Ponoスレッドリフト（糸リフト）

PONOスレッドリフト （糸リフト）とは

PONOスレッドリフトで使用する糸の種類を解説します。当院では、PDO・PCLLA・テスリフトを使用しております。それぞれ糸の特性や持続期間が異なります。

PDO（韓国製starline）

PDO(ポリジオキサノン)は体内で吸収される縫合用の糸として、外科手術にも古くから使用されている安全性の高い糸です。

多方向に配置された棘が皮下組織に引っかかることで、様々なお悩みにアプローチしやすい特徴があります。強すぎず弱すぎない適度な強度であるため、挿入後の違和感が少ないのも特徴です。

糸の効果の持続期間は6ヶ月程度ですが、糸自体に摩擦が生じるため、皮下組織が刺激され、最大12ヶ月たるみ予防効果が持続します。コラーゲン生成が促進されるため、毛穴や小じわ、肌の引き締め効果が期待できます。

半年で吸収溶解される糸のため、糸リフトに興味があるけど異物が入ることに不安がある方や、糸リフトを初めて受ける方で控えめな変化を求める方におすすめです。

PCLLA（韓国製starline）

PCLLAは、引き上げる力が強いPLA（ポリ乳酸）と、長持ちで柔らかいPCL（ポリカプロラクトン）という2種類の素材を合成して作られた糸です。

フェイスラインや顔全体のリフトアップ、たるみの改善に適しており、PDOに比べると引き上げる力が強いのが特徴です。

吸収されるまでの期間は約1年と持続性が高く、PDO同様その後も体内でのコラーゲン生成が促進されるため、たるみ予防効果はさらに長く続きます。

PDOに比べ、リフトアップ効果や持続期間が長いため、効果をしっかり求める方や、目に見えるしわやたるみが気になる方におすすめです。

テスリフト

テスリフトはMFDS（韓国の厚生労働省)の認可をうけた、PDO素材の溶ける糸です。バーブと呼ばれる棘付きの糸を、網目状の3Dメッシュで覆う特殊な構造をしています。そのため、皮下組織が3Dメッシュにしっかり入り込み、PDOに比べさらに高いリフトアップ効果が得られます。

施術後2週間ほどで最大引き締め効果のうち7割程度のリフトアップを感じ、その後2か月ほどでさらに引き締め効果を実感できます。糸は1年で吸収溶解されますが、リフトアップ効果は2〜3年と長期間持続するのが特徴です。

糸の強度が強く、リフトアップ効果や持続期間が長いため、たるみが強くしわの深い方や糸リフトの効果を長持ちさせたい方におすすめです。

溶ける糸と溶けない糸の違い

スレッドリフトに使用する糸は溶ける糸と溶けない糸があります。当クリニックはリスクの少ない、溶ける糸のみを使用しております。それぞれ特徴を解説します。

溶ける糸の特徴

溶ける糸は体内に吸収溶解されるため感染症のリスクが低く、違和感の少ない仕上がりになる特徴があります。また、糸が溶ける過程でコラーゲン生成も促されるため、リフトアップ効果だけではなく、肌の引き締め効果も期待できるメリットがあります。

持続期間は半年から1年とされているものが多いため、定期的なメンテナンスは必要ですが、回数制限なく糸の追加挿入が可能な点が大きなメリットといえます。

溶けない糸の特徴

溶けない糸は、糸が残り続けるので持続期間が長いというメリットがあります。一方で体内に異物が残り続けることで、感染症を引き起こす可能性が高くなります。また、挿入時の違和感が長期化したり、加齢により糸が挿入されている違和感が生じてしまうこともあります。比較的、価格も高く設定されていることが多いです。

また、溶けない糸の効果は実は永久的ではありません。顔は日常生活の中でも最もよく動かす場所の一つです。毎日顔を動かす中で、徐々に固定された糸の力も弱まるため、溶けない糸であっても定期的なたるみ対策は必要となります。

PONOスレッドリフト （糸リフト）の症例写真

たるみ予防につながるPONOスレッドリフト （糸リフト）のメリット

当院では、糸リフトの最大の効果は将来のたるみ予防であると考えています。長期的にメンテナンスを行うことで効果を長く実感しやすくなり、より若々しい状態をキープできます。PONOスレッドリフトのメリットを3点ご紹介いたします。

肌のハリや弾力アップ効果が期待できる

PONOスレッドリフトは、糸の刺激によって肌の内側の血行促進効果や肌細胞を活性化する作用が得られるため、肌全体のハリや弾力アップが期待できます。

加齢によって落ちやすい頬の脂肪をサポート

PONOスレッドリフトは、患者様一人ひとりの骨格や脂肪の付き方をしっかりと見極めることで、糸の入れる角度や長さ、深さを調整しています。その結果、加齢によって落ちやすい頬の脂肪をサポートすることが可能です。

紫外線によって破壊されたコラーゲンなどの再生成が期待できる

紫外線には、肌のうるおいを蓄える皮膚の内側（真皮層）のコラーゲンを破壊する働きがあります。PONOスレッドリフトは、糸を挿入することで真皮層に刺激を与え、コラーゲンの生成を促す効果が期待できます。

PONOスレッドリフト （糸リフト）の特長

個人の脂肪の量やたるみの方向性により入れ方を調整するオーダーメイドの手術

PONOスレッドリフト（糸リフト）は、患者様一人ひとりの脂肪の量やたるみの方向性を見極め、糸の挿入方法をオーダーメイドで調整しています。患者様の希望に合わせ、引き上げたい箇所や気になるたるみに直接アプローチしていくことができる、個別性に合わせた手術です。

肌の弾力・脂肪組織の付き方により選べる糸の種類

当院では、それぞれ特長の違う3種類の糸を用意しています。肌の弾力や脂肪組織の付き方、お悩みや予算などにより最適な種類の糸を提案させていただきます。

高度な医師の技術により最小のダウンタイムを追求

当院の医師は、数多くの症例をこなした高度な技術を持つ医師です。熟練された技術により、最小のダウンタイムを追求しております。

同じ糸リフトでも圧倒的な差につながる技術力

当クリニックの医師チームは熟練した技術と症例数を認められ「StarLineトレーニングドクター」として認定されました。同じ糸リフトでも、圧倒的な違いを実感できる技術力の効果を実感してください。

PONOスレッドリフト （糸リフト）のダウンタイム

PONOスレッドリフト（糸リフト）のダウンタイムはおよそ3日〜1週間です。詳しくご紹介いたします。

翌日

施術直後から数日は腫れや内出血が出る場合がありますが、時間経過とともに和らいでいきます。

手術直後や翌日は引きつれやツッパリ感を感じることがありますが、通常の経過ですのでご心配いりません。長くても1ヶ月程度で治まる場合がほとんどです。

シャワーやメイクは施術翌日から可能です。

3日後

PONOスレッドリフト （糸リフト）後に生じる腫れや痛みのピークは施術3日後までがピークです。その後は徐々に緩和されてきますので痛み止めを内服しながら経過を見てください。

糸の挿入部の針穴はほとんど目立たなくなります。

万が一、痛みや腫れが1週間以上治まらない場合や、症状が悪化している場合は、早めにご相談ください。

1週間後

術後1週間後には、痛みや腫れがほとんど治まり引き上げの効果を実感しやすくなります。

内出血が出た場合、色味は紫から黄色に変化し1週間ほどで薄くなり始めます。

入浴が可能となります。

1ケ月後

引きつれやツッパリ感は長い方で1ヶ月半程度持続する場合があります。特に口を開けた時や顔を動かした時にピキッとした痛みを感じる方もいますが、1ヶ月以降徐々に軽快していきます。

まれに、顔を動かしたときに、プチっという音が聞こえることがありますが、効果には影響ありません。

術後経過のことでご不安なことがございましたら、いつでもご相談ください。

当院は新宿駅南口から徒歩4分の完全個室制