茶クマを消すコンシーラーの色はイエロー!頑固なくすみを隠すメイク術

鏡を見るたびに気になってしまう目元のどんよりとした茶色い影。いくら睡眠をとっても消えないその「茶クマ」の正体は、実は皮膚への色素沈着です。

ファンデーションの厚塗りでは隠しきれないこの頑固なくすみに対し、メイクアップの観点から最も効果を発揮する救世主こそが「イエロー(黄色)」のコンシーラーです。

なぜ黄色が必要なのかという理論から、誰でも実践できる自然なカバーテクニック、そして根本的なケアまで、明るい目元を取り戻すための具体的な方法を徹底的に解説します。

目次

茶クマにイエローが有効な理由と色の相性理論

茶クマに対してイエローのコンシーラーを使用すべき最大の理由は、色彩理論における「補色」の関係を利用することで、厚塗りをせずに色ムラを中和できるからです。

茶色は赤と黒、あるいはオレンジと黒が混ざったような複雑な色味を持っていますが、肌の上で茶色くくすんで見える色素沈着(メラニン)の色味を打ち消し、肌色に同化させる力が最も強いのが黄色です。

ベージュやオークル系のコンシーラーで覆い隠そうとすると、どうしてもグレーに濁って見えたり、厚ぼったくなったりしがちですが、イエローの光効果を利用することで、薄付きでも透明感のある仕上がりが叶います。

補色の関係を利用したカラーコントロールの基礎

メイクアップにおいて肌の悩みを解消するためには、その悩みの色と反対の色(補色)を重ねることが基本となります。これをカラーコントロールと呼びます。

茶クマの主な要因である色素沈着は、肌の上で赤茶色や黄土色が濃くなったように見えます。

この茶色い濁りに対して、明るい光の要素を持つイエローを乗せることで、暗く沈んだ茶色をパッと明るいベージュへと昇華させることができます。

たとえば、青あざにはオレンジ、赤ら顔にはグリーンが有効であるように、茶色いくすみにはイエローが適しています。

単に肌色を重ねるのではなく、色で色を制するアプローチをとることで、コンシーラーの使用量を減らし、結果として時間が経っても崩れにくい、自然な目元を作ることができます。

黄色が持つ光の反射効果

イエローという色は視覚的に膨張色であり、光を強く反射する性質を持っています。茶クマがある部分は色素沈着によって肌が暗く沈んで見え、実際よりも窪んでいるように見えることが多いです。

ここにイエローを置くことで、物理的な色の打ち消し効果に加え、光を集めてふっくらと見せるハイライト効果も期待できます。

これにより、平面的な色ムラのカバーだけでなく、立体感による若々しい印象操作が可能になります。

ベージュやピンクでは隠しきれない理由

一般的な肌色のベージュや、血色感を足すピンクのコンシーラーでは、茶クマ特有の「濁り」を解消しきれないことが多々あります。

ベージュはあくまで肌のトーンを整えるものであり、強い色素沈着の上に重ねると、下の茶色が透けてグレーっぽく発色してしまう「グレー浮き」現象を引き起こします。

また、ピンクは青クマ(血行不良)には有効ですが、茶クマに重ねると赤みが強調されすぎてしまい、かえって目元が腫れぼったく見えたり、不自然に浮いてしまったりする原因となります。

頑固な茶色の色素には赤みを含まない純粋なイエロー系、あるいは少し赤みを抑えたゴールド系のカラーが最も肌なじみが良く、自然にトラブルを消失させることができます。

トラブル別の色の選び方

目の下のクマには種類があり、それぞれに適した色が異なります。自分のクマが本当に茶クマなのか、あるいは他の要素が混ざっているのかを判断し、適切な色を選ぶことが重要です。

茶クマに特化したイエローの効果を理解するために、他のクマとの対比を見てみましょう。

クマの種類主な原因と特徴適したコンシーラーの色
茶クマ色素沈着、くすみ
茶色く濁って見える
イエロー
ゴールド
青クマ血行不良、寝不足
青黒く透けて見える
オレンジ
ピンク
黒クマたるみ、影、骨格
皮膚の凹凸による影
ベージュ
パール入り(光で飛ばす)

あなたのクマは本当に茶クマ?正しい見分け方

自分のクマのタイプを正確に特定することは、正しいメイクアップへの第一歩であり、見当違いの対策を避けるために必要です。

茶クマは主にメラニン色素の沈着によって引き起こされますが、青クマや黒クマと混同しているケースも少なくありません。

鏡の前で皮膚を優しく動かすことで、そのクマの正体が色素(茶クマ)なのか、血管(青クマ)なのか、影(黒クマ)なのかを確実に見極めることができます。

茶クマの特徴と発生メカニズム

茶クマの最大の特徴は、皮膚そのものが染色されたように茶色くなっている点です。

これは、日焼けによるメラニンの増加、アトピー性皮膚炎や花粉症などで目を擦りすぎたことによる摩擦、あるいはメイクの落とし残しによる色素沈着が主な原因です。

目元の皮膚は顔の中でも特に薄くデリケートなため、わずかな刺激でもメラニンが生成されやすい傾向にあります。

また、加齢とともに肌のターンオーバー(生まれ変わり)が遅くなると、生成されたメラニンが排出されずに蓄積し、より濃い茶クマとして定着してしまいます。

体調や睡眠時間に関わらず、常に一定の濃さで存在することも茶クマの特徴と言えます。

皮膚を引っ張って確認する方法

鏡を見ながら、目尻を指で優しく横に引っ張ってみてください。また、顔を上に向けて照明を真正面から浴びてみてください。この時のクマの変化でタイプを診断します。

もし皮膚を引っ張ったときに、クマの色が皮膚と一緒に動くならば、それは皮膚自体に色が着いている「茶クマ」の可能性が高いです。

一方で、皮膚を引っ張っても色がその場に留まり薄くなるように見えるなら、それは皮膚の下の血管が透けている「青クマ」です。

また、上を向いたときに色が消えたり薄くなったりする場合は、たるみによる影である「黒クマ」と判断できます。

青クマ・黒クマとの決定的な違い

複数のクマが併発している「混合クマ」の場合もありますが、まずはメインとなる原因を特定します。

青クマは血行不良が原因であるため、入浴後や運動後に色が改善することがあります。しかし、茶クマは血行が良くなっても色は変わりません。

黒クマは、皮膚のたるみや涙袋の下の窪みが原因で作られる「影」です。そのため、コンシーラーで色を隠すというよりも、ハイライトで影を飛ばしたり、アイクリームでハリを出したりするケアが求められます。

対して茶クマは完全に「色」の問題であるため、カバー力のあるコンシーラーでの色補正が必須となります。

クマの種類別セルフチェック手法

間違いのない対策を行うために、以下の基準で自分の目元を観察し、茶クマの要素がどれくらい強いかを確認してください。

チェック動作茶クマの反応その他のクマの反応
皮膚を横に引っ張る色が皮膚と一緒に動く色が薄くなる(青クマ)
顔を上に向ける色は変わらず残る色が薄くなる(黒クマ)
日によって変化する変化せず毎日ある体調で濃さが変わる(青クマ)

肌質と仕上がりで選ぶイエローコンシーラーのテクスチャー

自分に合ったイエローの色味を見つけたとしても、コンシーラーの質感が肌に合っていなければ、ひび割れやヨレの原因となり、かえって汚く見えてしまいます。

目元は瞬きなどで一日中よく動くパーツであるため、伸縮性と保湿力を兼ね備えたテクスチャーを選ぶことが大切です。

乾燥肌、脂性肌、あるいはシミの濃さによって、リキッド、クリーム、スティックなどのタイプを使い分けることで、プロのような仕上がりを実現できます。

自然な仕上がりならリキッド・筆ペンタイプ

茶クマが比較的薄い方や、ナチュラルメイクを好む方、また目元の乾燥が気になる方には、水分量の多いリキッドタイプや筆ペンタイプが適しています。

これらは伸びが良く、薄い膜で肌にフィットするため、厚塗り感が出にくいのが特徴です。

特に筆ペンタイプはハイライターとしての機能も兼ね備えているものが多く、茶クマをカバーしながら目元に明るさをプラスするのに役立ちます。

重ね塗りをしてもムラになりにくいため、メイク直し用として持ち歩くのにも便利です。ただし、カバー力はやや控えめな傾向があるため、濃い色素沈着には物足りない場合があります。

乾燥しやすい目元の保湿成分

リキッドタイプを選ぶ際はヒアルロン酸やコラーゲン、植物オイルなどの保湿成分が配合されているかを確認してください。

時間が経つと目元がパサついてシワっぽくなる現象を防ぐには、スキンケア効果の高いコンシーラーを選ぶことが重要です。

しっかりカバーにはクリーム・パレットタイプ

頑固で濃い茶クマをしっかり隠したい場合には、クリームタイプやパレットタイプが適しています。リキッドよりも硬さがあり、ピタッと肌に密着するため、高いカバー力を発揮します。

特にパレットタイプは明るいイエローと濃いイエロー、あるいはベージュなどを自分で混ぜて調整できるため、自分の肌色にジャストな色を作れるというメリットがあります。

クリームタイプを使用する際は、つけすぎに注意が必要です。指の温度で少し溶かしてからなじませることで密着力が高まり、崩れを防ぐことができます。

カバー力と保湿力のバランスが良いものが多く、最も汎用性が高いタイプと言えます。

ポイント使いに適したスティックタイプ

スティックタイプは最も硬く、油分が少ないため、カバー力が非常に高いのが特徴です。しかし、広範囲に塗ると厚ぼったくなりやすく、目元の動きについていけずにひび割れを起こすリスクがあります。

茶クマ全体に塗るというよりは、茶クマの中でも特に色が濃い部分にピンポイントで使用するのに向いています。

テクスチャー別の特徴比較

自分のクマの濃さと肌質に合わせて、どのタイプを選ぶべきか整理します。

タイプカバー力特徴とおすすめの人
リキッド低~中薄いクマ、乾燥肌
自然な仕上がり重視の人
クリーム中~高一般的な茶クマ、混合肌
カバーと保湿の両立を望む人
スティック濃い部分用、脂性肌
しっかり隠したい人

茶クマを自然に消す基本のメイク手順

道具が揃ったら、次は実践です。茶クマをきれいに隠すためには、ただコンシーラーを塗れば良いわけではありません。

事前のスキンケアから、塗る量、なじませ方、そしてファンデーションとの順番に至るまで、正しい手順を踏むことで、「隠している感」のない自然な目元を作ることができます。

ここでは、イエローコンシーラーの効果を最大化するステップを解説します。

  • 目元の油分調整と保湿
  • コンシーラーの点置き配置
  • 薬指を使った優しいタッピング
  • 境目のぼかし込み

事前の保湿と油分オフが崩れ防止の鍵

メイク前のスキンケアは、コンシーラーの持ちを左右する極めて重要な工程です。

目元が乾燥していると、コンシーラーが小じわに入り込み、時間が経つとひび割れてしまいます。アイクリームや乳液で十分に保湿を行い、肌をふっくらとさせておきましょう。

ただし、油分が肌表面に過剰に残っていると、コンシーラーが滑って定着しません。スキンケアの後、ティッシュで軽く目元を押さえ、余分な油分を取り除いてからメイクを開始してください。

このひと手間が、夕方の崩れを劇的に減らします。

ファンデーションとの塗布順序のルール

コンシーラーを使うタイミングは、使用するファンデーションの種類によって異なります。この順序を間違えると、せっかくのカバーが台無しになったり、ヨレの原因になったりします。

リキッドファンデーションやクリームファンデーションを使用する場合は、ファンデーションの「後」にコンシーラーを使います。

先にファンデーションで肌全体を整え、隠しきれなかった茶クマ部分のみにコンシーラーを重ねることで、厚塗りを防げます。

一方、パウダーファンデーションを使用する場合は、ファンデーションの「前」にコンシーラーを使います。コンシーラーで色ムラを補正した後にパウダーを重ねることでコンシーラーを定着させ、自然になじませることができます。

塗り方のコツは「逆三角形」と「叩き込み」

コンシーラーを塗る際、目の際のギリギリまで塗りつぶすのは避けましょう。目の際はよく動く部分であり、液が溜まりやすいためです。

クマの最も濃い部分を起点に、少し下に向かって逆三角形を描くようにコンシーラーを置きます。

伸ばすときは、決して横に擦ってはいけません。摩擦は茶クマを悪化させる原因になるだけでなく、コンシーラーのカバー力を削いでしまいます。

薬指の腹を使い、トントンと優しく垂直に叩き込むようにしてなじませます。指の体温を利用して、肌と一体化させるイメージです。

最後に、コンシーラーを塗った部分と塗っていない肌の境目を丁寧にぼかすことで、境目が目立たなくなります。

やってはいけない!茶クマ隠しのNGメイク

良かれと思ってやっているそのメイク方法が、実は茶クマを余計に目立たせていたり、肌へのダメージとなっていたりするかもしれません。特に茶クマに悩む人は、「隠したい」という一心で過剰なメイクになりがちです。

ここでは、よくある失敗例とその回避策を知ることで、メイクの完成度を高めます。

  • 目の際ギリギリまでの厚塗り
  • 肌色より明るすぎる白浮きカラーの選択
  • 力任せのブラシやスポンジ操作

厚塗りが招く「ヨレ」と「老け見え」

「濃いクマだから、たくさん塗らないと隠れない」と考え、大量のコンシーラーを乗せるのは間違いです。目元の皮膚は非常に薄いため、厚く塗れば塗るほど表情の動きについていけなくなり、ひび割れやシワへの溜まりが発生します。

厚塗りは物理的な崩れだけでなく、見た目の「老け感」も助長します。マットで厚ぼったい目元は透明感を失わせ、顔全体を重たい印象にしてしまいます。

イエローの補色効果を信じ、薄い層を重ねることを意識してください。一度で隠そうとせず、少量をつけてなじませ、足りなければもう一度少量を足す、というスタンスが必要です。

色の選び間違いによる「白浮き」の悲劇

目元を明るくしたいあまり、自分の肌色よりもかなり明るい(白い)イエローやベージュを選んでしまうことがあります。

しかし、茶色い色素の上に極端に明るい色を乗せると、そこだけが白く浮き上がり、かえってクマの存在感(グレーっぽさ)を強調してしまいます。

茶クマを隠すためのイエローは肌のトーンに近い、あるいは少し暗めのイエローオークルなどを選ぶ方が、自然になじみます。

明るさはコンシーラーではなく、その後のハイライトなどで足すのが正解です。「隠す色」と「明るくする色」は別物であると認識することが大切です。

摩擦による色素沈着の悪化ループ

メイクの際、指やブラシ、スポンジで強く擦ることは絶対に避けてください。茶クマの主な原因は摩擦による色素沈着です。隠すためのメイクで摩擦を与えていては、本末転倒です。

特に、カバー力の高い硬めのコンシーラーを無理に伸ばそうとすると、強い力が加わります。硬いコンシーラーは手の甲で温めて柔らかくしてから乗せるなど、皮膚を動かさない工夫が必要です。

毎日のメイク動作が、将来の茶クマの濃さを決めると言っても過言ではありません。

さらに頑固なクマへ。上級者向けレイヤリング術

単色のイエローコンシーラーだけではどうしても隠しきれない非常に濃い茶クマや、青クマが混在している複合タイプのクマに対しては、複数の色やアイテムを組み合わせる「レイヤリング(重ね塗り)」のテクニックが有効です。

色の層を作ることで厚塗りを避けながら強力なカバー力を発揮させます。プロのメイクアップアーティストも実践する、崩れにくくカバー力の高い応用テクニックを紹介します。

オレンジとイエローのサンドイッチ技法

茶クマが非常に濃い場合、イエローの下に「オレンジ」を仕込む方法が効果的です。

オレンジは青みを消す力が強いため、茶クマの中に青みが混ざっている場合や、色素が濃すぎて黒ずんで見える場合に、土台としての役割を果たします。

まず、クマの最も濃い部分に少量のオレンジコンシーラーを薄く叩き込みます。これで一度、強い暗さを中和します。その上から肌なじみの良いイエローコンシーラーを重ねて、周囲の肌色と同化させます。

この2段階の工程を経ることで、単色では浮いてしまいがちな濃いクマも、自然に肌に溶け込ませることができます。

フェイスパウダーでの光拡散仕上げ

コンシーラーの仕上げには、必ずフェイスパウダー(ルースパウダー)を使用してください。コ

ンシーラーは油分を含んでいるため、そのままでは瞬きの摩擦や皮脂で崩れてしまいます。パウダーを重ねることでコンシーラーをフィックス(固定)させることができます。

この際、微細なパールが入ったパウダーを選ぶと、光の乱反射効果(ソフトフォーカス効果)で肌のアラを飛ばして見せる効果が倍増します。マットすぎるパウダーは乾燥して見えることがあるため、適度なツヤ感を残せるものが適しています。

パウダーを乗せる際も、パフやブラシで擦らず、ふわっと置くように乗せるのがポイントです。

レイヤリングの組み合わせ例

クマの強さに応じた色の組み合わせパターンを整理します。

クマのレベル1層目(下地)2層目(メイン)仕上げ
軽度の茶クマ(なし)リキッドイエローフェイスパウダー
中度の茶クマイエロー下地クリームイエローパール入りパウダー
重度の複合クマオレンジイエローベージュハイライト

メイクだけでなく根本解決も。色素沈着を防ぐケア

メイクアップによるカバーは即効性のある素晴らしい手段ですが、あくまで対症療法に過ぎません。茶クマを根本から薄くし、コンシーラーのいらない目元を目指すためには、日々のスキンケアと生活習慣の見直しが重要です。

茶クマの原因であるメラニン生成を抑え、排出を促すためのアプローチを、メイクと並行して行うことが大切です。

絶対焼かない紫外線対策の徹底

紫外線はメラニン生成の最大のスイッチです。目元は皮膚が薄く防御機能が弱いため、顔の他の部分以上に紫外線の影響を受けやすいエリアです。

日焼け止めを塗る際、目の周りは塗り忘れがちですが、刺激の少ない目元用の日焼け止めを使用するなどして、際までしっかりガードする必要があります。

また、サングラスや帽子などの物理的な遮光も有効です。紫外線ダメージは蓄積されるため、曇りの日や冬場であっても、一年を通して対策を継続することが茶クマ改善への近道です。

摩擦ゼロを目指すクレンジング習慣

毎日のクレンジングや洗顔での摩擦が、茶クマを日々濃くしています。アイメイクを落とす際、ゴシゴシと擦っていませんか?

ウォータープルーフのマスカラやアイライナーを使用している場合は、必ず専用のポイントメイクリムーバーを使用してください。

コットンにたっぷりとリムーバーを含ませ、まぶたの上に置いて数十秒なじませてから、優しく拭き取ります。この「なじませる時間」を作ることで、摩擦を最小限に抑えることができます。

洗顔後のタオルドライも、擦らずにタオルを押し当てるだけに留めましょう。

取り入れるべき美白有効成分

スキンケア化粧品を選ぶ際はメラニンの生成を抑えたり、排出を促したりする「美白有効成分」が配合されたものを選ぶと良いでしょう。

即効性はありませんが、数ヶ月単位で継続することで徐々に肌のトーンが変わってきます。

成分名主な働き
ビタミンC誘導体メラニン生成抑制、還元作用(色を薄くする)
トラネキサム酸メラノサイトの活性化を阻害、抗炎症作用
レチノールターンオーバー促進、メラニン排出のサポート

よくある質問

茶クマ用のイエローコンシーラーはニキビ跡にも使えますか?

基本的には使用可能です。ニキビ跡が茶色く色素沈着している場合は、茶クマと同様にイエローで補正することで赤みや茶色味を打ち消すことができます。

ただし、炎症を起こして赤みが強いニキビ(赤ニキビ)の場合は、イエローよりもグリーン系のコンシーラーの方が赤みを抑える効果が高い場合があります。

時間が経つとコンシーラー部分がグレーにくすんできます。対策は?

グレーにくすむ原因は、コンシーラーの色が肌色に対して明るすぎるか、下の茶クマの色が透けてきていることが考えられます。

対策としては、もう少しトーンの暗いオレンジ寄りのイエローに変えてみてください。

また、乾燥によって皮脂が過剰に出て酸化している可能性もあるため、メイク前の保湿を徹底することも効果的です。

イエローのコンシーラーだけで隠しきれない場合はどうすればいいですか?

イエロー単体で隠れないほど濃い茶クマの場合、赤みを補うオレンジ色のコンシーラーを下地に使うことをお勧めします。

オレンジで濃い色素を中和してからその上にイエローやベージュを重ねることで、厚塗りをせずに自然にカバーできます。

コンシーラーを使うと目元のシワが目立ってしまいます。

シワが目立つのは、コンシーラーの量が多すぎるか、乾燥していることが主な原因です。使用量を極力減らし、リキッドタイプのような柔らかいテクスチャーのものを選んでください。

また、塗った直後にスポンジで余分な油分を吸い取ったり、仕上げのパウダーをごく薄くつけたりすることで、シワへの入り込みを防げます。

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この記事を書いた人

Dr.芝容平のアバター Dr.芝容平 Pono clinic院長

Pono clinic 院長 / 日本美容外科学会認定専門医 芝 容平(しば ようへい)

防衛医科大学校卒業後、皮膚科医として研鑽を積み、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医を取得(〜2022年)。その後、大手美容外科にて院長や技術指導医を歴任し、多数の医師の指導にあたる。 「自分の家族や友人に勧められる、誠実で質の高い美容医療」を信条とし、2023年にPono clinicを開業。特にライフワークとする「切らないクマ治療(裏ハムラ・裏ミッドフェイスリフト)」や中顔面の若返り手術において、医学的根拠に基づいた高い技術力に定評がある。

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