クマ取り注射とは?再生注射の特徴と選び方を解説

クマ取り注射とは

「クマ取り注射って本当に効くの?」「広告では安いけれど、実際には何を注射するの?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。

「クマ取り再生注射」は正式な医療用語ではなく、使用する薬剤や成分、濃度、注入量が統一された治療名でもありません。同じ名称でも、実際の治療内容はクリニックによって大きく異なります。

本記事では、「再生注射」という名称だけで治療を選ばないために、確認すべき薬剤・成分・費用・法的な位置づけと、低価格広告を見る際の注意点を解説します。あわせて、当院で行うPRPF®療法との違いも整理します。

目次

クマ取り再生注射とは

目の下に注射をする様子

名称だけでは、何を注射する治療か分からない

「クマ取り再生注射」は正式な医療用語ではなく、一定の成分や製造方法を示す治療名でもありません。

クリニックによって、ヒアルロン酸、成長因子、サイトカインを含む製剤、自己血由来成分、複数成分を混合した製剤など、異なる治療が同じような名称で紹介されることがあります。

薬剤名だけでなく、何がどの程度含まれているのか、どの層へどのくらい注入するのかが分からなければ、その治療の効果やリスクを適切に評価することはできません。

「再生」という名称でも、法律上の再生医療とは限らない

治療名に「再生」という言葉が含まれていても、それだけで再生医療等安全性確保法に基づく再生医療であることを意味するわけではありません。

法の対象となる再生医療等を提供する場合は、認定再生医療等委員会の審査を経たうえで、再生医療等提供計画を提出する手続きが必要です。届出された医療機関と治療内容は、国の公開情報から確認できます。

施術を検討する際は、「再生医療という名称か」ではなく、実際にどのような治療なのか、法に基づく再生医療等に該当するのか、該当する場合は提供計画が提出されているのかを確認しましょう。

効果は名称ではなく、成分・量・適応・根拠で判断する

「再生」「肌育」「成長因子」といった言葉だけでは、目の下のクマに対する効果は判断できません。

少なくとも、使用する薬剤名、主な成分、濃度または含有量、注入量、注入する層、どの種類のクマを対象とするのかを確認する必要があります。

これらが明示されず、目の下のクマに対する根拠も説明されない場合は、広告上の治療名だけで効果を期待しない方がよいでしょう。

クマ取り再生注射を広告だけで選ばないための確認事項

目の下を触り、鏡を見る女性

クマ取り再生注射を検討する際は、広告に記載された治療名や価格だけで判断しないことが重要です。

使用する薬剤の内容、対象となるクマ、期待できる変化と限界、総額、広告価格の適用条件、診察後に別の治療を勧められた場合の理由まで確認しましょう。

色の分類ではなく、見え方に関わる層を確認する

目の下のクマは、皮膚の薄さや透け、色素沈着、目の下のふくらみ、段差、頬とのつながりなど、複数の要素によって見えています。

一般に青クマ・茶クマ・黒クマなどと分類されますが、実際には複数の要素が重なっていることも少なくありません。色の分類だけで注射治療を選ばず、皮膚、ふくらみ、段差、頬とのつながりのどこが見え方の中心なのかを診察で確認することが大切です。

薬剤名・成分・濃度・注入量を確認する

同じ名称の注射でも、使用する薬剤や成分量が異なれば、期待できる変化やリスクも異なります。

カウンセリングでは、「薬剤の商品名は何ですか」「主な成分は何ですか」「濃度や注入量はどのくらいですか」「目の下に対する効果を示す根拠はありますか」と確認しましょう。

「独自配合」「再生成分」「成長因子入り」といった説明だけで、具体的な内容が開示されない場合は慎重に判断する必要があります。

0円・極端に安い広告だけで受診先を決めない

美容医療では、0円や極端に安い価格を大きく表示し、来院の入口として使用する広告が見られます。

広告を見て受診した後に、「広告の治療では改善しない」「あなたのクマは重症なので別の治療が必要」などと説明され、当初予定していなかった高額な治療を提案される場合があります。

診察によって治療方針が変わること自体は不自然ではありません。しかし、広告の治療がどのような方を対象としているのか、なぜ自分には適さないのか、提案された治療が本当に必要なのかを理解できないまま、その場で契約する必要はありません。

広告価格の適用条件、通常料金、必要となる追加費用、診察後に別の治療へ変更した場合の総額を、受診前または契約前に確認しましょう。

診察当日に高額な治療を決める必要はない

治療を選ぶ際は、医師の経歴だけでなく、使用する薬剤、治療の適応と限界、主なリスクや副作用、治療後の対応、最終的な総額が明確に説明されているかを確認しましょう。

広告とは異なる治療を勧められた場合は、その治療が必要な理由と、行わなかった場合にどうなるのかを確認してください。

美容目的の治療には、多くの場合、当日に契約しなければならない医学的な緊急性はありません。説明や金額に納得できない場合は、見積書や治療内容を持ち帰り、改めて検討することが大切です。

契約前に確認したい7つの項目

  • 実際に使用する薬剤の商品名
  • 主な成分と、その濃度または含有量
  • 目の下への注入量と注入する層
  • どのようなクマを対象とする治療なのか
  • 期待できる変化と、改善できない要素
  • 広告価格の適用条件と、追加費用を含む総額
  • 法に基づく再生医療等に該当する場合は、提供計画が提出されているか

当院のPRPF®療法について

当院では、目の下の皮膚の薄さ、透け感、ハリ、小ジワ、周囲とのなじみを整える治療として、PRPF®療法を行っています。

PRPF®療法は、ご自身の血液由来成分に成長因子を加え、皮膚・真皮・浅い軟部組織の反応を利用して、組織の質を整えることを目指す治療です。

当院のPRPF®療法は、多血小板血漿を用いる再生医療として、再生医療等安全性確保法に基づく再生医療等提供計画を提出し、国の公開一覧に掲載された体制で行っています。

提供計画の提出は、国が治療効果や安全性を保証する「認可」を意味するものではありません。法に基づく審査・届出・説明・提供体制を整えていることを示すものです。

一方で、PRPF®療法は、眼窩脂肪を移動させたり、中顔面の深い構造を持ち上げたりする治療ではありません。強いふくらみ、深い段差、頬まで広がる構造的な影が見え方の中心にある場合は、別の治療が適することがあります。治療名から選ぶのではなく、どの層が見え方に関わっているかを診察で確認することが大切です。

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