茶クマに効く美白成分とアイクリームの選び方|ビタミンC誘導体・プラセンタの効果

茶クマの主な原因は、紫外線や摩擦による色素沈着です。改善には肌のターンオーバーを整え、メラニンの生成を抑えたり排出を促したりするケアが必要です。

特に「ビタミンC誘導体」や「プラセンタ」といった美白有効成分が配合されたアイクリームを正しく選び、継続して使用することが重要です。

この記事では、茶クマができる原因を深掘りし、各美白成分がどのように作用するのかを詳細に解説します。また、成分の特性に基づいたアイクリームの選び方や、効果を最大化するための正しい塗り方についても網羅的に紹介します。

正しい知識とケアで、明るい目元を取り戻しましょう。

目次

茶クマが発生する主な原因と見分け方

茶クマの根本的な原因は目元の皮膚にメラニン色素が沈着することにあります。日々の生活の中で無意識に行っている摩擦や紫外線によるダメージが蓄積することで、薄い目元の皮膚が茶色くくすんで見えてしまいます。

正しいケアを行うためには、まず自分のクマが本当に「茶クマ」なのかを正確に見極め、その発生要因を理解することが大切です。

紫外線ダメージによる色素沈着

目元の皮膚は非常に薄くデリケートなため、紫外線の影響をダイレクトに受けやすい部位です。紫外線は肌の奥にあるメラノサイトを刺激し、メラニン色素の生成を活発にします。

通常、生成されたメラニンは肌の生まれ変わりであるターンオーバーによって排出しますが、過剰に生成したりターンオーバーが乱れたりすると、メラニンが表皮に留まり色素沈着を起こします。

特にUVケアを怠りがちな目の周りは知らず知らずのうちに日焼けをし、それがシミや茶クマとして定着してしまいます。季節を問わず紫外線対策を行うことが、茶クマ予防の第一歩です。

摩擦や乾燥が引き起こす角質肥厚

茶クマのもう一つの大きな要因は「摩擦」です。アイメイクを落とす際にゴシゴシと擦ったり、花粉症などで目を頻繁に掻いたりする行為は皮膚にとって大きな刺激となります。

皮膚は刺激を受けると防御反応としてメラニンを生成するほか、角質を厚くして肌を守ろうとします。この「角質肥厚」によって肌の透明感が失われ、茶色くくすんで見えることがあります。

また、乾燥も茶クマを悪化させる要因の一つです。乾燥した肌はバリア機能が低下し、外部からの刺激に弱くなるため、わずかな摩擦でも炎症や色素沈着を起こしやすくなります。

目元の保湿を徹底し、摩擦を避ける生活習慣を身につけることが重要です。

青クマや黒クマとの違いと判別方法

クマには茶クマ以外にも「青クマ」や「黒クマ」があり、それぞれ原因と対処法が異なります。自分のクマの種類を正しく判断することで、適切なケアを選択できます。

茶クマの特徴は、皮膚そのものが茶色く着色していることです。目尻を優しく横に引っ張った際、皮膚と一緒にクマも動く場合は茶クマの可能性が高いです。

また、上を向いても色が薄くならず、変化がない場合も色素沈着による茶クマと判断できます。

一方で、青クマは血行不良が原因で、引っ張ると色が薄くなる傾向があります。黒クマは加齢によるたるみや影が原因で、上を向くと薄くなるのが特徴です。

これらとの違いを明確にするため、以下の特徴を確認してください。

クマの種類と特徴の比較

クマの種類主な原因見分け方のポイント
茶クマ色素沈着、摩擦、角質肥厚皮膚を引っ張ると一緒に動く
青クマ血行不良、寝不足、冷え引っ張ると色が薄くなる
黒クマたるみ、眼窩脂肪の突出、むくみ上を向くと色が薄くなる

美白成分が茶クマ改善に働く理由

美白成分はメラニンの生成過程にアプローチすることで茶クマを改善へ導きます。

具体的にはメラニンを作らせない「抑制」、できてしまったメラニンを薄くする「還元」、そしてメラニンの排出を促す「排出促進」という3つの働きが期待できます。

それぞれの成分が持つ特性を理解し、自分の肌の状態に合ったものを選ぶことが大切です。

メラニン生成の指令をブロックする働き

紫外線を浴びると肌内部では「メラニンを作れ」という情報伝達物質が発生します。

多くの美白成分は、この情報伝達を阻害したり、メラニン生成工場であるメラノサイトの活性化を抑えたりする働きを持っています。これにより、新たな色素沈着が作られるのを未然に防ぎます。

例えば、トラネキサム酸などはメラノサイト活性化因子であるプラスミンの働きを抑えることで知られています。

これからできる茶クマを予防する意味でも、こうした初期段階で作用する成分を取り入れることは非常に有効です。

蓄積したメラニンを淡色化する還元作用

すでにできてしまった茶クマに対しては、濃くなったメラニン色素を無色化(淡色化)する「還元作用」を持つ成分が効果を発揮します。

酸化して黒褐色になったメラニンを、化学反応によって元の色に近い状態へ戻そうとする働きです。

この作用を持つ代表的な成分がビタミンC誘導体です。即効性を期待する場合は、この還元作用に優れた成分を高濃度で配合したアイクリームを選ぶことが推奨されます。

根気強く使い続けることで、徐々に目元のトーンアップを目指せます。

ターンオーバー促進によるメラニンの排出

肌には一定の周期で新しい細胞に生まれ変わる「ターンオーバー」という機能が備わっています。

通常、古い角質とともにメラニンも排出しますが、加齢や乾燥などでこのサイクルが乱れると、メラニンが肌内部に居座り続けてしまいます。

プラセンタエキスやレチノールなどの成分は肌の代謝を活性化させ、ターンオーバーを正常化する働きがあります。停滞していたメラニンの排出をスムーズにすることで、茶クマを根本から薄くしていくアプローチです。

以下に、美白成分が持つ主な役割をリストアップします。

美白成分の主なアプローチ

  • チロシナーゼ酵素の活性阻害
  • メラニン色素の還元(淡色化)
  • 情報伝達物質の遮断
  • ターンオーバーの正常化と促進
  • 抗炎症作用による色素沈着の予防

ビタミンC誘導体の種類と茶クマへの効果

ビタミンC誘導体は不安定な純粋なビタミンC(アスコルビン酸)を改良し、肌への浸透性や安定性を高めた成分です。

茶クマの原因となるメラニンの生成抑制、排出促進、そして還元作用という3つのアプローチを同時にこなすため、茶クマケアにおいては非常に頼りになる存在です。

ただし、種類によって特徴が異なるため、自分の肌質や求める効果に合わせて選ぶ必要があります。

即効性が期待できる水溶性ビタミンC誘導体

水溶性ビタミンC誘導体は化粧水や美容液によく配合されるタイプで、肌に塗布すると素早く吸収され、短期間で効果を発揮しやすいという特徴があります。

皮脂の分泌をコントロールする作用もあるため、オイリー肌やニキビができやすい人にも向いています。代表的な成分名として「リン酸アスコルビルMg」や「リン酸アスコルビルNa」などが挙げられます。

ただし、人によっては乾燥を感じたり、高濃度のものは刺激になったりする場合があるため、目元の薄い皮膚に使用する際は保湿成分が十分に配合されているかを確認することが大切です。

浸透力と持続力に優れた脂溶性ビタミンC誘導体

脂溶性ビタミンC誘導体は油分になじみやすい性質を持っており、皮脂膜を通過して真皮層近くまでじっくりと浸透します。水溶性に比べて即効性は劣りますが、肌内部に長時間留まり、持続的に効果を発揮するのが強みです。

「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル」などがこれに該当します。刺激が少なく、保湿性が高いため、乾燥しやすく敏感な目元の茶クマケアには非常に適しています。クリームやジェル状のアイクリームに多く配合されています。

両方の利点を併せ持つ新型ビタミンC誘導体APPS

近年注目を集めているのが、水溶性と脂溶性の両方の性質を併せ持つ「APPS(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)」です。

従来のビタミンC誘導体に比べて浸透力が飛躍的に高く、肌の奥深くまで成分を届けることができます。低刺激でありながら高い効果を期待できるため、頑固な茶クマやエイジングサインが気になる場合に特におすすめです。

ただし、成分自体が高価で酸化しやすいというデメリットもあるため、保存方法には注意が必要です。

主なビタミンC誘導体の比較

種類代表的な成分名特徴とメリット
水溶性リン酸アスコルビルMg
3-O-エチルアスコルビン酸
即効性が高い、さっぱりした使用感
脂溶性テトラヘキシルデカン酸アスコルビル刺激が少ない、保湿力が高い、持続性がある
新型(両親媒性)パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na (APPS)浸透力が非常に高い、低刺激、ハリ向上

プラセンタエキスの美白・保湿作用とメリット

プラセンタエキスは哺乳類の胎盤から抽出される成分で、豊富な栄養素と成長因子を含んでいます。

茶クマケアにおいては単なる美白だけでなく、細胞の活性化や保湿、抗炎症など多角的なアプローチで目元の印象を明るくします。年齢とともに遅くなりがちな肌の生まれ変わりをサポートする力に優れています。

チロシナーゼ活性阻害による美白効果

プラセンタエキスには、メラニンを作り出す酵素である「チロシナーゼ」の働きを阻害する作用が含まれています。これにより、紫外線や摩擦による刺激を受けても過剰なメラニン生成を抑えることができます。

また、抗炎症作用や活性酸素を除去する働きも併せ持っているため、炎症による色素沈着(炎症後色素沈着)が原因の茶クマに対しても穏やかに作用し、悪化を防ぐ効果が期待できます。

アミノ酸や成長因子による細胞の活性化

プラセンタの最大の特徴は、細胞分裂を促す「成長因子(グロースファクター)」や、肌の構成要素であるアミノ酸、ビタミン、ミネラルを豊富に含んでいる点です。

これらの成分が肌の細胞に活力を与え、新陳代謝(ターンオーバー)を活発にします。ターンオーバーが整うことで、古い角質とともに滞留していたメラニン色素が自然と剥がれ落ちやすくなります。

茶クマの色素沈着を薄くするだけでなく、目元のハリや弾力を取り戻すエイジングケアとしての側面も期待できます。

保湿力がもたらす目元の透明感アップ

乾燥してキメが乱れた肌は、光をきれいに反射できず、実際以上に暗くくすんで見えます。プラセンタエキスは高い保湿力を持っており、角質層の水分保持機能をサポートします。

十分にうるおった肌は透明感が増し、それだけで茶クマが目立ちにくくなります。美白ケアと同時に、乾燥による小じわや角質肥厚のケアもできるため、プラセンタ配合のアイクリームは一石二鳥のアイテムと言えます。

プラセンタエキスの主な働き

作用肌への効果茶クマへのメリット
美白作用チロシナーゼ阻害メラニン生成を抑制し、シミ・くすみを防ぐ
代謝促進ターンオーバー正常化色素沈着した角質の排出を促す
保湿作用角質層の水分保持透明感を出し、乾燥ぐすみを改善する

茶クマ向けアイクリームの正しい選び方

茶クマを改善するためには成分だけでなく、使い続けられる使用感や容器の形状など総合的な視点でアイクリームを選ぶことが大切です。

目元の皮膚はティッシュペーパー1枚分ほどの厚さしかなく、非常にデリケートです。刺激を与えず、かつ有効成分を確実に届けるための選び方のポイントを解説します。

医薬部外品や有効成分の表示を確認する

アイクリームを選ぶ際は、パッケージや公式サイトで「医薬部外品(薬用)」の表記があるかを確認することをおすすめします。

医薬部外品は厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が、一定の濃度で配合されていることが認められています。

成分表示を見て、ビタミンC誘導体、プラセンタエキス、トラネキサム酸、アルブチンなどの美白有効成分が上位(または有効成分の欄)に記載されているかをチェックします。

これにより、単なる保湿クリームではなく、色素沈着にアプローチできる製品かどうかを判断できます。

敏感な目元に配慮した低刺激処方を選ぶ

目元は顔の中でも特に皮膚が薄く、刺激を感じやすい部位です。美白成分の中には、人によっては刺激を感じるものもあります。

そのため、アルコール(エタノール)、合成香料、着色料、パラベンなどが無添加であるか、あるいは「敏感肌対象パッチテスト済み」「アレルギーテスト済み」などの表記がある製品を選ぶと安心です。

特に乾燥がひどい場合や、過去に化粧品で荒れた経験がある場合は、トライアルサイズなどで試してから本品を購入するのも一つの方法です。

保湿成分としてセラミドやヒアルロン酸などが同時に配合されていると、刺激を緩和しながらケアできます。

継続しやすいテクスチャーと容器の形状

茶クマのケアは一朝一夕では効果が出にくく、数ヶ月単位での継続が必要です。そのため、毎日使ってもストレスにならないテクスチャー(使用感)を選ぶことが重要です。

朝のメイク前にも使いやすいベタつきの少ないものや、夜にしっかり保湿できるコクのあるクリームなど、ライフスタイルに合わせて選びます。

また、容器の形状も重要です。ジャータイプはスパチュラが必要で手間がかかることがありますが、最後まで使い切れる利点があります。

チューブタイプやポンプタイプは衛生的で適量を出しやすいため、忙しい方にはこちらが適しています。

アイクリーム選びのチェックポイント

  • 「医薬部外品」または「薬用」の表記があるか
  • 美白有効成分が配合されているか
  • アルコールフリーなどの低刺激処方か
  • 高保湿成分(セラミド等)が含まれているか
  • 続けやすい価格帯と入手しやすさ

その他おすすめの美白成分とサポート成分

ビタミンC誘導体やプラセンタ以外にも、茶クマに効果的な美白成分や、肌の状態を底上げするサポート成分は多数存在します。

複数の成分が組み合わさったアイクリームを選ぶことで、より多角的に茶クマへアプローチすることが可能です。それぞれの成分の特徴を知り、自分に必要な機能を見極めましょう。

トラネキサム酸が炎症とシミを抑える

トラネキサム酸は、もともと医療現場で抗炎症薬として使われていた成分ですが、美白効果も認められています。特に、摩擦によって慢性的な微弱炎症が起きているような茶クマに対して高い効果を発揮します。

メラノサイトの活性化因子「プラスミン」をブロックすることで、シミの発生源に先回りして働きかけます。肝斑の治療にも使われる成分であり、くすみや色ムラを整えたい方に適しています。

ナイアシンアミドによる美白とシワ改善の両立

ナイアシンアミド(ビタミンB3)は、美白効果とシワ改善効果の両方で厚生労働省の承認を得ている成分です。メラニンが肌の表面へ輸送されるのを阻害することで、色素沈着を防ぎます。

同時に、真皮のコラーゲン生成を促す働きもあるため、茶クマだけでなく、目元の小じわやたるみが気になる場合にも最適です。刺激が少なく、敏感肌でも使いやすいのが特徴です。

レチノールが促す肌の代謝とハリ感

レチノール(ビタミンA)は、強力なターンオーバー促進作用を持っています。古い角質を剥がれやすくし、肌の生まれ変わりを早めることで、沈着したメラニン色素の排出をサポートします。

ただし、レチノールは効果が高い反面、「A反応」と呼ばれる赤みや皮むけが起こる可能性があります。

初めて使う場合は低濃度のものから始めたり、使用頻度を調整したりするなど、慎重に取り入れる必要があります。

注目の美白・サポート成分一覧

成分名主な効果おすすめの肌悩み
トラネキサム酸抗炎症、メラニン抑制摩擦による黒ずみ、肌荒れしやすい人
ナイアシンアミドメラニン輸送阻害、シワ改善茶クマと小じわを同時にケアしたい人
アルブチンチロシナーゼ阻害低刺激でマイルドに美白したい人
レチノールターンオーバー促進頑固な色素沈着、ハリ不足

効果を高める正しい塗り方と注意点

どれほど優れた成分が入ったアイクリームでも、塗り方を間違えてしまうと効果が半減するどころか、摩擦によって茶クマを悪化させてしまう恐れがあります。

目元の皮膚を守りながら成分を浸透させるための、正しい手順と注意点を解説します。

スキンケアの順番と塗布するタイミング

アイクリームの効果を最大限に引き出すには、塗る順番を守ることが大切です。一般的には、化粧水や美容液で肌に水分を与えた後、乳液やクリームで蓋をする直前、またはお手入れの最後に使用します。

ただし、製品によって推奨順序が異なる場合があるため、パッケージの記載を確認してください。

塗布するタイミングは、朝と夜の1日2回が基本です。夜はダメージ修復のためにたっぷりと、朝は日中の乾燥と紫外線ダメージから守るために適量を塗布します。

朝使用する場合は、その後のメイクがヨレないよう、なじませてから時間を置くと良いでしょう。

摩擦を与えずに成分を届ける塗り方テクニック

目元への塗布で最も避けるべきは「摩擦」です。指の腹を使って強く擦り込むのではなく、力の入りにくい「薬指」を使って優しくなじませるのが鉄則です。

適量を薬指に取り、目の下、目尻、まぶたに点置きします。その後、目頭から目尻に向かって、皮膚が動かない程度の優しいタッチでトントンと広げます。

最後に、手のひらの熱を利用してハンドプレスし、成分をじっくりと浸透させます。

効果を実感するために必要な継続期間

肌のターンオーバーは通常約28日周期ですが、加齢とともにその期間は40日、50日と長くなります。そのため、美白ケアの効果を実感できるまでには、最低でも1ヶ月から3ヶ月程度の継続が必要です。

数日使っただけで諦めてしまうのは非常にもったいないことです。即効性を求めすぎず、毎日の習慣としてコツコツと続けることが、茶クマ解消への近道となります。

写真などで記録を残しておくと、小さな変化に気づきやすくなります。

摩擦レスな塗り方ステップ

手順動作のポイント
1. 点置き適量(片目につき米粒大程度)を目の周り数カ所に置く
2. なじませ薬指を使い、目頭から目尻へ優しくタッピングする
3. 浸透指の腹や手のひらで包み込み、体温で浸透を促す

よくある質問

茶クマケアに関して、多くの方が疑問に感じる点をQ&A形式でまとめました。疑問を解消し、安心してケアに取り組んでください。

茶クマは自力で完全に消すことができますか?

スキンケアや生活習慣の改善によって、薄く目立たなくすることは十分に可能です。

しかし、長年の色素沈着が真皮層深くまで達している場合(ADMなど)は、化粧品だけのケアでは限界があることもあります。

半年以上正しいケアを続けても変化が見られない場合は、専門医への相談も検討すると良いでしょう。

アイクリームは朝と夜どちらに塗るべきですか?

基本的には朝晩の2回塗ることを推奨します。夜は日中に受けたダメージの修復や保湿のため、朝は紫外線や乾燥、大気汚染などの外的刺激から目元を守るために必要です。

ただし、レチノールなど紫外線に弱い成分が含まれている場合は夜のみの使用にするか、朝使用後に徹底したUVケアが必要です。

美白成分で目元が乾燥することはありますか?

成分によっては、皮脂抑制作用などで乾燥を感じる場合があります。特に高濃度のビタミンC誘導体などは、人によってつっぱり感が出ることがあります。

乾燥は茶クマの大敵ですので、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が十分に配合されたアイクリームを選ぶか、保湿クリームを重ね付けして対策してください。

どれくらいの期間で効果が現れますか?

肌のターンオーバー周期に合わせて効果が現れるため個人差はありますが、早い人で1ヶ月、通常は2〜3ヶ月程度の継続が必要です。

色素沈着が濃い場合やターンオーバーが遅れている場合は、さらに時間がかかることもあります。焦らずじっくりとケアを続けることが大切です。

目元のマッサージは茶クマに効果的ですか?

茶クマの主な原因は色素沈着であるため、強いマッサージは摩擦となり、かえって症状を悪化させるリスクがあります。

血行不良が原因の青クマにはマッサージが有効ですが、茶クマの場合は、マッサージよりも「擦らないこと」を優先してください。ツボ押し程度であれば、血行を良くし、ターンオーバーを助ける効果が期待できます。

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この記事を書いた人

Dr.芝容平のアバター Dr.芝容平 Pono clinic院長

Pono clinic 院長 / 日本美容外科学会認定専門医 芝 容平(しば ようへい)

防衛医科大学校卒業後、皮膚科医として研鑽を積み、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医を取得(〜2022年)。その後、大手美容外科にて院長や技術指導医を歴任し、多数の医師の指導にあたる。 「自分の家族や友人に勧められる、誠実で質の高い美容医療」を信条とし、2023年にPono clinicを開業。特にライフワークとする「切らないクマ治療(裏ハムラ・裏ミッドフェイスリフト)」や中顔面の若返り手術において、医学的根拠に基づいた高い技術力に定評がある。

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