黒クマ・影クマを消すのはコンシーラーよりハイライト!光の反射で凹凸を隠すメイク術

たっぷりと睡眠をとったはずなのに「疲れている?」「寝不足?」と聞かれてしまう原因、それが黒クマや影クマです。

多くの人がコンシーラーを厚塗りして隠そうと試みますが、かえって目元の溝が深く見えたり、グレーにくすんで見えたりして悩みを深くしています。

実は、皮膚のたるみや骨格による「影」が原因である黒クマには、色で覆い隠すコンシーラーよりも、光の特性を利用して凹凸を飛ばすハイライトが圧倒的に効果を発揮します。

本記事では、光の反射を味方につけ、自然で若々しい目元を取り戻すための具体的なメイクテクニックを徹底解説します。

目次

黒クマと影クマの正体を見極めて正しい対策を立てる

黒クマや影クマを解消するために最も重要な第一歩は、自分の目の下に現れているものが色素沈着ではなく、皮膚の形状による「影」であるという物理的な事実を認識することです。

色を重ねても影が消えない理由を知ることで、なぜ光が必要なのかが明確になります。

皮膚のたるみと眼窩脂肪が作り出す影の構造

鏡を見たときに目の下に現れる黒っぽい影は、多くの場合、皮膚そのものが黒いわけではありません。

加齢や眼精疲労によって目の周りの筋肉(眼輪筋)が衰えると、眼球を支えている眼窩脂肪が前方へと突出してきます。同時に、頬の皮膚が重力によって下がると、目の下と頬の境界線に段差が生じます。

この段差こそが、照明の光を遮って黒い影を作り出している正体です。つまり、黒クマは平面的な「色」の問題ではなく、立体的な「形」の問題なのです。

ここに色味の強いコンシーラーを塗っても、段差そのものは解消されないため、影は消えません。むしろ厚塗り感が出てしまい、かえって老けた印象を与えてしまう原因になります。

色素沈着型の茶クマや青クマとの決定的な違い

クマにはいくつかの種類があり、それぞれ対処法が異なります。

多くの人が混同しやすいのが、色素沈着による「茶クマ」や、血行不良による「青クマ」です。これらは皮膚の色そのものが変化しているため、コンシーラーで色補正を行うことが有効な手段となります。

しかし、黒クマは皮膚を指で引っ張って平らにすると色が薄くなったり、上を向いて光を当てると消えたりする特徴があります。これが影である証拠です。

この見極めを誤り、影に対して懸命にコンシーラーを叩き込んでも、凹凸の溝にファンデーションが溜まり、余計にシワを目立たせてしまうという悪循環に陥ります。

自分のクマがどのタイプかを正確に把握することが、美しい目元を作るためのスタートラインです。

コンシーラー単体では解決できない物理的な理由

コンシーラーは基本的に「不透明な顔料」で肌を覆い隠すアイテムです。

シミやニキビ跡のような平面的なトラブルを隠すには非常に優秀ですが、立体的な凹凸に対しては無力に近い側面があります。影ができている部分に肌色を塗っても、光源が変わればまた同じように影が落ちるからです。

また、黒クマを目立たなくしようとして明るすぎるコンシーラーを使うと、突出した膨らみ部分がさらに強調され、目袋が大きく見えてしまうリスクもあります。

物理的な段差を目立たなくさせるには低い部分を高く見せ、高い部分を目立たなくさせる視覚的なトリックが必要です。

そこで登場するのが、光を操るハイライトという選択肢になります。

クマの種類と有効なアプローチの比較

クマの種類主な原因効果的な対策
黒クマ・影クマたるみ・脂肪の突出による影ハイライト(光反射)
青クマ血行不良・寝不足オレンジ系コンシーラー
茶クマ色素沈着・摩擦イエロー系コンシーラー

光の反射を利用して凹凸をフラットに見せる視覚効果

ハイライトを使用する最大の目的は、皮膚に輝きを与えることではなく、光の「拡散反射」を利用して目の下の溝や段差を視覚的に消し去ることにあります。

人間の目は明るい部分を前に、暗い部分を奥に認識するため、影になっている部分に光を集めることで平坦に見せることができます。

レフ板効果で暗い影を明るく飛ばす原理

写真撮影の現場でモデルの顔にレフ板(反射板)を当てるように、メイクアップにおいても光の反射を利用することで肌のアラを飛ばすことができます。

ハイライトに含まれる微細なパールやラメの粒子は、あらゆる方向から入ってくる光を乱反射させます。これを「ソフトフォーカス効果」と呼びます。

黒クマの正体である深い溝の底にハイライトを仕込むことで、そこが光源のように明るく輝き、周囲の皮膚との高低差を感じさせなくなります。

コンシーラーが「塗って隠す」アプローチだとすれば、ハイライトは「光で飛ばす」アプローチであり、厚塗りを避けながら透明感を維持できる点が大きなメリットです。

パールとラメの粒子が肌の粗をぼかす

ハイライト選びにおいて重要なのが、配合されている粒子の質です。黒クマ対策には大粒のラメよりも、微細なパールが配合されたものが適しています。

微細なパールは肌のキメの一つ一つに入り込み、肌表面をなめらかな光のヴェールで覆います。これにより、毛穴や小じわといった細かい凹凸も同時にぼかすことが可能です。

一方、マットな質感のハイライトは光を反射しないため、単に色が白くなるだけで、場合によっては乾燥して粉っぽく見え、影を強調してしまうこともあります。

濡れたようなツヤ感を演出できる繊細なパールタイプを選ぶことで、生き生きとした若々しい印象を作り出せます。

厚塗りを防ぎ透明感を維持するメリット

コンシーラーで黒クマを隠そうとすると、どうしてもカバー力を求めて厚塗りになりがちです。目元の皮膚は顔の中で最も薄く、よく動く部分であるため、厚塗りは時間の経過とともにヨレやひび割れの原因となります。

対してハイライトは、非常に薄い膜で光の効果を発揮するため、肌への負担が少なく済みます。素肌の色を完全に覆い隠す必要がないため、仕上がりが自然で、夕方になっても汚く崩れる心配が減ります。

また、光を味方にすることで、目元全体がリフトアップして見える効果も期待でき、顔全体の印象を明るく引き上げることにも繋がります。

ハイライトとコンシーラーの機能比較

項目ハイライトの効果コンシーラーの効果
カバーの仕組み光の反射で錯覚させる顔料で色を覆い隠す
仕上がりの質感ツヤ・透明感・薄づきマット・高カバー・厚み
黒クマへの適性凹凸を目立たなくする影自体は消えにくい

黒クマ専用ハイライトの選び方とテクスチャーの重要性

黒クマを解消するためには、ただ明るい色を選べば良いというわけではありません。肌に溶け込む色味と、目元の動きに追従するテクスチャーを慎重に選定することが成功の鍵を握ります。

リキッドタイプとクリームタイプの優位性

ハイライトにはパウダー、クリーム、リキッド、スティックなど様々な形状がありますが、黒クマ隠しに最も適しているのは「リキッドタイプ」または柔らかい「クリームタイプ」です。

目元は乾燥しやすく、表情の動きに合わせて皮膚が激しく伸縮します。パウダータイプは乾燥を招きやすく、時間が経つとシワに入り込んで影を強調してしまう恐れがあります。

一方で、水分と油分をバランスよく含んだリキッドやクリームタイプは肌への密着度が高く、保湿効果も期待できます。肌の内側から発光しているような自然なツヤを作り出すには、練り状のテクスチャーが必要不可欠です。

肌馴染みの良いピンクベージュやイエローゴールド

色選びも非常に重要です。真っ白なハイライトは肌から浮いてしまい、不自然な印象を与えます。

日本人の肌色に馴染みやすく、かつ黒クマの影を効果的に飛ばす色は「ピンクベージュ」や「サーモンピンク」、あるいは黄みの強い肌なら「イエローゴールド」や「アイボリー」が適しています。

ピンク系のカラーは血色感をプラスする効果があり、暗く沈んだ目元を健康的に見せてくれます。また、わずかにオレンジ味を含んだ色は、青黒い影の色相を中和する補色効果も期待できます。

自分の肌のトーンに合わせて、白浮きしない肌馴染みの良いカラーを厳選してください。

乾燥を防ぐ保湿成分配合アイテムの選定

目元の皮膚は頬の約3分の1の薄さしかなく、皮脂腺も少ないため、非常に乾燥しやすい部位です。乾燥が進むと皮膚のハリが失われ、たるみや影がさらに悪化します。

そのため、メイクアップアイテムであってもスキンケア効果を兼ね備えたものを選ぶことが大切です。ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド、植物オイルなどの保湿成分が配合されたハイライトを選んでください。

美容液成分が含まれている製品なら日中も目元をケアし続けられるため、乾燥による小じわを防ぎ、夕方までふっくらとした目元を維持することができます。

肌質・目的別おすすめテクスチャー

肌質・目的おすすめの形状特徴
乾燥肌・シワ対策リキッド・クリーム密着度が高く保湿力に優れる
脂性肌・崩れ防止パウダー(微粒子)サラッとしておりテカリを防ぐ
ピンポイント修正ペン・筆ペンタイプ狙った場所に正確に乗せられる

メイク前の仕込みが仕上がりを左右するスキンケア

ハイライトの効果を最大化するには土台となる肌の状態を整えることが欠かせません。十分に保湿され、血行が良くなった肌は、光をより美しく反射します。

アイクリームによる徹底的な保湿とハリ感アップ

メイクを始める前に、必ずアイクリームで目元を十分に保湿してください。水分が不足した肌は表面がガサつき、ハイライトが綺麗に乗りません。また、乾燥してしぼんだ肌は影をより深く見せてしまいます。

朝のスキンケアでは、ジェルタイプや軽めのテクスチャーのアイクリームを使い、メイクがヨレない程度にしっかりと潤いを与えます。

指の腹を使って優しく馴染ませ、肌にハリを持たせることで、その後のハイライトが均一に広がり、光の反射効率が高まります。

軽いマッサージでむくみを取り除く重要性

黒クマの影は、むくみによって眼窩脂肪の突出が強調されることでさらに目立ちます。スキンケアの段階で目周りの軽いマッサージを行い、滞ったリンパや血流を促すことが有効です。

ただし、強い力で擦るのは厳禁です。摩擦は色素沈着の原因となります。乳液やクリームを塗布した滑りの良い状態で、眉頭の下のくぼみやこめかみを軽くプッシュしたり、目の下を優しくなでるように流したりしてください。

むくみが取れて目元がすっきりすると、影の段差が浅くなり、メイクでのカバーが格段に楽になります。

プライマーで肌の凹凸をあらかじめ整える

ファンデーションやハイライトを塗る前に、目元専用のプライマー(下地)を使用することをおすすめします。

特に、シリコン系の成分が含まれたプライマーは、細かいシワや毛穴の凹凸を埋めて肌表面をフラットにする効果があります。キャンバスの表面が滑らかであればあるほど、光は均一に反射します。

また、プライマーにはメイクの持ちを良くする効果もあるため、瞬きなどで動きが多い目元でも、長時間きれいな状態をキープする助けとなります。少量を薄く均一に伸ばすのがポイントです。

メイク前の準備ステップ

  • 洗顔後、化粧水で肌全体の水分バランスを整える
  • アイクリームを米粒大ほど取り、薬指で優しく叩き込む
  • 眉頭やこめかみを軽く押し、目元の血行を促進する
  • 肌の凹凸を埋める部分用下地を薄く馴染ませる
  • ティッシュで余分な油分を軽く抑えてからメイクを開始する

黒クマを消滅させるハイライトの具体的な配置と手順

適切なアイテムを選び、下準備を整えたら、いよいよ実践です。ハイライトを塗る「位置」と「量」が、黒クマ消しの成否を分けます。

広範囲に塗り広げるのではなく、影の核心部分をピンポイントで狙う技術が必要です。

最も影が濃い「黒クマのライン」を狙い撃つ

鏡を見て顔を少し下に向け、上目遣いにすると、目の下のふくらみの下にできる影のライン(ゴルゴラインの始まり部分)がはっきりと確認できます。ハイライトを乗せるべき場所は、まさにこの「影の線の上」です。

目の際(キワ)まで塗ってしまうと、逆に目が腫れぼったく見えたり、涙袋の立体感が失われたりします。影になっている一番暗い溝のラインに沿って、細くハイライトを置きます。

筆ペンタイプのリキッドハイライトなら直接ラインを引き、ジャータイプのクリームなら細いブラシにとってライン状に乗せてください。

指の腹を使ったタッピングで境界線をぼかす

ハイライトをライン状に乗せたら、決して横に擦ってはいけません。擦るとせっかく乗せたハイライトが剥げてしまったり、薄くなって効果が半減したりします。

薬指の腹を使い、トントンと垂直に優しく叩き込む「タッピング」を行います。ハイライトを置いた場所の中心はあまり触れず、ラインのアウトライン(輪郭)を肌に溶け込ませるイメージです。

これにより、影の部分だけに光が集まり、周囲の肌との境界線が曖昧になって、自然にふっくらと持ち上がったように見えます。

目頭下の「三角ゾーン」にも光を仕込む

黒クマのラインだけでなく、目頭から小鼻の横に向かって広がる「三角ゾーン」にも薄くハイライトを入れると、顔全体の印象が明るくなり、クマへの視線を逸らす効果が高まります。

ここは顔の中心であり、美肌に見せるための最重要エリアです。ただし、クマの影部分に乗せた量よりも少なめにし、あくまで顔全体の立体感を出すための補助的な役割として捉えてください。

三角ゾーンが明るいと、頬の位置が高く見え、たるみの印象を払拭することができます。

ハイライト配置の基本ステップ

手順アクションポイント
1影の確認顔を下に向け、最も暗いラインを見つける
2配置影のライン上だけに細くハイライトを置く
3馴染ませ指でトントンと叩き込み、境界をぼかす
4仕上げ三角ゾーンにも薄く光を足し、全体を調整

やってはいけないNGメイクと失敗しないコツ

良かれと思って行っているメイク方法が、実は黒クマを悪化させて見せているケースが多々あります。ここでは避けるべき一般的な間違いと、失敗を回避するための注意点を解説します。

涙袋までハイライトで塗りつぶさない

目を大きく見せるために涙袋メイクは人気ですが、黒クマ対策のハイライトと混同してはいけません。

目の際からクマの影までを一色で塗りつぶしてしまうと、目元の立体感が完全に失われ、のっぺりとした印象になります。また、涙袋の影とクマの影が一体化して、さらに大きな影に見えてしまうこともあります。

ハイライトを入れるのはあくまで「影のライン」部分のみとし、涙袋(目の下の膨らみ)自体には触れない、あるいは涙袋専用の明るいカラーを別途使用するなどして、メリハリをつけることが重要です。

ギラギラした大粒ラメはシワを目立たせる

パーティーメイクのような大粒のグリッターやラメが入ったハイライトは、黒クマ隠しには不向きです。大きな粒子は光を強く反射しますが、同時に肌のキメの粗さや小じわの存在を強調してしまいます。

大人の肌に必要なのは、あくまで「上品なツヤ」です。商品を選ぶ際は手の甲で試して、粒子が目視できないほど細かいものを選んでください。

「シマー」「パール」「サテン」といった表現が使われているものが安全です。「メタリック」や「グリッター」は避けましょう。

粉っぽさを回避するためのフェイスパウダーの量

リキッドやクリームのハイライトを使用した後に、仕上げのフェイスパウダー(おしろい)を叩きすぎると、せっかくのツヤが消えてマットになり、再び影が目立つようになります。また、粉の重ねすぎは乾燥とひび割れの主原因です。

目の下に関しては、フェイスパウダーはブラシに少量とり、ふわっと一刷けする程度、あるいは全く塗らないという選択も有効です。

もし崩れが気になる場合は粒子が細かく保湿力の高いパウダーをごく少量だけ使用し、ツヤを残すように心がけてください。

避けるべきNG行動リスト

NG行動理由改善策
広範囲の厚塗り顔が大きく見え、崩れやすいピンポイントで少量乗せる
大粒ラメの使用シワや毛穴が悪目立ちする微細パールのものを選ぶ
マットパウダーの多用ツヤが消え、老けて見えるパウダーは最小限にする

メイクツールを使い分けて完成度を高める

指での塗布も手軽で良いですが、プロのような仕上がりを目指すなら、ツール(道具)の使い分けも検討してみてください。

適切な道具を使うことで、より薄く、より均一に、そして崩れにくいメイクが可能になります。

コンシーラーブラシを使った精密な塗布

指先ではどうしても塗る範囲が広くなってしまい、ピンポイントで影を狙うのが難しい場合があります。

そんな時は、小さめのコンシーラーブラシやリップブラシを使用してください。人工毛(ナイロンやポリエステルなど)のブラシは、クリームやリキッド製品を含みすぎず、適量を肌に乗せるのに適しています。

筆先を使って影のラインという細い溝に的確にハイライトを置くことができます。また、ブラシを使うことで指紋の跡がつかず、表面がつるんと滑らかに仕上がります。

スポンジでのタッピングで密着度を高める

ハイライトを肌に馴染ませる際、指の代わりに水を含ませて固く絞ったスポンジを使うのも非常に有効です。

適度な水分を含んだスポンジでパッティングすることで余分な油分を取り除きながら、ハイライトを肌にピタッと密着させることができます。

これにより、時間が経ってもヨレにくくなり、肌と一体化したような自然なツヤが生まれます。特に、少しつけすぎてしまった時の修正にもスポンジは役立ちます。

綿棒で細かい修正を行いヨレを防ぐ

仕上げの段階で、綿棒を使って細かい修正を行います。特に目頭や目尻の細かいシワにハイライトが溜まっていないか確認し、余分な液を綿棒で優しく吸い取っておきます。

また、ハイライトを塗った境界線がくっきりしすぎている場合も、綿棒で軽くぼかすと自然になります。日中のメイク直しにも綿棒は活躍します。

油分を含んだ綿棒でヨレた部分を軽く拭き取り、その上から少量のハイライトを足すだけで、朝の美しい状態を復元することができます。

おすすめツール活用リスト

  • 平筆型の小さいブラシ:影のラインを正確にトレースするために使用
  • 水ありスポンジ:余分なファンデーションを吸着し、密着力を高める
  • 先細の綿棒:目頭やまぶたのキワなど、微細な部分の修正に使う
  • 拡大鏡:肉眼では見えにくいムラやヨレを確認するために必須

よくある質問

男性の黒クマにもハイライトは使えますか?

はい、男性の黒クマ対策にもハイライトは非常に有効です。

男性の場合、ファンデーションを全顔に塗ることに抵抗がある方も多いですが、目の下の影の部分だけに肌色に近い自然なハイライトを使用すれば、化粧をしている感を出さずに疲れた印象を払拭できます。

ラメが入っていない、自然な明るさのコンシーラー兼ハイライトのような製品を選ぶと良いでしょう。

ハイライトを塗ると逆にシワが目立ちませんか?

乾燥した状態でパウダータイプや粒子の粗いものを塗るとシワが目立ちます。

しかし、保湿成分配合のリキッドやクリームタイプを選び、薄く叩き込むように馴染ませれば、光の効果でシワの影を飛ばすことができます。

ポイントは「保湿」と「微細パール」と「薄づき」の3点を守ることです。

ウォータープルーフの方が良いですか?

汗をかきやすい季節や、長時間メイク直しができない日はウォータープルーフが安心です。ただし、ウォータープルーフ製品は密着力が高い分、乾燥しやすい傾向にあるものも存在します。

目元の乾燥が気になる場合は、ウォータープルーフ機能よりも保湿力を優先するか、スキンケアで徹底的に保湿してから使用することをおすすめします。

夕方になるとハイライトがグレーにくすみます。

時間が経ってくすむ原因の多くは皮脂と混ざって酸化しているか、元のクマの色が透けてきているためです。

対策としては、一度ティッシュオフして酸化した油分を取り除き、少量のハイライトを塗り直すことです。

また、最初からオレンジやピンクの色味が含まれたハイライトを使うことで、時間が経ってもグレーになりにくくなります。

どのタイミングでハイライトを塗ればいいですか?

基本的には、ファンデーションの後、フェイスパウダーの前がベストです。

リキッドファンデーションを使用している場合は、ファンデーション→ハイライト→フェイスパウダーの順です。

パウダーファンデーションの場合は、下地→ハイライト→パウダーファンデーションの順、もしくはパウダーの上からでも使えるクリームハイライトなら一番最後でも構いません。

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この記事を書いた人

Dr.芝容平のアバター Dr.芝容平 Pono clinic院長

Pono clinic 院長 / 日本美容外科学会認定専門医 芝 容平(しば ようへい)

防衛医科大学校卒業後、皮膚科医として研鑽を積み、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医を取得(〜2022年)。その後、大手美容外科にて院長や技術指導医を歴任し、多数の医師の指導にあたる。 「自分の家族や友人に勧められる、誠実で質の高い美容医療」を信条とし、2023年にPono clinicを開業。特にライフワークとする「切らないクマ治療(裏ハムラ・裏ミッドフェイスリフト)」や中顔面の若返り手術において、医学的根拠に基づいた高い技術力に定評がある。

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