けっして失敗ではありません。自分でできる範囲を見極めたうえで次の手段を選ぶほうが、遠回りや余計な出費を避けられます。
自力で変えられる二重顎と変えにくい二重顎
| 二重顎のタイプ | 主な原因 | 自力での変化の目安 |
|---|---|---|
| むくみ型 | 塩分・睡眠不足・水分のため込み | 期待しやすい |
| 筋ゆるみ・姿勢型 | 広頸筋の衰え・スマホ首 | 期待しやすい |
| 皮下脂肪型 | 体重増加・脂肪の蓄積 | 限りがある |
| 皮膚たるみ・骨格型 | 加齢による皮膚のゆるみ・骨格 | 難しい |
自分のタイプを大まかにつかめれば、セルフケアを続ける部分と、相談を検討する部分を切り分けやすくなります。
食事と生活習慣で二重顎を防ぎ、戻りにくくする
頑張ってエクササイズをしても、生活が乱れていれば二重顎は戻りやすくなります。日々の食事と習慣を少し整えることが、せっかくの変化を長持ちさせる土台になります。
体重と顔の脂肪の関係
顔だけを部分的にやせさせる方法は、残念ながらありません。あごまわりの脂肪が気になるなら、食べすぎを見直し、体全体の脂肪をゆるやかに減らす意識が役立ちます。
急なダイエットは肌のたるみを招くこともあります。月に体重の数%程度の、ゆるやかな減量を心がけると無難です。
体重が落ちると、顔は比較的早く変化が出やすい部位といわれます。あごまわりがすっきりすると、表情まで明るく見えることも少なくありません。
むくみをためない食べ方
塩分の多い食事は水分をため込み、翌朝の顔の重さにつながります。汁物や加工食品の量を意識し、野菜や果物を添える工夫がむくみ対策になります。
むくみ対策に取り入れたい習慣
- 味の濃い料理を少し控える
- 水分はこまめに分けてとる
- カリウムの多い野菜や果物を添える
- お酒は適量を心がける
完璧を目指すより、続けられる範囲で整えることが長続きのコツです。
外食やコンビニ食が続くときは、味の濃さに気づきにくくなります。家の食事で薄味に慣れておくと、外でも塩分のとりすぎを抑えやすくなるでしょう。
睡眠姿勢と枕の高さ
高すぎる枕は、あごを引いた状態が長く続き、首の前にしわが寄りやすくなります。首のカーブに合う高さの枕を選ぶと、寝ている間の負担をやわらげられます。
横向きやうつぶせのクセがある人は、顔の片側に圧がかかりやすい点にも気をつけましょう。
寝具を見直すと、首やあごの負担だけでなく睡眠の質そのものも整いやすくなります。朝の顔のむくみが気になる人ほど、枕の高さを一度確かめてみる価値があるでしょう。
かむ習慣と日中の姿勢
やわらかいものばかり食べていると、あごやその周りの筋肉が衰えがちです。よくかんで食べる習慣は、口まわりの筋肉を自然に使うことにつながります。
日中も、あごを引いて背すじを伸ばす姿勢を意識すると、二重顎の予防に役立つでしょう。
左右どちらか一方だけでかむクセがあると、顔の筋肉の使い方に偏りが出やすくなります。左右バランスよくかむことを意識すると、輪郭の左右差をやわらげる助けにもなります。
セルフケアで足りないときに検討する医療的な選択肢
セルフケアを数か月続けても変化が乏しいときは、医療の力を借りる道もあります。原因が脂肪か皮膚のたるみかによって、考えられる方向性は変わってきます。
| 主な原因 | 考えられる方向性 | 相談先の例 |
|---|---|---|
| 皮下脂肪 | 脂肪に働きかける施術や外科的な方法 | 美容皮膚科・形成外科 |
| 皮膚のたるみ | 引き締めを目的とした医療的なケア | 美容皮膚科・形成外科 |
| むくみ・全身要因 | 原因の確認や生活面の見直し | かかりつけ医 |
いずれも効果や向き不向きには個人差があり、必ず医師の診察を受けたうえで選ぶことが大切です。
脂肪が主な原因のときに考えられること
つまめる脂肪が厚いタイプは、脂肪に働きかける医療的な方法が選択肢になります。注射を使う方法、医療機器を使う方法、外科的な方法など、原因と程度に応じて種類が分かれます。
どの方法にも適応や副作用があります。自己判断で進めず、専門の医療機関で相談しましょう。
同じ脂肪が原因でも、量や範囲によって向く方法は変わります。気になる部分を医師に直接見てもらい、体への負担や回復にかかる時間まで含めて確かめておくと安心です。
皮膚のたるみが主な原因のときに考えられること
皮膚そのものがゆるんでいる場合は、引き締めを目的とした医療的なケアが候補になります。年齢や肌の状態によって向き不向きがあり、複数の方法を組み合わせて提案する医療機関もあります。
カウンセリングで、自分の二重顎がどの要素から来ているかを確かめると、納得して選びやすくなります。
たるみの程度は、自分では正確につかみにくいものです。専門家に肌の状態を診てもらうと、今のケアを続ける部分と医療に任せる部分を整理しやすくなります。
受診の目安と相談先
急にあごの下が腫れた、しこりがある、痛みを伴うといった場合は、美容目的の前にまず医療機関を受診してください。見た目の悩みであっても、気になるなら早めの相談が安心につながります。
美容医療を考えるときは、料金や副作用の説明をていねいに行う医療機関を選ぶとよいでしょう。
複数の医療機関で話を聞き、説明の分かりやすさや費用の納得感を比べる方法もあります。あせって決めず、自分が信頼できると感じた相談先を選んでください。
よくある質問
- 二重顎は筋トレやエクササイズだけで本当に解消できますか?
-
二重顎の原因によります。むくみや広頸筋のゆるみ、姿勢のクセが中心なら、筋トレやエクササイズで輪郭が引き締まって見えることがあります。
一方、皮下脂肪や皮膚のたるみが主な原因の場合は、エクササイズだけで大きく減らすのは難しく、変化には個人差があります。
- 二重顎のエクササイズはどのくらいの期間で効果を感じられますか?
-
感じ方には個人差がありますが、毎日続けて数週間から3か月ほどで印象の変化に気づく人が多いようです。
3〜6か月続けても変わらないときは、原因がセルフケアでは届きにくいタイプの可能性があります。その場合は医療機関で相談してみてください。
- 二重顎の筋トレをやりすぎると逆効果になりますか?
-
強くやりすぎると、首の皮膚に負担がかかってしわや赤みの原因になることがあります。回数を増やすより、正しい動きをていねいに行うほうが安全です。
首や肩に痛みが出たら休み、違和感が続く場合は無理をせず専門家に相談しましょう。
- 二重顎は広頸筋を鍛えると首のたるみも一緒に変わりますか?
-
広頸筋は首の前を覆う筋肉のため、鍛えることであごの下から首にかけてのハリを支える助けになります。輪郭が引き締まって見えやすくなる場合があります。
ただし、加齢で伸びた皮膚そのものを元に戻す働きまでは期待しにくく、たるみの程度によっては医療的なケアの検討が必要になることもあります。
- 二重顎の解消には食事や生活習慣も関係しますか?
-
大いに関係します。塩分のとりすぎはむくみを招き、体重の増加はあごまわりの脂肪につながります。バランスのよい食事と十分な睡眠は、輪郭を保つ土台になります。
姿勢を整え、よくかんで食べる習慣も、二重顎の予防に役立ちます。
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